けテぶれを特別支援学校でする為の思考整理3

今回は所謂「重度〜中度」の知的障害を持つ生徒に対するけテぶれのデザインである。前回記事は軽度の生徒をターゲットにした考察だった。つまり文字が読める・文字が書ける・話言葉がわかる・言うことができるといった力があるイメージだった。今回はその逆くらいを想定してみる。
※当たり前だが、ほんっっっっっっっとうに生徒の実態は様々なだけに一律のやり方はない。なるべくベースとなる授業デザインを示れたらいいかなって。

数学の授業で考える。図形や測定など様々な学習内容があり、そこを基にして成果物を作ったり、すごろくやボウリング等のゲームをするのが一般的である。
このあたりの取り組みはそのままとして、けテぶれ要素を加えるならどうしようと考えたのが、「お祭り・なわとびカード方式」である。

例えば、
・ゲームを用意する。
・ゲームに挑戦する。(計画・テスト)
・その出来栄えに応じてスタンプを押して、教員と確認する(分析)→スタンプの数がそのまま振り返り。
・出来なかったところを練習する。(れんしゅう)

どこまで教員が生徒の意思を読み取れるかは、教員次第であり生徒次第だと思う。年度の終わりにどんな変容があるのかすっごい見てみたい。

これまで障害を持った生徒に対する教育(自分が見聞きしてきた範囲で)と言えば、実態から手の届く範囲の課題設定→課題に取り組ませる→君はこんだけ出来ましたー、という具合。これに生徒が主体的取り組めるような取組みができたらなってことで今回考えてみた。

次回はICTをどう使おうかってのを考える。

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