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SNS利用調査から見えて来た、今どきの日本の高校生は、対面重視のコミュニケーションだけど、SNSではアカウントを複数あやつるキャラ変が常識⁈

こんにちは、仕事探しがうまく行かなくて少し焦ってるDJムッチーです。
国立青少年教育振興機構が、日米中韓の高校生にSNSの利用状況などを調査した結果を公表しました。
調査結果へのメディアごとの受け取り方が違っていて、報道の内容もなかなか面白い結果になってります。
それぞれの報道の論調を一括りにした僕の感想は、「日本は子供に対して、いつまで母性型の環境形成を続けるのか?」というもので、日本の若者がなかなか独立した大人になれないのが納得できる結果です。
母性型とは、失敗予防型と言い換えてもいいかもしれないですが、怪我しないように、転ぶ前から注意を促す幼児教育の様な形態で、顕著な例が大学生になっても成績票を大学に求める親の存在です。
転んでみないと痛みは分からないという、父性型の社会に転換しないと子供ばかり増えて、生きづらくて仕方ないですね。
(少子化社会だから、子供が増えていいかもしれません・・・笑)

ある報道は、日本は対面型コミュニケーションを望むと評価

「『友達と直接話すより、SNSを通じたほうが気持ちを伝えやすい』との質問に、肯定的に答えた日本の高校生は26.7%で他国より16~22ポイント低く、SNS利用が進んでも対面のやりとりを大切にする一面が浮かんだ」と報道しています。
「ちょっと待ってくださいよ!」と言いたくなります。
この結果は、文字でのコミュニケーションが拙いのでうまく気持ちを伝えられなくて誤解を招きかねない、また相手の感情を上手に読み解けない、だから会って話す方が良いと読み解いた方が良いのではないでしょうか?
ホリエモンこと堀江貴文さんは、読解力がないからSNSの書き込みにおかしな返事が返ってくるとあちこちで発言されています。
「SNSではどう読まれる分からない」というのを高校生は気づいています。
日本人は、社会人になってもEメールすら満足に書ける人が少ないと感じるほど、文字で状況やそれにまつわる感覚を伝えるのが下手な人が多い。
理由は、学校で文章の書き方を教えないからです。
会って話すことは大切ですけれど、会うまでの段取りは文字でやり取りしなくてはいけないのが社会だから、短文ではなくて、メールではなくて、手紙を書く習慣を作ることを指導してあげてはいかがでしょうと思います。
ラブレターを10通も書けば、文章は上手になりますよ・・・

                           国立青少年教育振興機構調査結果より

ある報道は、複数アカウントを持つのは日本人の特徴と評価

「『1つのSNSで複数のアカウントを使い分けている』と答えた日本の高校生が5割を超え、4か国の中で最も高くなりました。」と悲しげな報道をしています。
アカウントをたくさん持ってはいけないのでしょうか?
人間は、家庭の顔、職場の顔、趣味のサークルでの顔、といろんな顔を持っています。そして、その場に応じて別の人間に変身しています。
特に家庭と職場は別人と言う人が多いのではないでしょうか?というか、同じという人が居たら会ってみたい気がします。
そして家庭と職場では、名前を変えていませんか?
「パパと木村さん」、「ママと工藤さん」あるいは、「お父さんと課長」、
「お母さんと先生」、とかいろいろ名前がありませんか?
これを名前と呼ばずにアカウントと呼んでいるだけのことだと思います。
アカウントの多い子は、関係を持っている社会や集団が多くて、関わり方も様々だからたくさんのアカウントが必要なんです。
ただそれだけのことを、問題のように言うのは問題ですね(笑)
他国の高校生にアカウントが少ないのは、SNS以外の社会や集団と接しているからではないでしょうか?
付け加えれば、ひとつの同じ名前でさまざまな社会や集団と関わる技術を社交性と言って、非常に重要な人格のひとつであることは、大人になればわかります。

ある報道は、「SNSで情報収集」が8割と伝えていました

「日本では趣味や興味のある話題の情報収集のためにSNSを利用する割合が、他の3カ国に比べて15ポイント以上高い82.4%となりました。
その他の利用目的でも、『推し活』が36.7%、『勉強に関する情報収集』が46.1%で、4カ国の中で最も高かったということです。」 と猜疑心いっぱいの報道がされていました。
僕が高校生の時も大学生になっても、大勢で食堂や喫茶店に入ると必ず聞こえてくる声は、「なぁ・・なにたのむの?」だったのを憶えています。
好きなものを頼めばいいのに、仲間の頼む物が気になる・・
「それは日本の学生の特徴だ」とは、大学の恩師の弁です。
これをマーケティング情報学的に分析すると、世の中の情報はオピニオン・インフォメーション・レポート・2wayに大別できます。集団の中で知識の少ない状態での意思決定で最も効果があるのがレポートです。スペックなどのインフォメーションよりもあてになるので、様々なプロモーションではユーザーレポートを発信しています。
先ほどの食堂・喫茶店の例では、相手が美味しそうだと思ったというレポートが欲しいのです。
ぐるなびや食べログが一世を風靡したのは、こういう理屈なのです。
情報が少ない高校生が、コミュニティーにレポートを求めるのは当然のことですよね。「SNSで情報収集」が8割と報道していましたが、8割が何らかの相談できるコミュニティーの探し方を知っているのは良いことだと思いませんか。これは不思議な報道だと首をかしげてしまいました。
因みにこのレポートというのは、作り方を誤ると、本当の情報でも虚偽だと判断されやすいのでこれからレポートを作る方はご注意ください。
(くれぐれも、ランディングページに延々とレポートは載せないことです・・理由はレポートが必要なタイミングではないからです)

ネットは悪の巣窟と思い過ぎ!

今回の国立青少年教育振興機構の調査結果の報道で感じたのは、報道各社さんはネットは悪の巣窟だと思い込み過ぎだという事です。
糸井重里さんが「ほぼ日」を始めるきっかけになった感覚は、「ネットにはいいやつが案外多い」です。
教師や警察官の犯罪のニュースを報道していますが、ほとんどの教師や警察官は真面目で悪いことはしない人です。
(ほとんどが良い人とは言わないところが味噌!)
SNSだって、そう悪い人はいませんし、僕の体験では悪い人は知らない間に居なくなってます。(どこかで、つるし上げられてるのでしょうね・・)
さまざまな問題が起こっていますが、現実を避けようとしても避けきれないのが現代の情報社会です。
利便性が高いが、少し危険なものというのは、いつの時代も社会にはあります。そしてそれを避けて通ると、大きな失敗をしでかすことがあります。
取り返しのつかない大きな失敗をする前に、若いうちに小さな失敗をさせたり見せておくのも教育だと思います。

それでは、今日はこの辺で失礼します。
話のネタに困ったら使ってくださいね。

皆さんからのサポート心よりお待ちしています。。。
よろしくお願いします、
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第三回トークイベントは、土曜のお昼に開催しようかと
考えています・・・詳しい日程が決まりましたら発表しますね

じゃあまたこの次
DJムッチーでした。


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