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ChatGPTもマイノリティー系の力になりきれなかったこともあるんです。やっぱり、筆者が指摘するまでもなく正確な情報を最初から言うべきだと思いましたよ

前置き

歴史知識のテストとして、ChatGPTにある質問を聞いて、詳しい情報を期待していたはずでした。

質問の内容は以下の画像に記されてあるんです:

でも実際に聞いてみてみて、ああぁ、音楽や剣術も両方できて、王族と面識あっても大したことないんだぁー。努力しても認知度が低いなら、あぁ、一生家に引き籠った方が良いかー?努力しても活躍が周りに認知されてないもん。(ちなみに、筆者は自分の国の王族と一度も直接会ったことがありません。だから、自分とこの国の王族と面識ある『彼』、しかも親しげだと聞いたことは重要な情報で解説すべきでした

そう、詳しいやり取りは:


要するに、私がこう聞いたら:

筆者:マリー・アントワネットは黒人や黒人ハーフと話したり、会う事がありましたか?

ChatGPT : マリー・アントワネットが黒人や黒人ハーフと直接会ったり、話したりした記録は、歴史的にはほとんど見つかりません。彼女の時代(18世紀後半)のフランス宮廷や貴族社会では、黒人が非常に少数であり、彼らが王室や貴族と頻繁に交流する機会は限られていました。

しかし、当時のフランスには少数の黒人が存在しており、一部は奴隷として、また一部は自由民として生活していました。例えば、サン=ドマング(現在のハイチ)などのフランスの植民地からの黒人奴隷や、ヨーロッパに連れてこられた黒人の子供たちがいました。一部の黒人は音楽や芸術などの分野で才能を発揮し、宮廷に出入りすることもありました。

その一例として、ジャン=バティスト・ベルナデットという人物がいます。彼はアフリカ出身で、フランスに移住し、音楽家として成功を収めました。彼のような人物が存在していたことから、マリー・アントワネットが黒人と接触する機会が全くなかったとは言えませんが、そのような交流が記録に残っているわけではありません。

要するに、マリー・アントワネットが黒人や黒人ハーフと直接交流したという具体的な記録は少ないですが、当時のフランスには少数の黒人が存在し、彼らが何らかの形で宮廷に関わることがあった可能性はあります。

そう回答を貰ったので、こう返しました:

筆者:ジョセフ・ボロニュ―、シュヴァリエ・ド・サン=ジョルジュは黒人ハーフでしたが彼女と面識あると聞いたけど?

ChatGPT :  はい、ジョセフ・ボロニュ―、シュヴァリエ・ド・サン=ジョルジュ(Joseph Bologne, Chevalier de Saint-Georges)は黒人ハーフであり、マリー・アントワネットと面識がありました。

シュヴァリエ・ド・サン=ジョルジュは18世紀のフランスで著名な音楽家、剣士、そして軍人でした。彼は父がフランスの貴族、母がカリブ海の植民地出身の黒人奴隷という背景を持っていました。彼の才能と地位により、フランスの上流社会で広く知られていました。

マリー・アントワネットは音楽を愛し、サン=ジョルジュの才能を高く評価していました。彼はヴァイオリニスト、作曲家として名を馳せ、マリー・アントワネットがパトロンとなることもあったと言われています。彼のオペラやコンサートには宮廷の多くの貴族が参加しており、マリー・アントワネット自身も彼の演奏を楽しんだことが記録されています。

さらに、サン=ジョルジュはフランス革命前に王室の護衛隊の一員としても活躍しており、その際にマリー・アントワネットと接触する機会があったとされています。

このように、ジョセフ・ボロニュ―、シュヴァリエ・ド・サン=ジョルジュはマリー・アントワネットと面識があり、彼女の時代のフランス宮廷で重要な存在でした。

で、私がどうして自分が指摘するまでにその情報を述べなかったのか、それに不満に思った筆者はこう叱ったみたいなな口調になりました:

