今の学校には何があると言えるだろう
日が長くなってきましたね。退勤時間以降でもソリを持って子どもと公園に行くことができるようになってきました。Mr.チキンです。
さて、今日は大先輩の先生から聞いたお話から、考えを進めていきたいと思います。
不登校問題の解決に悩んでいる教員の方や、学校の魅力アップしたい教員の方のヒントになれば幸いです。
ピアノ・テレビ・パソコン。昔の学校には家に無いものがあった
ある日、大先輩のツイートを見ていると、こんなことが書いてありました。
心に残っており、未だに学校教育について考える時、この言葉に立ち返ります。
格差は大きくなりましたが、戦後すぐから比べると、
はるかに生活が豊かになり、
たくさんの物が、家庭に溢れ、求めるものが少なくなった現代。
子どもたちは何を求めて学校に来るのだろう。
GIGAスクールはその受け皿になるか
今年度から、GIGAスクール構想が本格的に始動しました。
大規模インターネット回線の無線LANが学校に通り、
子どもたちは一人一台のタブレット端末を持つようになりました。
でも・・・「だから学校に行く」につながるだろうか。
「家に帰って、iPadするんだ。」と言っている子がたくさんいます。
タブレット端末だけでは魅力にならないのではないでしょうか。
だって、家にもあるのだもの。
6年生の授業を見に行ったことがありました。
ディベートの授業です。
「タブレット端末があれば教科書はいらないか」というテーマでした。
その中で、児童の一人が
という趣旨の発言をしていました。
こんなこと言われたら、教員側としては扱いに困ります(笑)
でも、とてもステキな言葉だと心に残りました。
授業が面白いこと
では、授業が面白いってなんでしょう。
色々あるでしょう。
子どもの数だけ、面白いがあると思います。
ただ、家庭で一人で勉強しているときには無くて、学校にはあるもの。
それは「面白い時に仲間がいる」なのかなぁと考えています。
先程の6年生の言葉にも
ということがありました。的を射た発言だと思います。
「周りを見てごらん。仲間がいるよ。」
それでは「面白い時に仲間がいる」というのは、
同じ教室に30人を詰め込んでおけばできあがるでしょうか。
私の感覚では、子どもたちだけの力では気付け無いことのほうが多いと思います。
子どもたちに課題を解かせると、一人の世界に入り込みます。
そんな時に
「一人で考えないで、周りを見てごらん。仲間がいるよ。」と声をかけると、
ふわっと世界が広がることがあります。
そんな時に、「面白い時に仲間がいる」と感じるのではないでしょうか。(授業理論的なことについては別途記事を作ります。)
最初の言葉に戻りますが、
「仲間がいる。だから学校に行く」を目指したいものです。
まとめ
今回は、私の中で、「○○がある。だから学校へ行く」を考えました。
スマホやゲームがインターネットにつながり、
いろいろな人とコミュニケーションがとれる時代・・・
それでも、家で、地域で、学校で、独りぼっちを感じている子はたくさんいます。
むしろ増えているかもしれません。
みなさんは、「学校には○○がある。」の○○に何を入れますか?
お時間のある時に考えてみてください。
では、またね~