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マネゴリ展望レポート・個別銘柄分析

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世界経済の今後の展望を毎週配信 投資家だけでなく、社会人の皆様にもリアルな経済展望を配信します 経済リテラシー向上でより良い生活を手に入れましょう また、個別銘柄分析も定期的に配…
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2023年日本経済の今後

2023年日本経済の今後

【世間は景気後退懸念を予想するが・・・】
明けましておめでとうございます!!
昨年、世界では大きな出来事が2つ起こりました。一つ目は「ロシアのウクライナ侵攻」による開戦。二つ目は、「米国はじめ世界的なインフレによる金利上昇」です。この重大ニュースを受け、今後の経済は混乱と先行き懸念による思惑が漂いはじめました。しかし、政治的な背景が不況を絶対悪としているのも事実です。また、日本経済に至っては世界各

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$マネゴリ相場展望レポート⑩$

$マネゴリ相場展望レポート⑩$

【谷深ければ山高し】 今週の日本株は、日経平均株価27000円の攻防で推移。投機的な急落は一巡し、じわりじわりと上昇の一途をたどっている。要因は米国企業の決算発表だろう。景気先行き懸念から企業業績悪化を先取りした下落が8月、9月とあったが、一番懸念されていた投資銀行の決算は6社中5社が予想を上回る内容となり米株式市場は堅調な値動きとなっている。つまり高インフレや金利上昇による景気への悪影響は予想ほ

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$マネゴリ相場展望レポート⑨$

$マネゴリ相場展望レポート⑨$

 先週の日本株市場は週明けから売り投機の買戻しが活発化し約1700円の急上昇、その後週末に向けて上値が重くなり27000円の攻防という様相となった。現在は米長期金利の上下でリスク資産が上下に反応する動きとなっている。
 過去のマネゴリ展望レポートでは、今年の相場調整の主因を、リスクフリーレートの上昇によるポートフォリオ・リバランスであることは繰り返し指摘したが、8月からの調整は、市場金利の上昇を背

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$マネゴリ相場展望レポート⑧$

$マネゴリ相場展望レポート⑧$

株式市場の夜明けは近い

今日の日本株は大幅反発。昨日までは、FOMC後の米市場金利の上昇で米国株安となりリスク資産が一斉に売られる状況となっていた。
 前日の日本株の一段安は、アフターマーケットで米10年債利回りが4%まで上昇→米株価先物が下落→投機の売りが活発化→日本市場も先物主導の投機売りが下落要因。
 この流れを見て、ファンダメンタルズで市場は動いているのではなく、金利変動をベースに投機が

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$マネゴリ相場展望レポート⑦$

$マネゴリ相場展望レポート⑦$

【景気後退懸念は杞憂に終わる】

市場の注目が高かったFOMCは0.75%の利上げとなった。一部では1%の利上げも予想されていたが、結果は市場予想通りの内容。利上げ自体にサプライズはなかったものの、政策金利の見通しが上方修正されたことから、11月も0.75%の利上げが行われることが意識され、政策金利の引き上げ発表直後に米主要株価指数は急落しNYダウの終値は522ドル安となった。
 多くの市場関係

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$マネゴリ相場展望レポート⑥$

$マネゴリ相場展望レポート⑥$

【投資家にとってバーゲンセール開催相場到来】 今週の日本株は、売りに押される展開もあるが下げ渋る動きが期待できそうだ。週末に発表された8月の米雇用統計は、予想は30万人増に対して非農業部門雇用者数が、31.5万人の増加でほぼ予想通りの結果。
 失業率は3.7%と、前回の3.5%からやや上昇したが、これは労働参加率の増加による影響だろう。雇用環境は引き続き良好と判断して良さそうだ。
注目すべきは賃金

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マネゴリ相場展望レポート②

マネゴリ相場展望レポート②

今週(7/25~)の日本株は、もみ合い相場となりそうだ。日経平均・TOPIX共に6月の戻り高値水準まで上昇したこと、決算発表の本格化や28日のFOMCを控えて積極的な買いも手控えられ上値は重そうだ。

 ただ、直近に発表される欧米の経済指標が景気減速を示す内容となっても株式市場へのネガティブな影響は限定的となっている。やはり、経済減速が逆にインフレ懸念を後退させ、市場金利の上昇懸念を抑制させること

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