けテぶれを特別支援学校でする為の思考整理①

私は今年度育休を取得した。子育てをする合間に次年度の授業実践について日々考えている。昨年度の3学期、今から1年前に知った「けテぶれ」実践した。当時は知的障害(軽度)の高等部の生徒を対象に教科の授業を行った。少しの期間であったが、生徒は1時間の間とても集中したり、心に負けたり、協力したり、などの姿を見せてくれた。「次にする時は1年の初めからやってみたい!」そんな想いを抱いた。

けテぶれをするにあたって、支援学校ならではに考える必要がありそう。
まず障害の度合いによってやり方はかなり幅があると予想をたてれる。
文字を理解する・書くといったことが難しい生徒であればシンボルマークを使ったけテぶれシート等を作る必要があるだろう。記述という行為が難しい場合についても同様の手段がありそう。
意思確認(計画・分析)に関しても重度心身障害者になると本人の意思を汲み取ることが難しい。
支援学校にも教科書がもちろんある。しかしこれが機能するかと言えばほぼしない。細かくいうと指導要領の各段階の内容に沿ったものがないので教科書を出発点とした自己学習という手段が取れない。
こうしたことから、主には障害の重さに対応した環境設定が肝要である。

次回は、障害の度合いと具体的な単元からけテぶれ実践を考えてみる。

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