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トランペット徒然話

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およそ半世紀ぶりにトランペットと格闘の日々を始めてしまった私のひとり言。アマチュアトランペッターへの檄になったらいいな。
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2023年10月の記事一覧

憧れ〜のKINGゲット!こんなにお安くていいのぉ?

憧れ〜のKINGゲット!こんなにお安くていいのぉ?

前に、「ラッパの持ち腐れ」というタイトルを書いたけれど、点呼ラッパも含めてすでに10本のラッパを持ってしまっている。なのにまた、11本目のトランペットを入手してしまいました。憧れのキング製。

キングKINGというのは、元々トロンボーンで有名なアメリカの楽器メーカーなんだけど、トランペットもいい楽器を作ってたらしい。今はもう製造していないのだが。1960年頃から、多くの金管楽器を作り、他社を買収し

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ぷ〜らぷらぷら、プラスチックトランペット。

ぷ〜らぷらぷら、プラスチックトランペット。

もはやトランペットコレクターみたいになる最初の頃に手を出したのが、プラスチック製のトランペット。そういうのがあるとは聞いていたが、そのころは興味を持たなかった。ところが、ラッパを再開してみると、色々興味が広がりますね。一度吹いてみたいと思うんです。

それで検索してみると、安い!1万円前後!なんだ、それなら買ってみよ!と、とってもカジュアルな気分でポチりました。サウンドハウスっていう楽器ショップの

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トランペットを強くする?

トランペットを強くする?

噂には聞いていたが、楽器に重りをつけることで、バランスが変わって、響きや音質が変化する・・・トランペットが強化できるという。ほんまですか?物は試しと色々探してみたら、バルブボトムのヘビータイプや、ピストンの交換、マウスピースにつけるブースターなど色々あった。
それ以外にも、ゴルフクラブやテニスラケットに貼り付ける鉛のテープなんかもトランペットに流用できるっていう。噂では、日野皓正さんなんかも重りだ

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アンブシュアという処方箋-その3 口笛を吹くように。

アンブシュアという処方箋-その3 口笛を吹くように。

学生会館の通路で毎日ロングトーンを続けていた頃、当時はコンクール全国大会で一、二を争っていた吹奏楽部のトランペットたちも同じ場所で、練習していた。その中に、私より3つ上の学年のすごいハイノートヒッターがいて、どうしたらそんな音出せるんですか?って聞いたら、口笛を吹く感じなんだよと答えた。

その時は、アパチュアとか、息の出口を細くするとかの知識はなかったのだけれども、何となくその人が言っていること

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アンブシュアという処方箋-その2 舌づかいの妙。

アンブシュアという処方箋-その2 舌づかいの妙。

トランペットを鳴らすためには、アンブシュアがとても大事だと一つ前の記事で書いた。私自身も、昔吹いてたときのアンブシュアは圧倒的に間違っていたと思い、正しい方法でやり直さねば、と思っています。だけど、どう変えればいいの?

大阪でプロとして活躍されている学生時代からのK大先輩に尋ねると、その人自身も何度もアンブシュアを変え、それは今でも試行錯誤し続けているという旨のことを言われた。また、ネット上のあ

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アンブシュアという処方箋-その1 正しいアンブシュアとは?

アンブシュアという処方箋-その1 正しいアンブシュアとは?

トランペットは、マウスピースから楽器の中に息を吹き込むことによって発声する楽器。その際、金属管が持っている倍音が反応して音が鳴るんだ、という説もある。けれどやっぱり唇を振動させて音が鳴っているんだと、私は思っています。

そこで、とても重要になってくるのがアンブシュアというもの。アンブシュアとは、マウスピースにあてた時の唇の形。トランペットやマウスピースがなくても、唇をぶるぶる〜と震わせると音が出

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金管楽器と金属アレルギー。

金管楽器と金属アレルギー。

トランペットの再開に際して、昔のようなプレス奏法は絶対にしない、きちんとアンブシュアを研究して、生まれ変わるんだ!そう決心して毎日公園に出かけて練習に励む。
2ヶ月、3ヶ月、続けていると、昔ほどではないけれど、そこそこ吹ける状態に戻ってきた。うんうん、いい感じ。

ところが、吹くほどに調子が悪くなることが度々。トランペットって、プロでもその日によって調子が変わる。朝起き抜けなんてさっぱり音が出ない

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マウスピースという悩みのタネ。

マウスピースという悩みのタネ。

中学でトランペットを手にしたとき、楽器ともどもマウスピースなんて、音楽室にあった当てがいぶちのものを使っていた。そのうち、親にねだってヤマハの楽器を手に入れたときも、付属してきたマウスピースをなんの疑いもなく使っていた。
トランペットについての指導者もいなければ、誰もマウスピースがどうのこうのと語る人もいなかった。

高校では、吹奏楽部がなかったのでやむなくオーケストラに入ったが、3ヶ月で辞めてし

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もったいない。ラッパの持ち腐れ。

もったいない。ラッパの持ち腐れ。

学生時代に手に入れたBachのトランペット。バイト代で買ったのか、親に甘えたのか、もう忘れてしまった。確かD年の初めの頃に買ったような気がするが、結局、卒業と同時にトランペットを諦めたので、3年ほどしか使ってないんだなぁ。吹くこともなく、かといって処分もせず、密かな宝物として持ち続けて約半世紀。当時、24万円くらいしたのに。

もったいないなぁ、と思いながらも、5年に一度くらいケースの蓋を開けてみ

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トランペットに才能はあるか?

トランペットに才能はあるか?

約半世紀前にトランペットを手にし、大学卒業と同時にやめてしまったトランペット。音楽もトランペットも好きだったのに、あまりにも上達できなかったので、諦めてしまった。ちょうどその頃、前歯を折るというアクシデントも、神からの啓示のように受け止めてしまった。

思い起こせば、中学でラッパを手にしたのはたまたまだったし、吹き方の指導なんて、一つ上の先輩が教えてくれただけ。きちんとトランペットの奏法なんて学ば

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世界で2番目に難しい楽器。

世界で2番目に難しい楽器。

最近、約半世紀ぶりにトランペットにリベンジしたのですが、今回は何故トランペットなのかについて書いてみたい。
意見はさまざまだと思うけれど、私はこの世で一番難しい楽器はバイオリンだと思っている。ま、ビオラとあチェロもそうなんだろうけど。何がどう難しいのかって、うまく言えないけれど、ギターみたいにフレットもなく、弓で弦を弾くというのが難しい。
コメディ映画で出てくると、まるでノコギリみたいな音しかしな

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44年ぶりのトランペット再開から1年。

44年ぶりのトランペット再開から1年。

2022年の秋。
その頃Facebookで44年ぶりに昔のバンド仲間と再会したことと、
同時期にYoutubeで学生big bandの演奏を聴くようになったこと、
たぶんこの2つが刺激となって、長い冬眠をしていたBachちゃんを取り出したのが10月1日。

あれからもう、一年以上が過ぎました。
毎日365日、元旦もお盆も、仕事があっても、毎朝近くの公園に出掛けて吹奏。実は、愛犬クーざぶろうのおかげ

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