劣等感?無理に無くそうとしなくていい。それでも大丈夫
「劣等感ってどうしたらなくせますか??」と質問をいただくことがあります。
人と比べてしまったり、ふとした時に出てくる劣等感。
ネガティブな感情をなくしたい!と一度は考えるかも知れませんが、無くそうとする必要などないとボクは思います。
大切なのはどんな自分でも大丈夫!と自分で思えること。
人と比べて劣等感を感じてしまう自分。
人がうまくいっているのを素直に喜べない自分。
もっと認めて欲しい!評価されたいと思う自分。
それは、自分をもっと幸せにしたいと思うから出てくる感情。
だからどんな感情が出てきてもどんな自分が見つかっても大丈夫なのです。
●自分を苦しくさせていた価値観が教えてくれたこと
少し恥ずかしいボクのお話をします。ボクは失敗や間違えることに対して極度のビビリくん。
「失敗したら笑われるんじゃないか。」
「間違えたら嫌われるんじゃないか。」
と気にしてしまう。これって失敗(間違えること)は悪いこと。ダメな奴。という価値観が出来上がってしまったせいなのだが、これがすごく足を引っ張る。
全く当てはまらない人もいれば、当てはまる人は大きく頷くかも知れない。
なぜこんな自分の足をわざわざ引っ張るような価値観があるのか考えてみると、やっぱりこれまでの環境が大きいのだと思う。
子供の頃に、失敗や間違えたことに対して「こんなこともできないのか!」「ほんとにダメな子ね!」なんて親や周りの大人から言われていたら、当然失敗をすることが怖くなる。もし怒られていたならなおさら。
失敗=ダメなこと(悪)
子供の頃の生きている世界は狭く、親や周りの大人たちに嫌われる(見放される)ことはイコール「死」を意味するほど怖いこと。その為、必死に嫌われないように見放されないようにそのルールを守るようになる。
つまり、子供ながら生きていく為に失敗しないように間違わないようにビクビクと生きるようになる。その癖が大人になってもただ出てきているだけ。
誰しも幼い頃に身につけた価値観があります。そしてなぜ、今の自分を苦しめる価値観を持ってしまっているのか。それは決して自分を苦しめるためではなく
「子供の頃の自分が生きる為に必要でだった」ただそれだけなのです。
そして
もし苦しいと感じるなら、その価値観は今のあなたが生きる為に必要ではなくなった
ということなのです。
●優劣の世界を抜け出して
上記でお話しした価値観を持ったことで、失敗ビビリくんの他にももう1つ大きな弊害があった。
それは人と自分を比べて優劣をつけるようになってしまったことだ。
『失敗=悪いこと』という価値観があるということは、
『失敗しないこと=良いこと』ということになる。
失敗をしたりうまくいかない時「なんて自分はダメなやつなんだ」と、うまくいっている人を見て劣等感を抱くようになった。
人は劣等感を抱くと「優越感」を求めるようになる。
つまり、自分よりもダメな人(と勝手に感じる人)やうまくいっていない人(と勝手に感じる人)を見つけて見下したり馬鹿にすることで優越感を得ようとします。
過去の劣等感の塊だったボクは、恥ずかしいことに自分以外の周りの人を見ては馬鹿にして「自分は大丈夫なんだ」としょうもない優越感を手に入れていました。
しかし、言い換えるとそれは自分も見下され馬鹿にされる世界で生きるということ。
常に「誰かに見下されるんじゃないか」「馬鹿にされるんじゃないか」という怖さと一緒に生きることになるのです。
なにもこれは「失敗」という話に限りません。
容姿、学力、お金、パートナー
優越感を得るために人を見下したり馬鹿にすればするほど、自分も人から見下され馬鹿にされるという恐怖が大きくなります。
劣等感からたくさん人を見下し、馬鹿にし必死に優越感を求めて生きた中でたどり着いた答え。それは
人と自分を比べることになんの意味もない
ということでした。
自分の苦手なことや人よりもできないことがあるように、みんなも苦手なことやできないことがある。
自分に得意なことやできることがあるように、みんな得意なことやできることがある。
それぞれが自分の得意を発揮し、それぞれの役割を果たしているのです。
自分のこれまで生きてきた環境で得られた経験も、考え方や言葉1つにしたって自分だけのもの。
誰かの作った物差しで優劣を感じる必要もなければ、比べること自体なんの意味もなかったのです。
●幸せになる為に生きている
だんだんと時代も変わってきていますが、ボクも含め今の大人の子供の頃は人と競わされ、順位や点数をつけられ、もっと上を目指せと言われてきた人が大勢います。
幼い頃に周りの環境から当たり前だと信じてきた価値観もあるでしょう。
もし今、子供のころ生き残るために身につけた価値観が自分を苦しめるなら、もう役目を終え新しい価値観で生きるタイミングかも知れません。
人と比べることも、優劣にこだわることも必要なんてありません。
だって、最終的に自分を幸せにできるのは家族でも恋人でも友達でもなく
自分だけだから。
人と比べてしまったり、ふとした時に劣等感が出てくるかも知れません。
でもそれでもいいとボクは思います。
大切なのはどんな自分でも大丈夫!と自分で思えること。
劣等感いっぱいの自分。でも私は私を大好きだから大丈夫!
そこには人の評価も言葉も関係ありません。
自分が自分を大丈夫と思え、自分を幸せにする為に生きているというだけ。
仮に人を羨んでしまったり、人の幸せを素直に喜べないようなネガティブな感情も出てくるかも知れない。
でもそれは、「自分をもっと幸せにしたい」「自分ももっと幸せになりたい」という思うから出てくる感情。
だからどんな感情が出てきてもどんな自分が見つかっても大丈夫なのです。
落ち込むようなことがあった時、自分を責めるんじゃなく
「それでも大丈夫だよ」
と自分に声をかけてあげてください。
自分を幸せにできるのは自分だけ!そんな素敵な役割があるのです。
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