Moto @ Singapore

MBAを目指し始めた20代後半から英語の勉強を開始。日本→LA(MBA)→東京→シンガ…

Moto @ Singapore

MBAを目指し始めた20代後半から英語の勉強を開始。日本→LA(MBA)→東京→シンガポール(駐在)。今でもListeningとSpeakingには苦手意識がありますが、完全に英語環境の中で何とか働いています。

マガジン

  • Reading Books in English

    読書と英語学習を両立するために本は極力英語のものを読むようにしています。過去に読んだ英語の本を随時紹介していきます。

  • 準備期間半年でMBAに合格するまで

    私が準備期間半年でMBAに合格するまでの全てをさらけ出します。予備校、参考書、エッセイ準備、インタビュー準備など、限られた時間で結果を出すために何をするべきか、同じような境遇の方の参考になるよう、細部まで掘り下げて説明していきます。

  • 大人になってからの英語学習

    20代後半から英語の勉強を始めた自身の経験とお勧めの勉強方法などを順次追加していきます。

最近の記事

  • 固定された記事

5. 英語は結局どのように勉強したら良いか

これまで、大人になってからの英語学習について紹介してきました。私が過去10年にわたり行ってきた勉強法を紹介してきたので、これから英語の勉強を始めようという人にとっては食傷気味かもしれません。健康番組を見続けていると、そんなに健康食品ばかり紹介されても、結局何を食べれば良いのかと感じるでしょう。また、筋力トレーニングについて、ここもここもここも鍛えるべきと多くのトレーニング方法を教えられ過ぎると、「そんなの全部できる訳がない。」と始める前から諦めてしまうことがあります。 英語も

    • (英語で読書)The Outsiders

      以前、IRをしている時に投資家から推薦された本です。優秀な経営者とは何かということが整理されて記載されており、経営に興味のある人は是非読んでみると良いと思います。 CEOの偉大さを評価するためには、在任期間中の絶対的な株式投資収益率だけではなく、同期間の同業他社株式の投資収益率やマーケット全体(S&P500など)投資収益率との比較が必要です。この指標によれば、最も優れた経営者はGEのジャック・ウェルチではなく、テレダインのヘンリー・シングルトンになります。歴史上、同業他社を

      • (英語で読書)How to Win Friends & Influence People

        どのように人に好かれ、そして人を動かすかについて書かれたデール・カーネギーの古典的名著です。人を批判してはいけない、貶すより称えよといった各原則が具体的なストーリーとともに語られます。主張が一貫している分、同じことをずっと聞かされるようで途中ややだれますが、あらゆる年代にとって為になる本だと思います。個人的には自分の子育てを反省する良い機会となりました。 以下に各原則を記載しておきます。 Part 1: Fundamental Techniques In Handling

        • (英語で読書) Bad Blood

          シリコンバレーのとあるスタートアップにまつわるノンフィクションのベストセラーです。Elizabeth Holmesという女性が起業したTheranosは、指から血液を一粒たらすだけで様々な病気を診断する技術を開発したとして、世間の注目を集めます。企業価値は1兆円近くまで上昇し、Holmesはビリオネアとなった若き女性起業家として女性ジョブスと持て囃されます。しかし、実際には、Theranosは公表していたような技術を開発できておらず、他社の製品などを使ってその場しのぎの対応を

        • 固定された記事

        5. 英語は結局どのように勉強したら良いか

        マガジン

        • Reading Books in English
          7本
        • 準備期間半年でMBAに合格するまで
          9本
        • 大人になってからの英語学習
          14本

        記事

          (英語で読書) Factfulness

          ベストセラーなので名前は聞いたことがあるという方も多いと思いますが、ビジネスパーソン、特に海外で活躍したいと考えている方にとっては必読書です。人口問題や環境問題、そして衛生や教育に関する質問に対し、人々が何故か悲観的な答えをすることを明らかにしていきます。いわゆる先進国の人々は、自分たち以外の国が発展しておらず、様々な社会問題が起きていると思い込んでいます。たとえば、子供に適切な予防接種が投与されていない、女性は教育を受けられないなどと信じています。しかし、かつては発展途上国

          (英語で読書) Factfulness

          (英語で読書)The Pillars of the Earth

          Ken Follettという人の歴史小説で、私が過去に読んだ洋書の小説の中では最高傑作です。1,000ページを超えるボリュームですが、英語の本を読んでいて寝る間も惜しんで読みたくなった本はこの本が初めてです。 12世紀のイギリスが舞台で、人々が複雑に絡み合う中で、愛、怒り、戦い、裏切り、絶望、希望など、あらゆる感情や要素が詰まった超大作です。読んで損はありません。 本記事は以下のマガジンの一部です。

          (英語で読書)The Pillars of the Earth

          (英語で読書) The Goal

          こちらはオペレーションの教科書として広く読まれており、私もMBAの授業の教科書として初めて読みました。教科書なのですが、小説として構成されているため、楽しみながらオペレーションの基礎を理解することができます。最初は小説がややチープに感じるかもしれませんが、だんだん内容に引き込まれていきます。 本書に出てくるボトルネックという概念は、ビジネスパーソンであれば、是非知っておいてほしい知識です。工程の中にボトルネックが存在すると、他の工程がいくら効率的に稼働していたとしても、ボト

