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近畿2府4県で「退職代行」を使って従業員が退職した企業が10.4%!・・大企業が15.5%・中小企業が9.8%だったそうです。言い出せないのか、サービス感覚なのか、使われた企業はいい面の皮ですね。

こんにちは、大企業を2度も退職しているDJムッチーです。
(一昨日からwifiが使えないので、いつもとデザインが違っています。お許しを🙇)

東京商工リサーチさんが、退職代行業を初調査したそうです。
その結果、近畿2府4県の企業のうち「退職代行」で従業員が退職した企業が10.4%だったそうです。内訳は、大企業が15.5%、中小企業が9.8%となっていて、10社に1社の従業員が退職代行を使って退職しているようです。
そして20代で「退職代行」を使う比率も多いとのことです。

僕も大企業を依願退職した経験が2度ありますが、上司に退職の希望を言い出すのは、かなりのエネルギーが必要でした。
2社ともに自分の夢を実現するため退職だったのですが、真実を伝えることはできずに慰留が難しそうな嘘の理由を申告しました。1度目は上司の課長に、2度目は取締役に話をしたのですが、上司には晴天の霹靂だったのか二人とも大そう驚いておられました。
僕の場合、退職は「ここにいては、自分が自分でなくなってしまう」と言う、思い余ってのことだったので、そのとき退職代行があったとしても、使わなかったと思います。

労働条件や賃金をもっといいものにしたいと言う理由では、なかなか退職は言い出せないと思います。また、「なんとなく合わない」という感覚的な理由も言い出せないでしょうね。
企業や組織から大切にされていると感じているのなら、なおさらのことでしょう。
ちなみに、入社間ない若い社員さんが「思っていた仕事(会社)と違う」と言うのは、退職理由になってなくて、単なるわがままですね。

言い出せないから、退職代行を使うのは良くわかる話ですが、もしかしたらサービスの一種として軽い気持ちで使っているのなら、問題があるような気がします。
と言うのも、本人からではなく第三者から退職希望を伝えられるわけですから、悪い上司ならリスクに感じて逆恨み的な感情を抱くでしょうし、良い上司ならとても哀しませることになってしまうからです。
良くも悪くも、こういう感情を第三者に抱かせるのは、良い結果を生み出さない気がしてなりません。運というものがあるのなら、最悪な運が巡ってくるでしょう。

退職代行の使い方に注意

どんな場面でもありがちな事ですが、代行というのは落とし穴が存在します。
現在、退職代行業者は全国に約100社存在します。内訳は、弁護士系、労働組合系、民間企業系に分類されます。
気軽に使える退職代行といえば、民間企業系とされていますが、民間企業や労働組合にはできることが限られています。
例えば、退職にあたり会社側が慰留し交渉が必要になる場合や、有給休暇の取扱について交渉が必要な場合があります。
このような場合、民間の退職代行業社が交渉まで行うと、「非弁行為」で違法となります。
「非弁行為」とは、弁護士以外が交渉を行なってはいけないという法律に抵触するということです。また、このことを知って利用者が交渉を依頼した場合は「共犯」になってしまう場合もあります。
つまりは、民間の業者はめんどくさい交渉はしてくれないと考えなければなりません。
「言い出しにくいから」とか「サービスだと思って軽い気持ち」で民間業社を利用すると、結果としてめんどくさいことになるので注意してください。
どうせ面倒になるなら、意を決して、自分で退職希望の申告をすることをお勧めします。
組織の了解が取れれば、退職の手続きはあまり難しいものではありません。
(独立をお考えの方は、独立後の健康保険は、国保より任意軽装を選ぶのがお勧めです)

自分で

突然出社拒否してメールで退職願いは危険です!

突然出社しなくなって、メールや郵便で退職願を届けてくる社員がいるという愚痴を大企業に勤める友人から聞いたことがあります。珍しいことなのかと思い、他の友人に聞いてみると、ままある事だという人が何人かいました。
関西で言うところの「ブッチする」というやつですが、これをやるととんでもないことになるのでご注意ください。

まず引き継ぎをせずに退職すると、会社に損害を与えることを認識しなければいけません。
退職者の職責や役務の内容にもよりますが、損害賠償請求の対象になることがあります。
裁判などに提訴された場合、裁判費用だけでも大きな損失です。
突然の出社拒否や退職願いを送りつけることは絶対やめましょう。

法律上は、最短の退職日は、退職が認められて2週間後です。
その間に会社の出社要請に応じず無視を続けると、懲戒解雇になる可能性があります。
懲戒解雇の場合、退職金を受け取れないどころか、次の就職にも響いてしまいます。

職場を学校と勘違いしている人が多いようですが、大人の社会人が集う責任を伴う集団が企業です。お金を払って通っている学校とは全く違うところです。甘い考えでいると、とんでもないお仕置きが待っています。
「立つ鳥、後を濁さず」の精神で、きちんと退職に向き合ってほしいと思います。

それでは、今日はこの辺で失礼します。
話のネタに困ったら使ってくださいね。

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第三回トークイベントは、土曜のお昼に開催しようかと
考えています・・・詳しい日程が決まりましたら発表しますね

じゃあまたこの次
DJムッチーでした。

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