（英語で読書） Factfulness
ベストセラーなので名前は聞いたことがあるという方も多いと思いますが、ビジネスパーソン、特に海外で活躍したいと考えている方にとっては必読書です。人口問題や環境問題、そして衛生や教育に関する質問に対し、人々が何故か悲観的な答えをすることを明らかにしていきます。いわゆる先進国の人々は、自分たち以外の国が発展しておらず、様々な社会問題が起きていると思い込んでいます。たとえば、子供に適切な予防接種が投与されていない、女性は教育を受けられないなどと信じています。しかし、かつては発展途上国と言われた国でも個人所得が徐々に上がり、衛生や教育の環境は整いつつあるのです。また、人口爆発の危機が叫ばれていますが、個人所得が上がっていけば出生率も下がることが統計的に明らかになっています。欧米諸国や日本に住む人はこれを知りません。知的層でさえも3択問題への正答率が20％以下ということがざらで、ランダムに選択した場合の正解確率を下回ります。本書は「個人所得が増加して世界は徐々に改善している」という一見当たり前に見えて多くの人が理解していない事実を数々の統計データなどを元に分かりやすく説明してくれます。グローバルで活躍することを目指す人は是非読んでみることをお勧めします。
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