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【詩】永久凍土のクリスマス

12月の夜は部屋のあかりを消してヘッドホンをつける、そして壁にもたれかかる背中のあたたかさ、冷えたコーラを飲んで夢を見る、目をあけたままで眠る。

こんなふうに安らぐこと、こんなふうに息をすること、こんなふうに赦すこと、こんなふうに生きること、そして。

淡いグリーンの光を指先に感じる、まるで生まれる前の走馬灯、淡いパープルの光を唇にあてる、それは永久凍土の20世紀だね。

サンタクロースは麒麟やペガサスのような星座、氷漬けの神話たちは星空をかすめる、もうすぐ聞こえてくるはず、きっと。

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