見出し画像

「何と昭和30年代にはすでに携帯電話があった?」昭和のとんでも通販広告その④

「僕の昭和スケッチ」イラストエッセイ173枚目

<「昭和30年代の携帯電話」© 2023もりおゆう 水彩/ガッシュ 禁無断転載>


さて、今日は久々の昭和の怪しすぎ/とんでも通販広告です。

第4回「昭和30年代にすでに携帯電話はあった?」


ガラケーからスマホへと進化した超便利通信アイテム、携帯電話。
当たり前のように使っていますが、考えたらこれってすごい事ですよね。
携帯電話が広く一般に普及したのは1993(平成5)年から1998(平成10)年頃と言われています。

しかし、実は雑誌通販では戦後間もない昭和の頃に何と携帯電話が既に売られていたのです

その広告画像をここに貼り付ければ一番分かりやすいのですが、著作権法に抵触しますのであいにくできません。

ただ、まぁ言ってみれば、要するに「糸電話」なのです(笑)
毎度の事ですが、「こんなものをよく売るな!」というのがインチキ昭和通販なのです。

しかし、実は今回ちょっと微妙です、、、。

この広告のどこにも嘘偽りは書かれておらず、インチキではないのです。ちゃんと箱から出ている糸状のものも描かれていますから、これは正真正銘糸電話として売っていたものなのです。そして、糸電話とは正に携帯できる電話なのです。

つまり、これをインチキだと思うのは現実にスマホ携帯を日々使っている僕らから見た勝手な言い分なのです。

「こんなの携帯じゃないよ!」と言ったって、正にこれは「ケイタイ」なのです。ただ、糸電話なだけです(笑)

ですから、この頃の人は誰もこれをインチキだとは思わなかったのではないでしょうか。

だって、広告に嘘偽りは一点たりとも無く、広告表示通りのものが現に手元に届く訳ですものね(笑)

ですので、これをインチキ通販に入れてしまうのには些か問題があるのかもしれません (o^^o)💦

しかし、実際の所、どうだったのでしょう、、、???
これを380円出して買った人が本当にいたのでしょうか、、、???
仮に昭和40年とすると、ラーメンが岐阜の街で一杯40円位の時代で、、、、、、随分高い糸電話ということになりますが、、、???

ん〜〜〜〜、謎ですっつ!


*携帯電話が登場したのは昭和45年(1970年)の大阪万博で実演された自動車電話です。まさに未来の電話でしたが、それから僅か15年後の昭和60年には初のポータブル電話機/NTTショルダーフォン*が発売され、僕らを驚かせました。ただ、それは今の携帯とは違って結構大きかった(肩掛けカバンのような大きさ)ので結構馬鹿馬鹿しさはありました。
けれど、それから僅か10年でまさか電話が本当に小さな手帳ほどの大きさになるとは、、、夢にも思いませんでした。正にすごい時代ですね(笑)
*上の絵は当時の広告の単なるイメージです(笑)実際の広告を再現したものではありません。
<©2023もりおゆう この絵と文は著作権によって守られています>
(©2023 Yu Morio This picture and text are protected by copyright.)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?