心貧しき非対称な現代。自由で豊かなスピリットの危機。再生、出現させよう、未来のスピリット! 本「神の発明 カイエ・ソバージュ〈4〉」★4
「野放図な思考の散策」(Cahier Sauvage カイエ・ソバージュ)。
大学での講義、全5冊。「超越的なもの」について、およそ人類の考え得たことの全領域を踏破することを目指して、野放図な足取りで思考が展開。
2003年 中沢新一
(表紙、オーストラリア・アボリジニによる天地創造の壁画)
まとめ
4巻目は、「超越性」の発生。「超越性」の直観は「スピリット」の活動として表現、「スピリット」は様々な名と形で、あらゆる人間の心に住みついてきた。この「スピリット」から、神の形象がかたちづくられていく。
人間の心が神を発明する。「スピリット」に備わった「徳」と「愛」と「超越性」で、唯一神をつくりだす。その結果、現代の「非対称性の思考」が人類の心に生まれる。現代の抱える最大の困難が、そこから発生している。
今の「スピリット」は弱ってる、消費し尽そうとしてる。現代は、人類の心にとってかつてないほどに貧しい時代。しかし、ずっと変わらぬ脳・心には潜在力がある。来るべき未来のスピリットを出現させる他に道はない。
(^_-)-☆
こんな感じかな。ちょっと細かいところまで理解できた気がしないが笑 頭がついていかない。とりあえず、今回はこれくらいが限界ということで。じゃないと進まないからな。もう一巻あるし。がんばろー。
(^^♪
今回も興味深いことが多数あったけど、とりま「内部視覚」体験?いいなー。銀河への飛行。光のイメージ。飛んでみたいぜっ!幻覚性植物「ヤヘ yaje」、「ハッシシ」なんかを使ってるよう。違法か?てか身近にない笑
でも幻覚性植物は必要不可欠ではないとのこと。なんでも、アボリジニやチベットでは、それらを使わずに同様の体験をしているらしい。いわゆる「瞑想 Meditation」によって為される?興味深い!でも特殊なんだろうな。
瞑想というのは、とてつもなく古い頃から行われているらしく(どれくらいなんだろ?)、「超越」に触れるための技術だったと。「内部視覚」の体験は、人類の最も古い「超越性」をめぐる思考と、深い繋がりがあるよう。
あと気になったところ。人間はトーラスだと(ラカン)。言葉をしゃべる動物である人間の本質。「言葉はつねに、自分の語りたいことを語りそこねる」、必ず空虚な中心が出現する。すべて「比喩」にすぎない、と。
そんなこんなで、うまくまとめられないので、もうギブっぷ。
次、らーすと!
1巻「人類最古の哲学」神話論。↓
2巻「熊から王へ」国家論。↓
3巻「愛と経済のロゴス」贈与論。↓
5巻「対称性人類学」まとめ。↓
5冊が1冊になってるやーつ。気になーる。
装丁がいーなー。欲しいよーな…。↓
☆\(^^)/★
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