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違いを説明できる?「あげる」・「くれる」・「もらう」の使い分け
こんばんは。今日もお疲れ様です。
突然ですが、
あげる、もらう、くれるって、
どんな風に使い分けられているか知っていますか?
あげる、というのは 何かを相手に与える行為です。
もらう、は受け取る行為。
くれる、は、誰かが「私」にGiveしてくれる行為で、自分以外の場面では使えません。
図式化すると面白いので、まとめてみました。
![](https://assets.st-note.com/img/1687350349529-uDcB4FGa1g.png?width=1200)
『わたし』があげる・もらう&たろうがくれる
わたしからできること
→たろうに あげる
たろうからわたしにできること
→たろうが くれる
→たろうに もらう
![](https://assets.st-note.com/img/1687350348896-w0COlS1I5s.png?width=1200)
目に見えないもの=サービスをしてあげたとき
わたしは 太郎に V(動詞)てあげた。
わたしは 太郎に 勉強をおしえてあげた。
わたしは 太郎を 手伝ってあげた。
たろうは わたしに 勉強をおしえてくれた。
たろうは わたしを 手伝ってくれた。
わたしは たろうに 手伝ってもらった
わたしは たろうに 教えてもらった。
わたし 以外のひとがあげたり、もらったりする場面
Aさんは たろうにせんべいを あげた
たろうは Aさんにせんべいを もらった
![](https://assets.st-note.com/img/1687350349191-ZWy4zlIBJ2.png?width=1200)
サービスを受ける、giveする場合
Aさんは たろうを 手伝って あげた
太郎は Aさんに 手伝って もらった
![](https://assets.st-note.com/img/1687350350060-YoKphHbgPG.png?width=1200)
立場の違いで変わる言葉の丁寧さ
目上のひとから もらう とき=いただく。
太郎部長から、お土産をいただく。
太郎部長に プロジェクトの進行を手伝っていただく。
![](https://assets.st-note.com/img/1687350349814-2uyk0XoKRr.png?width=1200)
目下のひとや、動物、植物には
あげる=「やる」
わたしは猫に えさを やる。
植物に みずを やった。
![](https://assets.st-note.com/img/1687350350310-zfi0SdiZfU.png?width=1200)
まとめ
あげる、は与えるとき。私から or 「Aさんは太郎に〇〇をあげた」
など、他人の行為を説明する場合にも使える。
しかし、
くれる、は私に向かってモノやサービスが誰かさんからやってくるものなので、自分以外のことを説明するときには使えない。
しかし、例外として、
「ウチの関係」である、身内のことを説明する場合には使える。
例)たろうが妹にお菓子をくれた。 太郎が母を手伝ってくれた。
もらう、は 主語がだれかさんから なにかをReceiveするとき。
あげる、は 主語がだれかさんに なにかをgiveするとき。
くれる、は、だれかさんが、私に何かをgiveしてくれるとき。
日本語って、わかっているのに説明するとなると難しい(笑)
日本語教育を学んでいると、へえ~と思うことの連続ですね。
最初わからないときは、めんどくさいんですが、
わかると、あたまの「?」がスッキリして、
ゲームの1面をクリアした後みたいな、
クイズに1問正解したみたいな、
問題クリアした感があります。
いやー、なるほど。と、この資料を作りながら改めて知識が整理されていくのでした。
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