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私の本棚

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図書館で借りる本が多めです。感じたことや考えたことなどを綴ります。
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#気持ち

気遣いの塩梅

気遣いの塩梅

人に気を遣う、それは自分にとって、至極当たり前のことだった。と言うか無意識。だから、人に対して気を遣えない人や、その人がする(しようとしている)言動を、自分のことに置き換えて考えられない人のことが、私は本当に苦手と言うのか、ありえない、無理って思ってた。

7年越しに、住野よるさんの「かくしごと」をふと読み返した今、思うことがあって。私は多分、大学時代、人に対して気を遣い過ぎていたなと。特にこの部

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現実の何もかもから離れて没入できる読書は、私にとって本当に心の栄養になる。住野よるさんの「君の膵臓をたべたい」、何度読んでも新鮮な気持ちで楽しめるし心惹かれる、本当に大好きな1冊。

モネが過ごした時間や記憶を、鑑賞することで受け取っている

モネが過ごした時間や記憶を、鑑賞することで受け取っている

モネを摂取したい。

―表現が正しいのかは微妙だけど、読了後にそんなことを思った私。

それはつまり、

美術館でモネの作品を心ゆくまで鑑賞したい、味わいたい。

そういう意味だ。

原田マハさんの「モネのあしあと」を読んでいる最中、私には思い出したことがある。

それは昨年、一人旅と題して訪れた、香川県直島の美術館のうちのひとつ、地中美術館。

そこで見た、モネの連作である「睡蓮」を見た時の感動

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