もりつく

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記事一覧

けテぶれを特別支援学校でする為の思考整理3

今回は所謂「重度〜中度」の知的障害を持つ生徒に対するけテぶれのデザインである。前回記事は軽度の生徒をターゲットにした考察だった。つまり文字が読める・文字が書ける…

もりつく
10か月前

けテぶれを特別支援学校でする為の思考整理②

今回は、けテぶれ学習による授業デザインをしてみようと思う。軽度の知的障害の生徒を対象に自分の専門教科である社会科の学び方について考えてみる。 単元の大まかな流れ…

もりつく
10か月前

けテぶれを特別支援学校でする為の思考整理①

私は今年度育休を取得した。子育てをする合間に次年度の授業実践について日々考えている。昨年度の3学期、今から1年前に知った「けテぶれ」実践した。当時は知的障害(軽度…

もりつく
10か月前
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自己肯定感をつけるには意見表明しましょう。

換言すれば「自信」と呼ばれるものですね(諸説あり)。今回は自己肯定感をつけるプロセスとそれが身につく場面がどんな時なのか、という話をします。 学校教育で自己肯定…

もりつく
1年前
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肢体不自由校での訪問教育経験

前回の記事のテーマ「通学バス」に障害や医療的ケアといった事情から乗車できない児童生徒の為の教育が訪問教育と言います。またその児童生徒を訪問籍に在籍している子ども…

もりつく
1年前
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通学バスの仕事(教員側)

今日は校務分掌で自分が主に任されてきた「通学バス運行に関する業務」についての話をしていきます。 一般校と支援学校の違いの一つに通学バスの存在があるでしょう。通学…

もりつく
1年前

〔仕事観〕支援学校で働き始めて分かったこと。

こんにちは もりつくです。 今日は講師として支援学校で働く中で感じた自分の仕事観の変わりようを話していきます。 前回までの記事の通り、「社会に出る前にどんな仕事…

もりつく
1年前
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支援学校で働き始めた理由

こんにちは。もりつくです。 前回の記事 https://note.com/morituku_1265/n/nac96e13c9e01 では、教師に会社員から転職した経緯をお話ししました。 さて、今回はなぜ支援…

もりつく
1年前
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何で教師になったのか?

はじめまして。もりつくです。特別支援学校で教諭をしてます。 ようやく教師の仕事の全体像が分かってきて、自分なりの意見も校内で発言できるようになってきました。 そ…

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1年前
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けテぶれを特別支援学校でする為の思考整理3

今回は所謂「重度〜中度」の知的障害を持つ生徒に対するけテぶれのデザインである。前回記事は軽度の生徒をターゲットにした考察だった。つまり文字が読める・文字が書ける・話言葉がわかる・言うことができるといった力があるイメージだった。今回はその逆くらいを想定してみる。
※当たり前だが、ほんっっっっっっっとうに生徒の実態は様々なだけに一律のやり方はない。なるべくベースとなる授業デザインを示れたらいいかなって

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けテぶれを特別支援学校でする為の思考整理②

今回は、けテぶれ学習による授業デザインをしてみようと思う。軽度の知的障害の生徒を対象に自分の専門教科である社会科の学び方について考えてみる。

単元の大まかな流れとして以下のように示す。まず導入において、単元の目標及び内容を生徒と共有する。単元計画並びに単元末、テストの日取りも共有する。これが後の大計画に繋がればいいが、あくまで単元の計画である。
次に毎時間の流れについて。これから示すのはけテぶれ

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けテぶれを特別支援学校でする為の思考整理①

私は今年度育休を取得した。子育てをする合間に次年度の授業実践について日々考えている。昨年度の3学期、今から1年前に知った「けテぶれ」実践した。当時は知的障害(軽度)の高等部の生徒を対象に教科の授業を行った。少しの期間であったが、生徒は1時間の間とても集中したり、心に負けたり、協力したり、などの姿を見せてくれた。「次にする時は1年の初めからやってみたい!」そんな想いを抱いた。

けテぶれをするにあた

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自己肯定感をつけるには意見表明しましょう。

自己肯定感をつけるには意見表明しましょう。

換言すれば「自信」と呼ばれるものですね(諸説あり)。今回は自己肯定感をつけるプロセスとそれが身につく場面がどんな時なのか、という話をします。

学校教育で自己肯定感を高める自分自身を認める、自分はこれでいいんだ、といった定義づけがされている自己肯定感なるワード。
学校現場においても自己肯定感を育む事は重要なこととされていますね(何個大事な事あんねん学校)。

https://www.mext.go

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肢体不自由校での訪問教育経験

前回の記事のテーマ「通学バス」に障害や医療的ケアといった事情から乗車できない児童生徒の為の教育が訪問教育と言います。またその児童生徒を訪問籍に在籍している子どもと言います(↔︎通学籍)。
という訳で今日は訪問教育について自分の経験から思う事を話したいと思います。

校内の体制はどうなっているのかどんな授業をしていくかの話の前に校内の体制の話をしていきます。年度はじめといえば時間割決めがとにかく教務

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通学バスの仕事(教員側)

今日は校務分掌で自分が主に任されてきた「通学バス運行に関する業務」についての話をしていきます。

一般校と支援学校の違いの一つに通学バスの存在があるでしょう。通学が困難な児童生徒の為に必要不可欠なものです。

私は前任校の初任時代から今に至るまでバスの業務をしてきているのですが、色々ツラいです…。以下理由。

大型バスなので幼稚園の様に家まで行かずに基本的に幹線道路上に設定した停留所で児童生徒を乗

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〔仕事観〕支援学校で働き始めて分かったこと。

こんにちは もりつくです。

今日は講師として支援学校で働く中で感じた自分の仕事観の変わりようを話していきます。

前回までの記事の通り、「社会に出る前にどんな仕事に就きたいか」を子どもに考えさせないといけない!と当事は考えていました。

そんな中私は知的の支援学校へ勤務を開始します。最初は今まで採用試験で勉強していたことにはない、日々の仕事を覚えることでいっぱいいっぱいでした。職員会議?学部会?

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支援学校で働き始めた理由

こんにちは。もりつくです。

前回の記事 https://note.com/morituku_1265/n/nac96e13c9e01
では、教師に会社員から転職した経緯をお話ししました。
さて、今回はなぜ支援学校で働きだしたかを話したいと思います。

新卒1年目、会社員を辞めた私は普段の生活費と免許取得の通信教育の費用を稼がないといけない状態でした。それはもう、1日2食のホットケーキを食べ漁る日

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何で教師になったのか?

はじめまして。もりつくです。特別支援学校で教諭をしてます。

ようやく教師の仕事の全体像が分かってきて、自分なりの意見も校内で発言できるようになってきました。

そんなこんなで自分の言葉を発信するのが好きになったのでnoteを初始めてみました。主に

学校ネタの記事を書いていこう

かなと思ってます。

第1回目は何で教師になったのかという話

をしていきたいと思います。

大学は経済学部を卒業し

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