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あさうら
2024年1月13日 17:07
私、浅浦 藻が個人的にいいなと思った詩を勝手に追加していくマガジンです。目的としては1いい(と浅浦的に思われる)詩を他の人にも読んでもらうこと2浅浦が自分の知見を広めることがあります。とはいえ浅浦に影響力や拡散力はほぼないので、1に関して詩の作者の方にはメリットはさしてなく、2に関して言うと完全に浅浦にしかメリットがありません。浅浦が素朴にめちゃいいと思った詩を、勝手に追加してい
柿沼オヘロ
2024年4月1日 10:04
雲丹がういているとしてこの一歩目からすでに戦いがはじまっているわけだだからぼくは何食わぬかおで血の歩兵のマントになるだろうはくいきすういき全てのいきに遺る白亜の振動たたかいはもうはじまっていた指のうごきすいめんを撫でる、叩く、込めるそこにもぼうっとして野蛮なうにがまとわりついてるわけだちょうどのものを見ることができない耳も、鼻も、味蕾も、発声も、発生もた
arai/詩
2024年2月25日 19:23
海と空の不透明な恋愛というものは フィルムカメラの天気予報では 測れないから/春を一枚剥ぎ取って それは15時のひかりの角度で マンションのベランダから クジラに乗って/飛び降りてみた あめのひは一夜限りの紙タバコふかして はれのひでは構造色のオフィスから くもりのひは螺旋階段を駆け抜けて 休日には/居留守だらけの遊園地で 珈琲を片手に踊っている さてこの玄関には/
omohayu
2023年8月23日 22:56
柿山双葉
2023年12月24日 23:23
12月の夜は部屋のあかりを消してヘッドホンをつける、そして壁にもたれかかる背中のあたたかさ、冷えたコーラを飲んで夢を見る、目をあけたままで眠る。こんなふうに安らぐこと、こんなふうに息をすること、こんなふうに赦すこと、こんなふうに生きること、そして。淡いグリーンの光を指先に感じる、まるで生まれる前の走馬灯、淡いパープルの光を唇にあてる、それは永久凍土の20世紀だね。サンタクロースは麒麟や
の
2024年1月13日 19:30
無限に耽る、寡黙な椅子でカレンダーに記録を付ける雨と永遠のノイズが先走る明日軽やかに立ち竦む扉の夢の前斜陽は高鳴って消えそう魚になって斜陽はただ待って消えそう魚になって柔らかな窓辺にまどろむ月の歌カレンダーに既読を付ける雨と宵闇のダンスが駆け抜ける明日軽やかに待ち望む扉の夢の夢の前斜陽は高鳴って消えそう魚になって斜陽は漂って消えそう魚になってどこ
あまねし
2024年1月10日 20:58
めざめたときには過ぎていたひこうき雲はもうすっかり青空に散って見慣れない鉄塔だけがふぉんふぉんと光りそびえるあれはゼットンみたいなものだ空に線をえがいて通り過ぎたあなた見送りになんていくはずなかった灼熱の玉がこの星を終わらせるときがくる赤い空の下で立ちつくすがいい近所で出くわしたみたいに素知らぬ顔して駆けつけてあげる背中に手をあててあげるこれはうたた寝じゃないシエスタだ