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作品と、変わる変わらないと、一期一会と

過去に観た作品を読み返したり、
観返したりすることの素敵さ面白さ。
 
ここ最近の仕事中のBGMがわりは
ドラマ『ナイルパーチの女子会』だった。
2巡目だ。
ネットフリックスの新着にあがっていたので「わぁ!」となった。
小説を読んでぶん殴られたような気持ちになった作品だった。
テレビドラマも放送時はリアタイし、
毎週友人と感想を語り合っていた。
まさか、また観られるなんて。

 
この作品に関しては一切のネタバレを書かずに
めっちゃおすすめをしたい。
なので、これ以上は書かない。
3年前、始めたばかりのnoteやインスタにすこし書いていた。
もし、よろしければ「ちらっと」よろしくお願いいたします。
最後に貼っておきます。
 
好きな作家さんで、
この作品からドハマりし、出される作品、過去から新作までほぼ追っていた。
好きな作家さんをみつけると著作はほぼ網羅したくなる癖は昔から変わらないのだが、
この作家さんの場合も例外ではなかった。
そうして著作に触れていくごとに気付いたり感じたりするようになるのは、
「その作家さんらしさ」と、変化と、ぶれない芯のようなところ。
読んで「こう受け取る人が多いねんやろうなあ」「でもわたしはその受け取り方だけに偏るのは嫌かなあ」「ご本人はどう受け取ってもらいたいのかな」それもときに偏ったり、でもそれがきっと「その作者自身」ということなんだろう、で、でも、だから「そのひとが好き」。
 
読者である我々は、そうして、作品から、まあ勝手に好きなように受け取る訳で。
自分の人生とか、経験とか、好みとか考え方とかに近寄せたり照らし合わせたりとか、
でも作品はそのひとのもので、
きっとそのひとが伝えたかったことはあって、
わたしは、近くなかったりしても、それを感じ取りたいなあと、思いながらも、
勝手なことを好きに受け取ったりもする。
それも楽しい。どれも楽しい。
で、だいじで好きだから敢えて言葉にしないときも、思わずめっちゃ言葉にしたいときもあって、
それは時や場合や状況や距離感や場所や人で、いろいろだ。
さまざまの作品に出会えることの喜びうれしさ、幸せなことです。
 
さいきん私は読んだり観たりするときに、今まで以上にメモをする。
メモし、見返して、思う。
「ああ、以前読んだり観た時にはきっと「この点」は拾っていなかったかもしれないな」
「いや、以前に触れた時も、変わらず「ここ」は、いや「ここ」に惹かれて、
この作品を「いい」って思ったんやろな」。
同じ作品に触れて、触れてみての感じ方に、
数年で、わたしも、すこしは変わったのかな変われたのかな、なんて、
変わりたくないというか、変わらなあかんかも変わらんでええとこ、変わらなあかんなも含め、
ここが「私」やな、みたいなことを振り返らされた。

出会いと、偶然と、必然(かも)と、「今」と。
これもまさに、一期一会なんやな。
 
件のドラマは、
今触れて「あ」とか「お」とか、
切り口として「ここ」と思うものやことは、
3年前に触れたときよりも色濃くなった。
3年前とは「いっしょやけど、ちがう」「ちがうけど、いっしょ」で、
そんなことも含めて、「ちらっ」と、貼っておきたい。
本棚から小説も引っ張り出してきてぱらぱらとめくってみた。
今みると、ほんと、うまいなあ、すげえなあ。うん、改めて、すごい。
巻末の重松清の解説も、あったかいというか、なんか、なんちゅうか、気持ちが伝わるようだった。
作者への尊敬と愛がこもってるように感じて、「ああ、いいなあ」だった。
 
 


こちらの本を含む柚木麻子さんの本など、
東京湯島の「本屋・出発点」内
箱貸しシェア本屋「はこハブ」コーナーの
我が「本屋・桃花舞台」に置いてます。
よければ是非遊びに来て下さいませ。

◆◆◆
以下は、自己紹介 。よろしければお付き合い下さい。

構成作家/ライター/コラム・エッセイスト
中村桃子(桃花舞台)と申します。

旅芝居(大衆演劇)や、
今はストリップ🦋♥とストリップ劇場に魅了される物書きです。

普段はラジオ番組構成や資料やCM書き、
各種文章やキャッチコピーなど、やっています。

劇場が好き。人間に興味が尽きません。

舞台鑑賞(歌舞伎、ミュージカル、新感線、小劇場、演芸、プロレス)と、
学生時代の劇団活動(作・演出/制作/役者)、
本を読むことと書くことで生きてきました。

某劇団の音楽監督、
亡き関西の喜劇作家、
大阪を愛するエッセイストに師事し、
大阪の制作会社兼広告代理店勤務を経て、フリー。

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lifeworkたる原稿企画(書籍化)2本を進め中。
その顔見世と筋トレを兼ねての1日1色々note「桃花舞台」を更新中。
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先日、ご縁あって素敵なWebマガジン「Stay Salty」Vol.33の巻頭、
「PEOPLE」にも載せていただきました。

5月1日から東京・湯島の本屋「出発点」で2箱古本屋もやっています。

参加した読書エッセイ集もお店と通販で取り扱い中。

旅と思索社様のWebマガジン「tabistory」では2種類の連載をしています。
酒場話「心はだか、ぴったんこ」(現在19話)と
大事な場所の話「Home」(現在、番外編を入れて4話)です。

noteは「ほぼ1日1エッセイ」、6つのマガジンにわけてまとめています。

旅芝居・大衆演劇関係では各種ライティング業をずっとやってきました。
文、キャッチコピー、映像などの企画・構成、各種文、台本、
役者絡みの代筆から、DVDパッケージのキャッチコピーや文。
担当していたDVD付マガジン『演劇の友』は休刊ですが、
YouTubeちゃんねるで過去映像が公開中です。
こちらのバックナンバーも、さきほどの「出発点」さんに置いています。

あなたとご縁がありますように。
今後ともどうぞよろしくお願いします。

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