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ミドリのハナシ

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我が家の同居人ならぬ同居植物たちの紹介と、ちょっとしたエッセイ集
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記事一覧

#note園芸部 悲しみのヤフオク

#note園芸部 悲しみのヤフオク

こちら現場です。緊急でnoteを書いております。

私、最近はもっぱら植物をヤフオクで購入しております。

そして届いたのがこちら、ドン。

え?
え?
え?

え?

なにこれ?

はい。ということでね。
私も数秒フリーズしました。

ダンボールの中に、かなり丁寧に包装されていたんですね。それをこちらも丁寧に解いていくと、あら不思議、ポロポロっと何か落ちるじゃないですか。

いや、でもね、私はは

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#note園芸部 秋の植物観察

#note園芸部 秋の植物観察

ミドリ、足りてますか?

殺伐とした夏の日差しがようやくひと段落してきて、絶好の園芸シーズンですよ。

秋の植物たちの様子をお届けします。

それについてはこちらで言い訳しておりますので、余力がある方はご査収くださいませ。

一応前回の記録はこちら。

亀甲竜いきなりいかがわしい名前から始まりましたが。

この子は冬型塊根植物で、最近目が覚めてモリモリにツタを伸ばしている。あらぬ方向に伸ばして色ん

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草枕草子

草枕草子

春は塊根。
冬に葉を落とし休眠していた夏型が目を覚ます。死んでしまったのではという不安に苛まれながらも、忘れた頃に新芽が展開した時の安堵感と喜びはこの季節ならでは。まだ少し肌寒い朝に温かい気持ちになれる。

我慢していた水遣りを解禁。無機質用土が水を吸い込む音は、シリアルに牛乳を入れるが如き。そして調子に乗って多肉を腐らせて凹む。

ゴールデンウィークあたりには用土を用意して春先から考えていた植え

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#note植物部 初夏の観察日記

#note植物部 初夏の観察日記

前回の続き。

(画像が全然反映されなくてへそ曲げたのは内緒ね)

ブルセラ・ファガロイデスもはや我が家の御神木かもしれない。
前にも書いたように種から育てて生き残った人。ちょっと胴長だけど、それもまたよし。

やっぱり種から日本の環境で育てたからか、安定感がありますね。
去年は枝がだいぶ徒長したので、今年は枝数も増やして、良い感じに充実させたい。

ビカクシダ リドレイ(紅茶さん産)#note植

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#note植物部 怒りの屋内育成環境構築記

#note植物部 怒りの屋内育成環境構築記

前書きマッドマックス味のあるタイトルも、それは主に自分自身に対して。

前も書いたが転居して、相変わらずのベランダ栽培を続けていたのだが、それはもうびっくりするくらい植物の調子が悪かった。
陽当たりが悪い、かと思ったら真夏には陽が差して、水枯れや葉焼けを引き起こしてしまった。
それに気づいて対応する頃には陽当たりがまた悪くなって風通しも悪く、水分過多になった挙句、良くて徒長、ものによっては腐れを引

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#note植物部 活動日誌

#note植物部 活動日誌

ミドリ、足りてますか?

どうもこんばんは、はやぶさでございます。

ということで、先日から#note植物部が立ち上がり、大盛り上がりを見せておりますね。…え?なんのことかって?

まぁまずはこちらの記事を。

はい、ということで若干二名の部員による#note植物部であります。

入会費・年会費、必要ないんです。
入会資格も、必要ないんです。
植物を愛でる心、それだけあればいいんです。(川平慈英)

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ボーチンブルー養生記 #2

ボーチンブルー養生記 #2

すっかり時間が空いた養生記の続きから。
気が付けば2カ月以上空いてしまった。

2ヶ月前。

まだ4月の頭で暖かくなりきらず、なかなか動かず、植え替えたは良いものの、相変わらずボロボロの様子を見る度に心が痛んでいたが、気が付くと私は引っ越しをしたので、ボーチンブルーにとっても引っ越しだったわけである。

