「漆器」 "漆 "という漢字を見てみよう。三水、木と水。つまり、「漆」は水の木、あるいは水を出す木であることを示している。漆は木の皮をひっかいて、そこからにじみ出る樹液を採取して作られた。漆の樹液を見た当時の人たちが、それを水に喩えて「漆」という漢字を考えたのかもしれない。
漆器(しっき)は、木や紙などに漆(うるし)を塗り重ねて作る工芸品である。狭義には「漆を塗った食器」の意味であるが、広義では漆が塗られた漆工品全般が含まれる。 https://item.fril.jp/9520d9e30dee0aed4ae93101d6a8e238?_gl=1*8iat9u*_gcl_au*OTM1Njg5MjIxLjE2ODgzNzI4Njg.*_ga*MTIzMTQ0MjYyMC4xNjgwNDA1Mjc2*_ga_7KV9PBS698*MTY4ODM3M
木曽漆器 その始まりは17世紀初頭。もともとは木曽の豊富なヒノキを使った木地作りが盛んで、江戸時代(1603~1868)には尾張徳川藩の手厚い庇護を受けて発展した。 木曽漆器は、中山道を通る旅人の土産物として人気があった。