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仕上げ塗りの方法は?

『包』
〜ガラス欠片を漆で呼び継ぎした漆器〜

自然光のもとで

時々、僕の作品をご覧になった方に「これは呂色ですか?」と聞かれることがあります。 「呂色(ろいろ)」とは、漆を塗った後、表面を研いで磨いて艶にする工程です。

呂色をすることで、塗面についてしまったホコリを取り除いたり、刷毛目を消すなど、よりスッキリした表面にすることができます。

それに対して、呂色をせず塗りっぱなしで終わる仕上げを「立塗り(たてぬり)」(←地域によって呼び方は違う)といいます。

僕が漆キャリアを始めた仏壇の漆塗りは、大部分が立塗り。

呂色をしないと出せない柄もあるので、その時々で呂色もしますが、基本的に「立塗り」で仕上げることが多いです。

その分、ホコリなどにはより一層気を使いますが、綺麗に塗り上がったときの快感が堪らないドMです。

もちろん『包』も立塗りです。

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