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違いを説明できる?「あげる」・「くれる」・「もらう」の使い分け

こんばんは。今日もお疲れ様です。
突然ですが、
あげる、もらう、くれるって、
どんな風に使い分けられているか知っていますか?

あげる、というのは 何かを相手に与える行為です。
もらう、は受け取る行為。
くれる、は、誰かが「私」にGiveしてくれる行為で、自分以外の場面では使えません。

図式化すると面白いので、まとめてみました。

わたし が 物をもらう たろうが くれる たろうに あげる

『わたし』があげる・もらう&たろうがくれる

わたしからできること
→たろう あげる

たろうからわたしにできること
→たろう くれる
→たろう もらう

なにかしてあげたとき、なにかしてもらったとき

目に見えないもの=サービスをしてあげたとき

わたしは 太郎 V(動詞)てあげた。
わたしは 太郎に 勉強をおしえてあげた。
わたしは 太郎を 手伝ってあげた。

たろうは わたしに 勉強をおしえてくれた。
たろうは わたしを 手伝ってくれた。

わたしは たろう 手伝ってもらった
わたしは たろう 教えてもらった。


わたし 以外のひとがあげたり、もらったりする場面


Aさんは たろうにせんべいを あげた
たろうは Aさんにせんべいを もらった

わたし&ウチの関係 以外に くれる は使えない。

サービスを受ける、giveする場合

Aさんは たろうを 手伝って あげた
太郎は Aさんに 手伝って もらった

サービスの場合も、わたし以外の場面で ~てくれるは使えない。

立場の違いで変わる言葉の丁寧さ

目上のひとから もらう とき=いただく。
 太郎部長から、お土産をいただく。
 太郎部長に プロジェクトの進行を手伝っていただく。

立場の上下で変わる表現


目下のひとや、動物、植物には
あげる=「やる」
わたしは猫に えさを やる。
植物に みずを やった。

目下の存在には、「あげる」は「やる」

まとめ

あげる、は与えるとき。私から or 「Aさんは太郎に〇〇をあげた」
など、他人の行為を説明する場合にも使える。

しかし、
くれる、は私に向かってモノやサービスが誰かさんからやってくるものなので、自分以外のことを説明するときには使えない。
しかし、例外として、
「ウチの関係」である、身内のことを説明する場合には使える。

例)たろうが妹にお菓子をくれた。 太郎が母を手伝ってくれた。

もらう、は 主語がだれかさんから なにかをReceiveするとき。
あげる、は 主語がだれかさんに なにかをgiveするとき。
くれる、は、だれかさんが、私に何かをgiveしてくれるとき。

日本語って、わかっているのに説明するとなると難しい(笑)
日本語教育を学んでいると、へえ~と思うことの連続ですね。
最初わからないときは、めんどくさいんですが、
わかると、あたまの「?」がスッキリして、
ゲームの1面をクリアした後みたいな、
クイズに1問正解したみたいな、
問題クリアした感があります。

いやー、なるほど。と、この資料を作りながら改めて知識が整理されていくのでした。

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