かつての私は3階の角部屋に住んでいて、それはそれは風通しが良く、吹きっ晒しと言ってもいいくらい

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ボーチンブルー養生記 #1

ボーチンブルー養生記 #1

前回、ボロボロにされたボーチンブルーの話を書いたところ、自分の中のボーチンブルー愛の高まりを覚えている今日この頃。

ただ、愛が高まったところで彼女の傷が癒えることはなく、相変わらず無惨な姿でベランダに佇んでいる。

せっかくならばこの一年でどれくらい回復させられるのか、その記録を残してみようじゃないかとふと思い立った。「回復記」ではなく「養生記」の方が、スピード感が合っていると思うし、もしかする

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ミドリが動く

ミドリが動く

自分の調子がよろしくなくても、植物たちには関係がない訳で。
こんな中でも土を配合し、植え替え、根をほぐし、水をやり、春の支度は大体済んだ。
そんなこんなで春の観察、いってみましょう。

目次もつけておきますので、気になる名前やピンときたものを気ままにご覧ください。

ちなみにトップ画は実家近くの公園にて。
椿と桜。冬から春へ。

ザミオクルカス・レイブン

1年前くらいに購入し、すぐに植え替えした

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ミドリの目覚め

ミドリの目覚め

桜の木は、皆さんのご近所にあるだろうか。
典型的な落葉樹で冬は丸裸になり、春になったら花を咲かせる彼らだが、

「あ、今年は咲かないかも」
「このまま死んでしまうかも」

と考えたり、頭を過ったことはあるだろうか。

植物を育て出し、冬時期に休眠を行う植物と向き合う度に、この時期はヒリヒリする。

「また葉っぱを展開してくれるだろうか」
「ちゃんと起きてくれるだろうか」

葉を落として幹だけになり

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エバーフレッシュのススメ【擬人化&解説付き】

エバーフレッシュのススメ【擬人化&解説付き】

私がこのミドリの沼に足を踏み入れた時のきっかけの罪深き植物、エバーフレッシュ(以下エバくんと表記するが、性別については自由に想像して頂きたい)を紹介し、皆さんのご家庭にもお迎えしてもらおう…そうしてみんなもミドリの沼に漬かるのです…という布教広報活動がこの記事の目的です。

エバ君が人間だったら…?

ということでいきなり擬人化させます。
エバ君とはまだ数年しか過ごしていませんが、きっとこんなやつ

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我が家のミドリたち

我が家のミドリたち

今年のnote書き初め、『セルフライナーnote』の抱負でも書きましたが、手始めにマガジンを作りました。

エッセイも入れつつ、写真を並べる軽めな投稿もいいかなぁと考え中。でもそれやるならインスタの方が適しているような、そのような。

◆◆◆

今日は我が家のミドリたちをずらっとご紹介。
冬越しのため、大体(全てではない)を屋内に取り込んでおります。
冒頭の写真がそれなんですが、フルバージョンがこ

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ミドリのハナシ ~オリーブ~

ミドリのハナシ ~オリーブ~

前回の続き、というか、名前の挙がっていたオリーブたちのハナシ。

スマホに『植物さん』なるメモがある。

これまで出会った植物たちがここに刻まれ、お別れしたら線を引いたり、増えてしまったら分岐させたりして、なかなかのスクロール数になっている。

そしてなぜかわからないけど、「さん」付けになっている。

そんなリストの最上部を見ると、

と書かれている。
もしかしたら、もっと前からいるのかもしれない

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ミドリのハナシ

ミドリのハナシ

確か2~3年前くらいのこと。
もうすっかり冬で、ひんやりしていた時期だった思う。

理由はとんと忘れてしまったが、不意に部屋に緑を取り入れたくなった。
元々植物はとても好きなのだが、何でかきちんと置いていなかった…というのは嘘で、ベランダには4本のオリーブの(苗)木たちが居たのだけれど。
まぁただ、彼らとはまるで熟年夫婦みたいな、腐れ縁みたいな長い付き合いで、「メシ」「はいはい」みたいな手練れな感

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