arai/詩

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arai/詩

https://aoireika170729.amebaownd.com/posts/46211839 現代詩/デジタル画/写真 すべて自作   なんとなくでも 好んでくれたら、嬉しみです

マガジン

  • 投稿詩

    投稿サイトB-REVIEWに出したもの https://www.breview.org/keijiban/?author_id=1679

  • ことばとき

    読み手の解釈に委ね、 梳かれた言葉ごとに読み取る詞。 捻り捩じった羅列・流れの一音、 どれだけの意味が込められるか。 心に浸透するような詩でも 世界が思い描ける小説とも遠い、 形も話も見えないコトバたち。 これを私は詞梳記コトバトキと称す。

  • Catharsis

    étude 譜可乖詩嘩フカカイシカ/訃化詩嘩フカシカ

  • 蟠り

    紛いめいた吐瀉物です

  • お題より

    詩ってなんじゃ、この答えは決められん。思うだけ数がある。ただしいこたえはない、誤字だらけにみえる呪いを込めた怪文書みたいなもの。自己管理自己完結。そのものにどんな意味を込めようと探す必要もない。わたしのものはそれだけ。

最近の記事

偏向5月号/自由投稿欄に載せていただきました

偏向5月号/自由投稿欄に載せていただきました 現代詩「滅紫雲の揺籃《ようらん》」 筆名 麁(あらい)です 今月もとても攻めたので仕上がりに大満足です 意味や理屈でないところをジワッとぶっ刺せたら嬉しく思います まあ難しいか、そうだろうけどね(苦笑) どうぞご覧くださいませ

    • ホログラムの翠緑

      ホログラムのあたりは 缶入りの悲しみを口に貼ります 微糖の明けの夜はやさしさ芝居に射たれたから 彼も彼女もまたムクロにはないのだろう おおらかな殺人鬼とさよなら死体は よかれと告白したが似た者同士 重要人物を振る舞うが、申し訳在りません 花を咲かせるお返事お待ちしています 簡単な背骨だからミライを除く金属音の萌黄 暗めの室内に水彩を放ち喧噪はない使われ方をした あなたの現場で、ただ、かげふみしている出来心 屋敷に待ち構える四つ葉のコントラストは薄命で、 夢見る宝石のアクセン

      • paper tunes 

        どうでもいい休日の朝に 海沿いの道をニケツする。まるで知恵の輪みたいな潮風より 確かな 夢の記憶に穴が空いた。貰い受けた原付きで。代わり映えのない真っ直ぐな道を、どこまでも どこまでもみえなくなるまで ゆけたらよかったのに また俺はベッドの上で微動だにせず考え事をしていた。あとになって色づくたんぽぽの あの歯車の、春の雑念にすがれて。昏れて。日照り雨を繕いそして、露香のくせに焦点が交わさるばかりの ピンホールで覗いてまぶたで切る、手回し 午前3時の譜面ばかりで、それとも…

        • 2024/05/01 詩投稿ギャラリーB-REVIEW https://breview.org/keijiban/index.php?id=12737 crackの踵、鎮座するうららかな痺れ

        偏向5月号/自由投稿欄に載せていただきました

        マガジン

        • 投稿詩
          21本
        • ことばとき
          20本
        • Catharsis
          10本
        • 蟠り
          15本
        • お題より
          9本
        • あいまいな、なにか
          29本

        記事

          浄罪、いいや 冠水。

          永遠とはなんだろう 『銃槍 血痕 轍 焼跡の花だ。』 『夢幻の内にいる水平線には、 ひどくきたない月影は残存している。』 小枝をたたむ 河原になって 氷が覆う 心臓の周りを 何周でも血が循環する もうすぐにみらいと手にかけるのに 億劫にも見送るような真似を施された にごりのおとよ。 (キミではないな。) 足を投げ出して /ただ酔わせて /あわさった影が隠される。 あのてこのて(が)ちらちらとくるおしい(ので) うしろからがくりと頷かせて 空いた口が閉まらないくせに

          浄罪、いいや 冠水。

          しょうねん

           指を詰めた姿勢の錆びついた原石から われた舌を置いてきた。廟にかわいたのよ 刃文。漏れ出した女の後れ毛から鋏が、万年筆と交尾している。 赤のボールペンと旋回した灰が新品にうず高く積まれた部屋には、烟。同じにもならないのにレイプされていくのを、足して引いても 紙と鉛筆を肌を擦り付けて持ってまた、苦くて濃い甜茶を、裏紙にしいていく作業におもいました。  ガジガジにしなったスケイルとか、を兎角ヘリックスの銀のアンテナたちが、いまと白熱球とひとつ切れかかってはチカチカ。ストックし

