見出し画像

やりたいことを見つけるサイクル


私のやりたいこと探しのヒストリー

やりたいことは、いつか見つかると思っていた。

進路決定の瞬間に、本気で考えさえすれば思いつくだろうな、と。


私が初めて求人サイトを開いたのは、大学3年生の春、アメリカに留学していたときだった。

日本で就活を本格的に始めた友人たちに遅れを取りたくないと思って、昼前の授業中に、ノートパソコンで作業しているフリをしてサイトを覗いてみた。

世の中には色んな会社があるなぁと思いながら、とりあえずいいなと感じたものをお気に入りに追加していった。やりたいことは、特になかった。

だから求人サイトにある選択肢の中から、1番いいなと思うものを探すことにした。

初めての仕事選びは、クラスの中で、30人いる異性の中から無理やり好きな人を探す、みたいな感覚だった。

そして、君に決めた!と言った後には、その人を無理やり好きになる努力をした。その人のいいところを頑張って探して、告白(面接)した。

結局、最初に就いた仕事はあまり好きになれなかった。

いいなと思って実際に付き合ってみたら相性が良くなかった、そんな感じだ。

せっかく就職できたにも関わらず、こんな風に思ってしまう私は、わがままなんだろうか?

あんまり好きじゃないからという理由で辞めてしまうことは失礼なのだろうか?

常識知らずなのだろうか?

私はあんまり好きじゃないのに毎日そこに居続ける方が、よっぽど失礼だなと思った。

全然、愛がないからだ。

身も蓋もないことを言うけど、いつしか、ただ出勤すればいいんでしょ、くらいに思うようになった。

正直、売り上げが伸びようが、下がろうが、どこか他人事だった。自分も関わっているはずなのに、そこで起こっていることに、どうしても興味を持てなかったのだ。

それよりも、違うなぁ....早く帰りたいなぁ、もっと他のことがしたいなぁ、そんなことで頭がいっぱいだった。 

そんな人に、会社は居て欲しいのだろうか?

私は虚しくなって、そんな気持ちで仕事をすることに罪悪感が湧いてきて、初めて就職した会社を半年でやめた。

そして、そのとき気付いたんだ。


やりたいことは待っていたら自動的に見つかるものではないし、

与えられた選択肢の中から無理やり見つけるものでもない。


もちろん、これがやりたかったことなんだと、嘘をつける器用な人だっているし、やりたいことをするなんて贅沢なんだよ、できないんだよって、潔くあきらめている人もいる。

でも私は、嘘をつけないし、諦めたくもなかったんだ。

だから、徹底的にやりたいことを見つけようと決意したんだ。2年前の秋のことだ。


画像4


私は蔦屋書店の『ワークスタイル』の棚にある本を毎日ありったけ読んだ。本は先人の知恵がたっぷり詰まっているから、そこから何かを学べると思った。

一旦正社員になることをストップして、興味のある場所に気軽に飛び込める『冒険期間』のようなものを設けようとした。結果、同時期に4つ仕事を持って、毎日、日替わりランチのような生活をしていた。

朝から晩まで、正社員のときよりもずいぶん長く働いたけど、それらを通して、ああやっぱり働くっていいなぁと思えた。

その後カナダのトロントに渡航。外国でも働いてみたかった。そして、普段出会えない人と交流してみたかった。全く新しい環境や人間関係は、新しい自分の発見にも繋がると思った。

そして渡航中にnoteに夢中になって、読むことだけじゃなくて、書くことも大好きになった。

この冒険期間は、きっと私にとって必要だったのだと思う。毎日あれこれ試して、本気で向き合った甲斐あって、やっとのことで『やりたいこと』に出会えた。

私のやりたいことは、現在2つある。

ひとつ目は、

活字で誰かの人生にいい影響を与えること。

どうやら私は創作することが大好きみたいだ。

覚えるのは苦手だけど、生み出すのは得意で、没頭できる。

新しい知識を吸収する瞬間や、新しい経験を得た瞬間、それを文字にして、伝えたい気持ちが温泉のように湧き出てくる。

表現することや、言葉がとっても好きなんだと思う。

ブルーなときにたまたま読んだ本の中に書いていた文を読んで、スーっと心が軽くなったことを覚えている。

言葉は時にお薬になるんだなって知った。

何かに迷っているとき、本に書かれていた文に勇気をもらい、踏み出せたことがある。

言葉は時に行動の着火剤にもなるんだなと思った。

そんな文を、私も書きたいなって思う。

それがやりたいことの1つだ。

2つ目は、

日本と外国の架け橋になること。

私が唯一長い間続けられていること、それは英語の勉強だ。これだけは楽しくて、一生やめられる気がしない。

そして、学んだ英語で人とコミュニケーションを取り、繋がっていくことが大好きだ。

高校生のときに英語に恋をしてから今までの間で、20か国以上に友達ができた。

世界がぐんと広くなって、おもしろい体験ができて、人生にアドベンチャー感が増した。

だからこの経験を活かして、海外に留学したい人のサポートをしたり、

あるいは逆に、日本で働きたい外国人のキャリアアドバイスをするお仕事にも興味がある。

でもこれらは、現在コロナの影響がでているし、しばらく様子見かなと思っている。でも、落ち着いたらやってみたいな!


やりたいことを見つけるためのサイクルがあることに、気付いた

画像4


約2年かけて、やりたいことを見つけた私。

やりたいことを見つけるということは

これなら愛せる!というものを見つけることなんだと思った。

それを今見つけられただけでも、生きる楽しみができた気がして、私は嬉しい。

そして、これからはそれらを実現していく醍醐味が待っていると想像すると、ワクワクもするし、ドキドキもする。

とっても長い前置きになってしまったけど、

私は試行錯誤の期間中に、『やりたいことを見つけるためのサイクル』を編み出せたと思っている。

そのサイクルを把握すれば、やりたいことを見つけられる可能性は、かなり上がる。

一発で見つかることもあれば、複数回の試みで見つかることもある。

時間がかかったとしても、サイクルを繰り返すことで必ず見つかる。

このnoteでは、そのサイクルについて書きたいと思う。


■これから進路選択を控えているけど、イマイチやりたいことが思い浮かばない人

■コロナの影響で、お家にいる時間が増えた人

■キャリアをこの機会に見直そうとしている人


そんな人たちが、少しでも自分らしく、やりたいことを見つけるきっかけになれたら嬉しいです。

1. やりたいことは◯◯で見つける

画像5

ここから先は

5,317字 / 4画像

¥ 900

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

本当にありがたいし、嬉しいし、書き続ける糧になります♡いただいたサポートには1つずつお返事し、大事に使わせていただきます☺︎