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#アート
こんにちは! 松本路子マガジンです
マガジン始めました月間4〜7回の新作記事を目指しています。現在制作中のニキ・ド・サンファルの映画のこと、世界各地のアーティストたちとの出会いの物語を中心に、折々の写真やエッセイを掲載していきたいと思っています。内容はいろいろですが、まずは以下の興味ある8本の幹から枝葉を伸ばします。ご購読いただけたら嬉しいです!
Contents 記事の主な内容○ニキ・ド・サンファルとの出会いの物語&アート・フィ
横浜「シネマ・ジャック&ベティ」にて明日から上映!
明日、10月26日(土)から、横浜、若葉町のシネマ・ジャック&ベティにて「Viva Niki タロット・ガーデンへの道」の上映が始まります。横浜方面の方はぜひ。またご友人にお知らせいただけましたら、幸いです。
www.jackandbetty.net
10月26日(土)~11月1日(金)17:05~18:25 上映
11月2日(土)~11月8日(金) 10:00~11:25 上映
映画「Viva Niki タロット・ガーデンへの道」アップリンク吉祥寺にて公開中!トークイベントのお知らせ。
映画「Viva Niki タロット・ガーデンへの道」の、アップリンク吉祥寺での上映が25日(金)より始まりました。公開記念のトークイベントをお知らせいたします。上映は31日まで。お楽しみください。お知らせもよろしく!。
10月26日(土)14:00~上映後 15:20 〜トークイベント
登壇者:宍戸開(俳優・写真家)+ 松本路子監督
10月27日(日)14:00~上映後 15:20〜トークイ
ハノーファーの3人のナナたち~映画撮影ノオト
ニキ・ド・サンファルの女性像の総称「ナナ」。ドイツ、ハノーファーのライネ河岸に立つ、カラフルな3体の像は「ハノーファーの3人のナナたち」と呼ばれている。彼女たちは初めて美術館から街に飛び出したナナだ。逆立ちし、踊り、どっしりと構える3人は、かつてのハノーファー王国の王妃や歴史上の人物にちなんで「カロリーネ」「シャルロッテ」「ゾフィー」と名づけられている。
1974年に設置された当時、胸と尻を強
ジゼル・フロイント ~撮影ノオト~
パリで出会った写真家パリ滞在中、ギャラリー・フランスのオーナーに、ポンピドゥ―・センター(フランス国立近代美術館)で開かれる、オープニング・レセプションに誘われた。ポンピドー・センターでは初の写真家による回顧展だという。私はジゼル・フリュンドというその写真家の名前を知らなかったが、興味を抱いてレセプションに参加した。1991年12月のことだ。パリで彼女の名前はジゼル・フリュンドと発音されていたが、
もっとみるルイーズ・ブルジョアの自宅を訪ねた! ~撮影ノオト~
ニューヨークのアトリエにて高さ9メートルにも及ぶ巨大な蜘蛛のオブジェ「Maman(お母さん)」で知られる、ルイーズ・ブルジョア。「蜘蛛」は1990年代後半、彼女が90歳近くなってから手がけた作品のシリーズで、世界数カ所の野外に設置されている。東京の六本木ヒルズ、森タワー広場にあるのもそのひとつである。
ルイーズ・ブルジョアのニューヨークのアトリエには、3回ほど訪れている。西20丁目の半地下1階、
フェイス・リンゴールド ~撮影ノオト~
ニューヨークにて。行先を告げると、何台ものタクシーから乗車を断わられた。フェイス・リンゴールドの住むニューヨーク、東145丁目を訪れた日のことだ。1989年当時、ハーレムの治安はあまり良くなく、私は一抹の不安を抱きながら彼女の家に向かった。だがそこには10年来の知己を迎えるような笑顔が私を待っていた。
画家、造形作家、パフォーミング・アーティストとして知られるリンゴールドだが、なんといっても代表
ニキ・ド・サンファル ~撮影ノオト~
パリ郊外の自宅にて。カラフルでエスプリあふれる女性像で知られるフランスの造形作家ニキ・ド・サンファル。彼女と初めて会ったのは1981年、パリ郊外の自宅を訪れた時だった。かつて宿屋だったという石造りの家の扉が開くと、女主人が出迎えてくれた。ダイナミックな作品とは対照的な、繊細で神秘的な雰囲気を漂わせた人だ。
居間に通されたとたん、その彩りの鮮やかさに思わず歓声を上げた。まさに作品世界そのもの。机、
ピナ・バウシュ ~撮影ノオト~
ピナ・バウシュの舞台「ブッパタール舞踊団」の舞台を初めて見たのは、1980年代のニューヨークだった。振付家のピナ・バウシュ率いる舞踊団は、ドイツのブッパタールを本拠地として、世界各地で公演を行っていた。「タンツテアター」(ダンス劇場)と名づけられたその舞台は、ダンスと演劇が融合した独特のもので、生きることそのものを主題として、踊り手たちが舞台上にさまざまな人生模様を描き出す。
それは時として、人