          しょうねん

          新作です。詩投稿ギャラリーB-REVIEW 2024-04-19 https://breview.org/keijiban/?id=12696  feather plain

          新作です。詩投稿ギャラリーB-REVIEW 2024-04-19 https://breview.org/keijiban/?id=12696  feather plain

          新作です。破滅派に現代詩を投稿しました 2024/04/20 https://hametuha.com/poeme/93343/ わたしと泉

          新作です。破滅派に現代詩を投稿しました 2024/04/20 https://hametuha.com/poeme/93343/ わたしと泉

          常磐 未来

          Dear Mr. and Mrs. ___  ________________  ______________________  ___________________________          It has been a long time since we have met.  ――夜叉のような花火   洗い流した 憐れみだろ  /見下ろしてゆくのは 支配される立場があるから  /空虚を味わうように 約束を背負っている (立体感を生み出すための 歪み)  忘れっ

          常磐 未来

          みずおとなりて

           おりがみひとつこうてきて、みたばかりなのです  折りきれずに 未だに、数え切れず融解した無心が拵えております  一つの家を 月夜が ガラス戸を突き破り、みるみる響かせる波音を、一枚のフィルムで溺れいたのだと、未来から、遥か謂れ。翡翠の園、実は 眦だけの美少年がひとかじり、微笑を添えて、ぎこちなくうつろいゆく歪みを魅せたのである  耳を傾けるのだ。暗号も伝奇も ほんのはした  ぬくみとかおり、ほんのりとした 酔いも匂う 艶めかしく  果てしない大空と湿原と雨に濡れ縋れる

          みずおとなりて

          詩投稿ギャラリーB-REVIEW 2024-04-14  https://breview.org/keijiban/?id=12677 star-crossed wreck

          詩投稿ギャラリーB-REVIEW 2024-04-14  https://breview.org/keijiban/?id=12677 star-crossed wreck

          ただ 夜が 明けると なき、わらうことで

          溶けていると感じられる温さ、毒を吸わされた展は、そのものを刈り取る 氷上の青いタブーにある。赤黒く汚れた鋸も。遠くのむらでは汚れなくキレイで、きっと老いた姿で談笑している賑わいに過ぎない。 けれどパチパチと爆ぜる棘、その皮肉といい、おしゃべりな二枚舌が閊えては 心地悪いから、たすかりたい とおもう、域はゆるやかな苦みを射した 気化性の高い炎は、手首の切り口が腐敗してできた虚ろ目で。弱っていく 憂さ晴らしだとして マーガレットの束を、運ぶ少年は風のようで。いっそ引っこ抜いた

          ただ 夜が 明けると なき、わらうことで

          しらぬ四葉おおく みちに ゆらいでいる

          わたしが いきている ということが わたしのなかで、満天の夜空で或るのに みあげたところで塵芥。けれどいまもまだ しらぬ四葉おおく みちに ゆらいでいる どんな意味であろうとも こころか どこかで  おとした ひびきが。まっすぐひかれた凸凹に 駆け出したつもりでも 転んだようでも ねがいのように なにか と触れる めろでぃにすら 成らないもので きらきらぼしすら、みあたらないけど 目覚めない あなたは 「ありがとう」と虚ろに笑う 眠ったまま かわいそうで かわいい モザ

          しらぬ四葉おおく みちに ゆらいでいる

          偏向4月号/自由投稿欄に載せていただきました

          偏向4月号/自由投稿欄に載せていただきました 現代詩  title crackの踵、鎮座するうららかな痺れ 筆名 麁(あらい)です どうぞご覧くださいませ

          偏向4月号/自由投稿欄に載せていただきました

          新作です。破滅派に現代詩を投稿しました 2024/04/06 https://hametuha.com/poeme/93117/ 『やまふところ』

          新作です。破滅派に現代詩を投稿しました 2024/04/06 https://hametuha.com/poeme/93117/ 『やまふところ』

          なにも ねえよ そうだな そうだろ

           焦点が合わない吸い殻を浮かし酒を白湯で薄めた生活ならまだ一揃いの愛らしさと受け容れるとするけど、作法など空想の恋人にすぎず、また後ろ手にのばした傷が じくじくと痛いものだから みじめさ ( 初歩的な処罰、角を出す蕾は 唾を欠く。    それでは殻も破けない )  赤ん坊をひとつ背負う、軽石だなこれは。すくいとられ、かかえあげられ、もぎ落とした嘴、こすり合わせた指の腹 指紋なく、個性を移す粘土じみた皮膚、机の隅を重んじる星の砂が。仕掛けもなにもこれらが     素は/し

          なにも ねえよ そうだな そうだろ