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65. 雨のあとのお散歩。

65. 雨のあとのお散歩。

お休みの日に1人で近くをぶらぶらするときは、いつもよりおしゃれを減らす。ファンデーションをやめたり、アイシャドウを1つだけにしたり。髪はコテを使わずにクシでとかすだけ。

朝起きると雨が降っていて、ざーっという音にふんわり包まれている感じ。カーテンを開けてメガネをかけると、確かに細い線が見える。暗くはないけど、本当はパッと明るい朝のが好きだな。とにかくこういう日は、一層じんわり時間をかけて起きる。

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57. もう友達には戻れないかもしれない。

57. もう友達には戻れないかもしれない。

同じものを見て、良いねって言い合うのが友達だとしたら、私たちはもう友達には戻れないのかもしれない。

友達ってなろうとしてなるもんじゃないよな。そして同じように、やめようと思ってやめるものでもないような気がする。
これは、大人になって分かったこと。

価値観や言葉や性格は、生まれ持ったものと通ってきた道と今いる環境でできている。私が思うにやっぱり環境の影響は大きくて、善悪も理想も今近くにあるモデル

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49. 私と私の狭間で揺れる。

49. 私と私の狭間で揺れる。

私が何かを考える時、見えない誰かが相当いる。
誰がどう思うだろうとか
みんなはどうしてるのかな、とか。
別に誰も何も言わないのに、顔色を伺ってる。

自分のためなのに。
本当は全部、自分のためなのに。

なんで、と思ったことを隠さないで
面白いと思ったことを、そのまま話して
好きだと思うことを存分に好きだと言って
眺めるだけではなくて、触れてみて。
できれば自分に、そうあってほしい。

社会人にな

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14. 弱くて寂しがりやで優しい。

14. 弱くて寂しがりやで優しい。

26歳になって、もうだいぶ、
それぞれになっちゃったなって思う。

毎日一緒に帰った子もかけがえのない親友も
大人になって、それぞれになってる。
みんな今生きている場所が世界だから、
周りにいる人の言葉が価値観になり
「正」と「悪」ができていく。
無意識に、自分の近くにいる人に寄り添い、
遠くにいる人がぼやけていく。
あの頃はあんなにくっきりしてたのに。

どんな場所で生きる人もきっと、
人より飛

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4. 誰かの育ったまち。

4. 誰かの育ったまち。

実家に帰ると、あかちゃんになっちゃう。
ご飯どころかお菓子もどんどん出てくるし
あったかいお布団も出してもらえるし。

いや、そんなことじゃなくて
もうほんといろんな我慢を全部捨てる。
どもーって帰ってきて、どかっと座って
ぐずぐす、いえーい、へへ、って感じ。

だから東京に戻る時、わたしは新幹線の中で
ちょっとずつ26歳の大人に戻らなきゃいけない。

こだましか停まらない最寄りの駅には
いつもホ

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