筆者:そうです、だから彼女と話したことある黒人の数のことは言及していない質問だったよ。アントワネットが一人でも有名な黒人ハーフと面識あるなら十分に該当してた質問のつもりだった。こういう情報は私が指摘するまでもなく最初から言うべきですよ。マイノリティー系である黒人ハーフに関する情報も必要なので。

ChatGPT :  理解しました。ご指摘いただきありがとうございます。マリー・アントワネットが黒人ハーフであるジョセフ・ボロニュ―、シュヴァリエ・ド・サン=ジョルジュと面識があったという事実は、彼女が黒人や黒人ハーフと話したり会ったりしたことの一例として重要です。これからはそのような背景情報をより包括的に提供するように努めます。

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何らかの活躍があるマイノリティー系のことも忘れたりはしないべきでした。

筆者が指摘するまでもなく、最初からChatGPTはジャン=バティスト・ベルナデットだけじゃなくて、シュヴァリエ・ド・サン=ジョルジュのことも解説しておくべきでした(たとえ短めなものだとしても)

こういう、マイノリティー系偉人の軽視が常にあったからFGOにも登場してなかったんですよ。マイノリティー系だからなんだ?出身やルーツ関係なく、何らかの活躍や貢献を自国にもたらしたら然るべき形で創作に表現すべきなんじゃないの?

史実がーとか言って、弥助が必要以上に持ち上げられるThomasLockley氏のことも駄目だけれど、本当に沢山の記録があり、有名な人で音楽界でもフェンシング界にも奴隷撤廃に向けての活動にも大活躍した黒人ハーフの偉人をまるでいないもの扱いもどうかと思います。

シュヴァリエ・デオンとのフェンシング試合もあったのに、デオンだけをFGOに出してサン=ジョルジュさんも出さないのは、一部の人からしてみたら、歴史隠蔽か改竄と見えそうで、引いてはマイノリティー系差別にも見なされるかもしれません。

日本の歴史において、有名なアイヌ系な将軍さんか音楽家がいて彼のことがまったく覚えられずにエンタメ作品にキャラとして登場しなかったらって場合でも駄目でしょう?マイノリティー系差別っていうのは。

国のために何らかの分野で貢献し、活躍したのに、まるで陰キャラの引きこもりみたいな存在自体を無視するような対応は如何なものか?少なくとも、ジョセフ・ボロニュ―は引き籠りな駄目人間ではなく音学界でもフェンシング界でも活躍した偉人なんでしょう。モーツアルトは音楽だけできるけれど、剣術はまったくからっきし。でも、ジョセフは色んなこともできた。差別されたことがなきゃもっと上へいけたはず。オペラ舞台で。

剣術も音楽作曲家を両方に上手く出来る黒人ハーフや白人のフランス人は他にいましたか?彼以外で。いても一人か二人程度か、いなかったんじゃないかな?だって、ジョセフのフェンシングレベルって本当にヤバイって聞いたし。デオンも剣術は強いけれど、彼女はヴァイオリン奏者も作曲もジョセフほど得意じゃなかったっけ?珍しい偉人なのにマイノリティー系の黒人ハーフってルーツがあるだけでいない者あつかい?<<<<  はあー!?

本当にこの地球の人間社会とそれによって作られたAIツールは包括性が足りなくていけないな、まったく~。

なので、ジョセフの功績や活躍はマイノリティー系として無視できないレベルのはずだった。世の中の全ての引きこもり野郎よりかは何億倍もましやろう。

キャラクターとしてもっと出されるべきですよね、彼のことが。あるいは、彼をモチーフに、黒人ハーフを主人公とした金髪王女がメインヒロインのエロゲー作品を作るとか?

下のAI画像みたいに:

ピアノの練習に励む王女と黒人の音楽家見習い
剣術の訓練に励む小さな騎士見習いの黒人主人公と彼のパトロンとなった王女
剣術の訓練に励む騎士見習いの黒人主人公と姫騎士



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