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なんのはなしですか

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なんのはなしかわからない。だけど、重要なものなんて判断は誰にも出来ないでしょ。そんなはなし。
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2024年2月の記事一覧

俺たちずっと忍者だったはずだろ?

俺たちずっと忍者だったはずだろ?

Xにこんなことを呟いたのは、節分過ぎた頃。

ONE PIECEという海賊ブームから我が家には、NARUTO -ナルト-に影響され忍者ブームがやってきた。これは偶然を装った私による必然なのだ。私は現代の忍者としてこの任務をうまく成功へ導いた。我が子らに海賊と忍者を好きにさせることに成功したのだ。

もう、私は一生子供との会話に困らん‼️

そう宣言する。海賊と忍者を好きになった我が子らは、これから

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『約束の途中』という言葉を考えていたら生まれた物語

『約束の途中』という言葉を考えていたら生まれた物語

花火大会も近い夏前になると、必ず思い出すことがある。必ず、なんて誰にも言えないから、私はそんな素振りを見せたことがない。子供の頃、転勤族の友達「カエデ」と呼ばれる子がいた。三ヵ月しか一緒に過ごしていなかったのに、「いた」と確かに記憶しているのには理由があった。

私の父は、小さい頃から剣道をしていて、大人になった今でも続けているのが唯一の自慢だった。

「一つのことを継続するのは、自慢になるんだ」

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サイトマップ《悠々として急げ》

サイトマップ《悠々として急げ》

初めましての方も、いつも読んでいただいている方も訪れていただき、本当にありがとうございます。コニシ木の子のサイトマップです。

☆noteについて

私のnoteは、『書き記したいこと』で構成されています。現実の話か、そうではないのか、その区切りはつけていません。自分から見た世界が必ずしも、他者からの本当の世界ではないと思っているからです。

その中で、『本当のこと』を書きたいと表現を追っています

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そして私は行列に並んだ。

そして私は行列に並んだ。

行列に久しぶりに並んだ。待ち時間は一時間以上だという。三列にキレイに整列して並び、誰一人文句も言わずに指示に従っている。知らない人と横に並ぶ不自然さを隠すために、私は先日購入した短編集を鞄から取り出した。

この本の作者は、書くことが好きなのだと伝わってくる。どの短編もとても物語に誠実だ。真っ直ぐに文体に表現される誠実さは、私が書こうにも書けるものではない。ひん曲がった性根の私には、キレイな文章に

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語るを騙る大人を知った経験を真面目に語ったが、自分が騙ってないだろうかと不安になる

語るを騙る大人を知った経験を真面目に語ったが、自分が騙ってないだろうかと不安になる

会社を辞めようとしていた後輩と一年ぶりに遠い現場に行くことになった。前回の経験から私は、運転席にあらかじめ座っている。

彼は、私が運転席に座っていることに違和感を感じることなく自然に助手席に座ってきた。余りにも自然な助手席の座り方に一年の経験値を感じた。そして、それと同時に私が彼を乗せて運転した一年間の総距離を知りたくなっていた。

「コニシさん。どうぞ」

彼は、温かいブラックの缶コーヒーを私

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「何を見た」私の感覚は正しいのかを知りたい。スネーク・ハンターへの招待状

「何を見た」私の感覚は正しいのかを知りたい。スネーク・ハンターへの招待状

私が体感したことを正直に述べたい。私は自分に何が起こったのかを皆さんに説明しなければならない義務がある。

今から述べることと、同じ体感をしてくれる人を求めています。本気です。こんなに初めて人を求めているのも初めてのことです。どう思うのか、語り合いたいのです。とにかく、出来るだけ小さな感情も丁寧に述べるので、お読みください。

いったい私は何を見たんだ

これが、最初の感情なのです。偽りもなく最初

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