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恋人でもあり親友でもある関係に名前を付けた日

現在アメリカーカナダ間で遠距離恋愛をしている彼と、LINE電話を通して会う頻度を上げよう!と決意したのは8月のこと。


遂にアメリカに行く時がやってきて、今回
半年ぶりに彼の住むバージニア州を訪れた。

たったの3日間だったけど、今回確信した
とてつもなく嬉しい事実が1つある。

それは


彼は恋人だけど、同時に私の
親友でもあるということ。


その発見を彼に話したのは、映画鑑賞のために
ポップコーンを買いに出かけた夜だった。





車の中でお喋りをしているとき、
どんな内容だったかは忘れてしまったけど

会話の途中でふと思い浮かんだことを
そのまま言葉にした。


「何か貴方って恋人だけど親友みたいな
感じがするんだよね」 


手を繋いだり抱きしめたりする幸せ以外にもふざけたり、深い話をしたり、どんな話もできてしまうし、とにかく2人でいる時の時間が楽しすぎるし、楽すぎる。

貴方も好きだし、貴方といる時の本音100%の素直な自分も好き。

それってなんか、親友みたいじゃない?!

と、まるで大発見をしたみたいに興奮して運転席の彼に語りかけた。

すると彼はさらっと


親友でしょ。ちがうの?


と答えた。

何を今更と言わんばかりのテンションでそれだけ言って、ハンドルを切った。

彼にとってそのことは当たり前で、既に私を恋人兼親友と認識していた様だった。

そして、私は えええ、と驚いたのだった。

私は彼の恋人だけど、親友でもあったんだ。

その事実になんだか嬉しくなって

spotifyから流れる音楽を
ご機嫌に口ずさんだ。





彼と出会って、お付き合いしてもうすぐ3年になる。

3年経つと男女の仲は色あせるとよく言われているし、

遠距離恋愛のカップルは別れる確率が高いとも言われている。

だけど全くその兆候はなく、日々【好き】という気持ちが育まれて

今日も明日も一緒に居たいと思えるのは

性別を超えて、彼が恋人であると同時に
親友になっていたからかもしれない。 

今まで恋人は恋人、親友は親友だと思っていたけど

この世界で、恋人と親友という大事な枠を
“兼任”してしまう人に出会ってしまった。

それって、もしかしたら普通なことなのかな

いや、奇跡レベルの出来事だよなぁ

なんて思いながら、密かに感動していた。

そしてこういう人のことを何と呼べばいいのかなぁなんてふと思って

急に名付けたくなって

彼の事を【必需人】と呼ぶことにした。

必需品が、絶対に必要なモノであるなら

人生で絶対に必要なヒトである彼は

私にとって必需人だ。

親友でもあり、恋人でもあるから、必需人。

ご機嫌な私を見て、必需人は

「何ニヤニヤしてるの、変なやつ」

と言って笑っていた。


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あの日の写真



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