ホッケの陸上養殖実験が北海道白老町で始まりました。漁獲量不足が陸上養殖の主な理由ですが、生食での寄生虫対策もあるそうです。ホッケって開きしか知らないけれど、生食もアリなんですね・・
物忘れ予防に、魚食を始めたいと思っているDJムッチーです。
魚に含まれるDHAやEPAが脳の健康に良いらしいのですが、一人暮らしでは魚を食べる機会はどうしても少なくなりますね・・・
学生時代や修業時代に仲間で居酒屋へ行くと、ビールやチューハイのアテに必ず頼んだのがホッケの開き。大きいし、安いし、食べ応えあるしで、若者のテーブルには付き物でしたね。
北海道内のホッケの漁獲量は1998年の約23万5,000トンをピークに海水温の上昇や乱獲が原因で減少を続けていて、2022年はおよそ3万4,000トンにまで減っています。
2007年のホッケ1㎏の値段が43円。ホッケ1尾が400~500gだから1尾25円という事になります。獲っても獲っても儲からない時代があったと漁業関係者は回想されています。
魚と言う魚が減っているようで、なんとなく背筋が冷たいですね・・
僕たちの年代の人にはホッケは大衆魚ですが、この減り方を続けると近いうちに高級魚に昇格することになりそうですね。
ホッケの陸上養殖実感開始
漁獲量の急激な減少を食い止めようと、北海道白老町は海洋環境の変化に左右されずに安定的な資源の確保につなげようと、ホッケを陸上で養殖する実証実験を始めました。
町によりますと、ホッケの陸上養殖は道内で初めてで、実験は3年間にわたって生産規模や採算性などを検証していくことにしているそうです。
「ホッケの陸上養殖を白老町で確立して、同じ悩みや課題を抱えている道内の漁業にも貢献できるように進めていきたい。」と白老町農林水産課の安藤さんは夢を膨らませておられます。
養殖の目的は生食対策?
ホッケといえば焼き魚が定番と思いきや、函館近辺の飲食店ではホッの刺身を食べることができるというのです。
白身で味は、マグロとブリを掛け合わせたような味で、濃厚で美味らしいのです。
刺身や生食となると、気になるのがアニサキスなどの寄生虫です。
陸上養殖することでアニサキスなどの寄生虫がつく心配がなくなるります。近年では、トラウトサーモンのお寿司が人気ですが、養殖によりサーモンは生食ができるようになったのです。
陸上養殖実験のもう一つの目的は、寄生虫を気にせず生食ができるようにして漁業者の増収を図る狙いなんです。
僕たち関西人は、ホッケは干してあるものだと思っているので、そもそも魚としての姿を知らないぐらいですから、刺身と聞いて驚くばかり。
北海道以外の方々は、皆さん同じ感じではないでしょうか?
ホッケは、体長が40~50㎝。大きい物は1mに達する場合もあるそうです。
重さは、400~500グラムで、重さの半分が可食部分です。
こんな機会にしか、ホッケの情報に触れることがないでしょうから、ご参考にしてください。
そして、次回に居酒屋か料理屋へ行く機会には、是非ホッケを注文してみてください。美味しさも一入だと思います・・・
それでは、今日はこの辺で失礼します。
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