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「透視メガネは本当にあったか?」その真実に迫る/昭和通販その③

「僕の昭和スケッチ」イラストエッセイ166枚目

<「噂のX線メガネ」© 2022 もりおゆう 水彩/ガッシュ 禁無断転載>


さて、昭和の怪しすぎ/とんでも通販広告第3回目は、、、

「透視(X線)メガネ」です!

恐らくこれ程に男子の妄想を駆り立てた通販は他に類を見ないのでは、と思います。そういう意味では、まさに怪しい通販ナンバー1と言っていいでしょう。

昭和の頃に雑誌に載っている通販広告を見て、『買うべきか、買わざるべきか、、、?』と悩み、怪しいと思いつつ実際に買ってしまった人もかなりいるようです。

『もしかして本当だったら』
と言う甘〜〜〜〜い誘惑ですね(笑)

何しろ、これは、昭和の時代に一大ロングセラーとなった通販グッズです。
つまり、実際にある程度売れたわけです。
(買った人がいたという事実に驚き!(^。^)💧)

勿論、女性側から見たら「とんでもない!」と言う商品です(お怒りごもっともです!!)

では透視(X線)メガネの正体とは?、、、

実を言えば、これはアメリカのパーティグッズなのです(笑)
何と言う馬鹿馬鹿しい事でしょう。つまり、アメリカのジョークグッズだったのです。これを郵便で受け取った人は何と思ったでしょうか。
想像するだけで笑えますね〜(o^^o)💧 
もちろん、実際に女性の肌が透けて見えるなんて事はありません。あろうはずもありません(笑)

男性諸氏におかれましては、愚かな望みをユメユメ持たれぬよう(o^^o)!

その広告画像をここに貼り付ければ一番分かりやすいのですが、著作権法に抵触しますのであいにくできません。
要するにプラスティックもオモチャメガネのレンズにグルグルと渦巻きを描いたメガネなのです。

ちなみに、誤解を恐れずに言えば、、、
上のグッズを下のような広告を出して売った人は、サエてるな〜、、、と今僕は思うのです。つまり、人の愚かな願望につけ込んで、どうとでも取れるような文言を重ねて(多少の嘘はあるものの)これを売りまくった訳ですから、ある意味非常にジョークの才能に溢れていると言える訳です。最後に届くのがこのふざけたパーティグッズと言う顛末を考えると正に完璧の所業です。(勿論、このような広告は厳に慎むべきものではありますが)(笑)


*現代では広告を規制するさまざまな法律が整備されています。
けれど、昭和の頃は法も未整備で長い間に渡って「よくこんな物が堂々と本や新聞に載っているな・・・!」と言う商品広告が平然とまかり通っていました。
*上の絵は当時の広告の単なるイメージです(笑)実際の広告を再現したものではありません。
<©2022もりおゆう この絵と文は著作権によって守られています>
(©2022 Yu Morio This picture and text are protected by copyright.)

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