空腹と戦うのは誰だ?
こんにちは!
「食べ過ぎはよくない。」昔よく母親に言われた言葉です。
それでもついつい食べちゃう、食べ過ぎちゃうのが私たち人間です。どうにかこの悪しき習慣を変えることはできないでしょうか?ちょっと考えてみます。
空腹の正体
今回2冊の本を読んだ結果、はっきりとしたことがあります。
”空腹になるのは、お腹(胃)が空っぽだからではない”
とても簡単に説明すると、脳の摂食中枢(空腹中枢)が感じる感覚により空腹感が生まれ、それによって食欲が発生します。なるほど、これまで生きてきて、体全体で感じるこの空腹感は脳から出ていることを今始めてきちんと認識しました。さて、ここで疑問が湧きます。
じゃあ、この脳から出た信号と戦うのは誰?
空腹と戦う”何か”
私たちは「食べ過ぎちゃいけない」という認識も当然もっているわけです。それにも関わらず、食べてしまう。つまり脳から出た信号どおり行動しています。
ここで矛盾が発生しています。「食べたい」という脳の信号と、「食べてはいけない」という”何か”があってこの両者が戦っているはずなのに、その何かが何なのかわかっていない。それをまずは知りたい!そう思いません?
「食べたい」と思うことが脳の信号だと知っただけでは、どうせまた食べ過ぎちゃうわけです。いったい、この空腹中枢なる感覚と戦うのは誰なんでしょうか。
ケース1 「脳」
空腹だと信号を出すのも”脳”。食べてはいけないと思うのも”脳”。つまり、天使と悪魔の構図を想像していただくとわかりやすいです。天使が「だめよ!」と言い、悪魔が「へっへっへ、食べちまいな」と言う。
私たちの頭の中で2つ以上の感覚がせめぎ合って、結局食べることを選択してしまう悲しいパターンです。こんなこと化学じゃ到底説明がつきません。
ケース2 「魂(たましい)」
森田陵平に宿る心、魂が叫ぶ。そんなものはいらない!食べてはいけない!
脳は現実に存在する”もの”ですが、魂は目には見えないあくまで想像に過ぎない存在。この両者が戦う姿も当然、化学では解き明かせない永遠の謎となるでしょう。
ケース3 「本で得た知識をもった大脳皮質」
脳内にある別の場所”大脳皮質”。知覚、随意運動、思考、推理、記憶など、脳の高次機能を司る部分です。この大脳皮質に記憶された記憶が「食べてはいけない」と思い起こされることで、「食べたい」という欲と戦っているのかもしれません。
空腹中枢vs大脳皮質。これだと化学的には証明されそうな気もします。これが正解かどうかはよくわかりません。
まとめ
いろいろと考えてきたものの、結局はどこまで行動に落とし込めるかが鍵になると思います。
例えば、『間食は敵だ!』と書かれた付箋を会社のパソコンに貼っておき、お菓子をもらったタイミングでその文字を確認する。頭の中で「これは脳の空腹中枢が食べたいと叫んでいるが、胃や腸にとっては迷惑な話だ。」と言葉を反芻させる。そして、受け取るのを断るか、家に持って帰って処分するのかを選択する、など方法は様々考えることはできます。
このように脳にだまされないよう、日頃の行動パターンを食べない・食べ過ぎないための行動に軌道修正が必要です。と言いつつ、食べてしまうのもまた人生。ほどほどに頑張りましょう。
※今回私が読んだ2冊の本。学びとともに新たな発見が多い内容となっています。知識を得るだけでも今後の人生を変える何かにつながるかもしれません。
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