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心の問題

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自分のものでありながら、もっとも扱いにくく、思い通りにならない心について対策します。
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#社会運動

神真都Qは信者にとって会いに行けるアイドルなのかもしれない

神真都Qは信者にとって会いに行けるアイドルなのかもしれない

神真都Qと従来型陰謀論との決定的な違い。アイドルとしてのイチベイ。活動に参加することで完成する、陰謀論のエンターテインメント化。前例なき陰謀論の構造について。

著者:加藤文(ケイヒロ)

従来型の陰謀論とあきらかに違う神真都Q筆者は1週間前に以下の論考で神真都Q(ヤマトキュー)とは何か、その危険性はどのような性質のものか説明した。

上掲の記事では、神真都Qを知るための第一歩を複雑にしないよう、

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礼儀正しさの時代 その裏側にある不寛容の危険性とキャンセルカルチャー

礼儀正しさの時代 その裏側にある不寛容の危険性とキャンセルカルチャー

若年層ほど礼儀正しく感じられる。他の世代も、この20年でモラルへの意識がだいぶ変わった。そこに加害者になりたくない意識が強く働いてはいないか、むしろ被害者になりたがっている人はいないか。

著者:ケイヒロ
コーディネート:ハラオカヒサ

対談/礼儀正しさという鎧をまとう時代に生きるケイヒロ
「20代から30代前半に顕著だけど、とても礼儀正しいというか法を守ったりルール意識が強いのを感じます」

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反ワク・チラシの正体と見えない集団

反ワク・チラシの正体と見えない集団

著者:ケイヒロ、ハラオカヒサ

郵便受けに投げ込んでいるのは誰かコロナ禍で発生した諸問題をこれまでに40回近く記事に取り上げてきた過程で、反マスク派・反ワクチン派の活動をしている人や活動をやめた人から話を聞く機会があった。こうした人々の証言をもとに、今回は郵便受けに投げ込まれる正体不明のチラシについて考えようと思う。

そもそも誰が郵便受けにチラシを投函しているのだろうか。

反マスク派・反ワクチ

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運動は手段が目的になったとき最大化する

運動は手段が目的になったとき最大化する

著者:ケイヒロ、ハラオカヒサ

反原発、しばき隊からツイフェミへ続く反省なき社会運動について。さらに集団で騒動を起こす人たちについて。たとえばワクチン忌避を煽る運動も。これらは頸を切られた鶏がひたすら走り回るような暴走ぶりをみせる。

何も言えなくなったあの頃いまから7、8年前になるだろうか。あきらかに空気が変わった。

その頃まで在日韓国・朝鮮人問題を騒ぎ立てる側に「言いたいことはわかった。たし

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現実感をなくして失うもの フェミニズム運動の例から

現実感をなくして失うもの フェミニズム運動の例から

著者:ケイヒロ、ハラオカヒサ

ドン・キホーテと風車

ドン・キホーテと従者サンチョは旅の途中で居並ぶ巨大な風車と出会います。ドン・キホーテは風車を巨人と思い込んで闘いを挑んで突撃し、衝突の衝撃で跳ね返されて原野を転がっていきました。現実を知っているサンチョはドン・キホーテに冷静な指摘をしますが、彼は魔法使いが巨人を風車に変えてしまったと言い張ります。

ドン・キホーテの狂気は物語だからこそ人間の

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