          (英語で読書) The Goal

          (英語で読書) Influence

          ビジネスに関わる人なら誰もが読むべき必読書です。日本語にも翻訳され「影響力の武器」というタイトルで発売されているので、こちらを読んだ方も多いと思います。私はMBA留学時の指定図書として初めて読みました。人を説得する際に用いる影響力の原則を以下のように定義し、具体的な事例も交えて、詳しく説明してくれます。 ・Reciprocity ・Commitment/Consistency ・Social proof ・Authority ・Liking ・Scarcity たとえば「

          (英語で読書) Influence

          9. そもそも海外MBAには行くべきか

          MBAをよく知らない方でも、MBAという言葉にはエリートっぽい語感があり、ポジティブな印象を持っている方が多いと思います。一方、自分が実際に海外MBAに行くべきかどうかとなると悩んでしまう方も多いでしょう。海外MBAは学校や為替などにより変動はありますが、2年間の学費で1千万円近くすることもざらです。本当にその金額を払う(または会社に払わせる)だけの価値があるのかどうかは留学前にはなかなか判断がつかないものです。それ以外にも「MBAで学べる内容はコンサルなどで働いていれば常識

          9. そもそも海外MBAには行くべきか

          8. 参考書の評価(MBA受験)

          TOEFL、GMAT対策の本は数多く出版されているのですが、TOEFL、GMAT自体が「こうすれば必ず点数が伸びる」といった類のテストではなく、参考書の内容をマスターしたからといって必ずしもスコアが上がる訳ではありません。時間は限られているので、自分に合っていない参考書に時間を掛けて取り組むことは時間の無駄です。取捨選択をしながら、自分に合った参考書を見つけるのが良いでしょう。 (1)ETS公認ガイド TOEFL iBT (ETS)公式問題集であるため、一度は取り組んでおい

          8. 参考書の評価(MBA受験)

          7. 予備校の評価(MBA受験)

          TOEFLもGMATも予備校の費用は極めて高額です。パッケージの購入が求められるケースも多く、その場合、受講前に数十万円を支払わなければなりません。受験までにある程度時間がある場合は、パッケージでの購入が必要のない予備校(私の通った予備校ではYESやE4TG)からスタートし、自分の苦手部分を把握した上で、追加で通う予備校を考えれば良いでしょう。一方、時間がない場合は一旦パッケージを購入してしまい、自分に合わないと判断したときには、金をどぶに捨てたと思って止めてしまうくらいの潔

          7. 予備校の評価(MBA受験)

          6. 学校選び(MBA受験)

          私の場合、受験準備開始から出願までが6ヶ月しかなかったため、School Visitをしたり、日本でAlumniと会ったりする時間はないと考えており、出願直前まで各スクールの情報集めはほとんどできていませんでした。今思うと恐ろしいのですが、カウンセラーのEdに何校か候補を挙げてもらい、その学校の情報をオフィシャルウェブサイトや在校生ブログなどで調べて、受験校を決定していました。TOEFLとGMATのスコアが出たことで、有名校を複数受けておけばどれか受かるだろうと気が大きくなっ

          6. 学校選び(MBA受験)

          5. Interview〜合格発表(MBA受験)

          (1)Interview(面接)Interviewは選考の最終プロセスです。しかし、日本の就職活動のように面接によって全てが決まることはありません。TOEFL、GMATのスコアやEssayの内容などが総合的に評価されます。Kelloggのように出願者全員と面接するポリシーの学校を除けば、面接に呼ばれる時点で一定の評価をされていると考えて良いのですが、面接に呼ばれた受験生の合格確率(どれだけ面接で落とされるか)は、学校により大きく異なります。 Interviewは通常1回で、

          5. Interview〜合格発表(MBA受験)

          4. Essayと推薦状(MBA受験)

          (1)EssayどのMBAスクールでもEssayという論文の提出を求められます。質問内容や指定語数は学校ごとに異なりますが、「Why MBA?」「Why XXX(学校名)?」「What is your career goal?」など、典型的な質問も多くあります。Essayは選考プロセスにおける最重要項目であり、合否に与える影響が極めて大きいことから、通常エッセイカウンセラーというプロの専門家に添削を依頼します。日本で活動するカウンセラーには日本人も外国人もいますが、人数はそれ

          4. Essayと推薦状(MBA受験)

          3. GMAT(MBA受験)

          GMATはMBA用の共通試験でMBA受験生の学力を測ることを目的としています。非英語圏の受験生のみが受験するTOEFLとは異なり、アメリカ人等ネイティブスピーカーも受験しています。英語力自体を測ることを目的とはしていませんが、当然解答には英語力が求められ、非ネイティブは大きなハンディキャップを負っています。 VerbalとQuantitativeで構成され、それぞれの合計点でスコアが決定します。これとは別にAWAという英作文があるのですが、これはいわゆるGMATスコアとは別

          3. GMAT(MBA受験)

          2. TOEFL iBT(MBA受験)

          TOEFLは英語力を測るテストですが、日本人の苦手なSpeakingとWritingがあり、難易度はTOEICをはるかに上回ります。また、予備校やカウンセラーに相談にいくと、相談者の英語力の尺度としてTOEFLスコアを聞かれることが多く、スコアを持っていないと「とりあえずTOEFLを受けてきたら。」と一旦保留となってしまうことがあります。したがって、勉強してからなどと先延ばしにせず、可能なかぎり早期に受験しておいた方が良いでしょう。 TOEFL iBTは120点満点(各セク

          2. TOEFL iBT(MBA受験)