#リハ専門職
リハ専門職は何を目指し、どう育成すべきなのか?
本noteは、全国病院経営管理学会主催「令和5年度リハ専門委員会報告会」で筆者が講演したイントロダクションの一部です。われわれの活動およびリハ専門委員会報告会の様子を広く知っていただくことを目的として公開しています。
多くの方が、リハ専門職の現在と未来を考える契機となれば幸いです。
リハ専門職は何を目指し、どう育成すべきなのか。その答えは、「間接的にも成果を示すことができる専門職を目指し、見通
なぜ、若いうちの苦労を避ける傾向に我々は嘆くのか?
最近、Twitterを流し読みしていると、若いうちに進んで苦労しようとする人がいないといった嘆きが目につくようになりました。実際のところ、どうなんでしょうか。
下の図は、日本生産性本部[1]による、働くことの意識調査結果のうち、「若いうちは進んで苦労すべきか」と言う問いに対する回答のトレンドです。平成23年度から急激に「苦労すべきだ」と回答した割合が減り、「好んで苦労すべきではない」と回答した
なぜ、伝えたいことが伝わらないのか?
「江戸しぐさ」の例に、「時泥棒」というものがあります。これは、”断りなく相手を訪問し、または、約束の時間に遅れるなどで相手の時間を奪うのは重い罪(十両の罪)にあたる”という意味です。
私が考える「伝えたいことが伝わらない」ことによる大罪は、『相手の時間を奪うこと』に他ならないと考えています。「うまく伝わらなかったな、今度がんばろ。あは。」でも、「何で、最後まで話を聞いてくれないんだろ。くそ。」
躓きから学ぶプレゼンテーション
ごく一部の天才を除き、上達に場数が必要だと言われるものの一つにプレゼンテーション(以下、プレゼン)があります。筆者はこれまで、様々な方々を対象として比較的高頻度にプレゼンを行う機会がありました。
本noteでは、筆者のこれまでのプレゼンの経験から得た「躓き」を振り返り、2021年11月時点で筆者が考えるプレゼンのチェックポイントを整理します。
但し、あくまで、経験に基づく個人的な印象であるこ