松本路子

写真家、エッセイスト。 ポートレイトを中心に作品を発表。『Portraits 女性アーティストの肖像』などの写真集出版、個展多数。 造形作家ニキ・ド・サンファルのアート・ドキュメンタリー・フィルム制作中。自宅のバルコニーで60鉢のバラを栽培し、フォト&エッセイ集も出版.

松本路子

写真家、エッセイスト。 ポートレイトを中心に作品を発表。『Portraits 女性アーティストの肖像』などの写真集出版、個展多数。 造形作家ニキ・ド・サンファルのアート・ドキュメンタリー・フィルム制作中。自宅のバルコニーで60鉢のバラを栽培し、フォト&エッセイ集も出版.

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    • 写真にはドラマがある ~松本路子の撮影ノオト~

      世界各地のアーティストの肖像を撮影する中で、忘れられないエピソード、写真のこと、自宅マンションのバルコニーから、60鉢のバラ・果樹の季節の便りなどを綴ってみたいと思います。本・映画・舞台などの感想はリアルタイムで。

    • 日々の暮らしノオト

      その日出会ったこと、自宅バルコニーの花や果実の収獲、旅や伊豆の思い出など、徒然なるままに、ティータイムにほっとひと息入れる感じで綴っていきます。

    • ニキ・ド・サンファル ~松本路子の制作ノオト~

      松本路子が監督・撮影する、造形作家ニキ・ド・サンファルのアート・ドキュメンタリー・フィルムの制作ノオトです。10年間にわたるニキとの交流、その作品との出会いの物語、そして現在制作中の映画の、ヨーロッパ各地、アメリカ、国内での撮影現場からのレポートを綴ります。映画は現在、編集作業段階! 製作のサポート、ご意見、よろしくお願いします。

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      • ニキ・ド・サンファル ~松本路子の制作ノオト~

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    Director’s Statement VIVA NIKI ― The Spirit of Niki de Saint Phalle

    Director’s Statement VIVA NIKI ― The Spirit of Niki de Saint Phalle   Michiko Matsumoto January 2023   The late French-American artist Niki de Saint Phalle is remembered today for her Nanas, a highly spirited force of colorful female sculpt

      • ニキの映画を創る会、監督からのメッセージ

        コロナ禍で中断していましたニキ・ド・サンファルの映画。昨年11月から制作を再開しました。現在、編集のラストスパートに入っております。お力添えくださいました皆様には完成をお待ちいただき、心より感謝申し上げます。 ここにあらためて監督・松本路子の制作ノオトをお届けさせていただきます。 制作ノオト 「ナナ」シリーズなど、カラフルでエスプリあふれる女性像で知られる、フランス系アメリカ人の造形作家ニキ・ド・サンファル(1930-2002)。 私がニキと初めて会ったのは1981年、パリ

        • 今年のわが家のバルコニー、バラ協奏曲その2

          5月一斉に開花したバラたちも一段落し、今は2番花が少しずつ咲き始めているところです。バラ協奏曲第2弾にもお付き合いください。

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          • 掲載報告 根津美術館で『燕子花図屏風』を見て、庭園散歩。

            ご報告が遅くなりましたが、Web マガジン『Garden Story』の掲載記事です。庭園のカキツバタの花期は終わりましたが、写真で楽しんでください。

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            今年のわが家のバルコニー、バラ協奏曲その1

            今年のバラは例年より2週間ほど早く開花し、早咲きの花以降は、一斉にバラ協奏曲を奏でるような賑わい!コロナ禍でバラの宴も叶わず、ただひたすら写真に収めていました。皆様には写真で楽しんでいただけましたら、嬉しいです! 今年のニューフェイス 増やすスペースはないと言いながら、今年は4本の苗を新たに植えつけました。20年から30年ものの株が多いわが家では、珍しいことです。まずは新入りのお披露目から。

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            バルコニーのバラが今年も咲き始めました

            都心のマンションのバルコニーで、30年前から始めたバラ栽培。60鉢のバラが順次開花していきます。まずは早咲きのバラから。今年は例年より2週間ほど早い開花でした。早咲きのバラは、中国原産の野生のバラがほとんどで、八重咲きの白モッコウ、一重の黄モッコウ、ナニワノイバラに続き、オールド・チャイナ・ローズのムタビリス、ロサ・オドラータが咲いています。 さらに、ここ数日の暑さで、デヴィット・オースチンのイングリッシュ・ローズなど、現代バラのやや早咲き品種も開花し始めました。写真を楽し

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            掲載報告:桜の季節に、練馬の牧野記念庭園を訪れた記事を書きました。

            Web マガジン『Garden Story』の庭園めぐりシリーズの最新記事が掲載されました。noteでは牧野富太郎博士が名付けたとされる、桜’仙台屋’の由来を書きましたが、こちらは牧野博士の生涯、記念館資料などを中心とした庭園のお話です。

            合田佐和子回顧展 & 撮影ノオト

            3月26日まで三鷹美術ギャラリーで開催されていた合田佐和子の回顧展「帰る途(みち)もつもりもない」に、会期終了まじかに駆け込みで出かけた。彼女の作品展は何度か見ているが、高知県立美術館に続く今回の展示は、まさに回顧展に相応しく充実したもので、改めてその作品世界に浸ることができた。 私が合田佐和子のポートレイトを初めて撮影したのは、1985年。その時彼女はエジプトに永住する準備していたところで、撮影は当時住んでいた世田谷区若林の自宅で行われた。今回の回顧展にはその部屋に掛けら

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            牧野記念庭園に桜’仙台屋’を見に出かけました。

            桜の季節。わが家のバルコニーでも早咲きの’河津桜’、’陽光’が続いて開花し、’染井吉野’が咲き始めた頃、ほぼ同じ頃に開花する桜’’仙台屋’を見に出かけました。場所は西武池袋線大泉学園駅にほど近い、練馬区立牧野記念庭園。そう、植物分類学の牧野富太郎博士が晩年の30年間を過ごした私邸跡地に設けられた庭園と記念館です! 2015年に『東京 桜100花』という本を出版し、2年ほど桜づくしの日々を過ごしたことがあります。桜に関するあらゆる書物を読み、都内の桜を撮影、さらに原木のある北

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            掲載報告~フランスの文豪モーパッサンの名前のバラについて書きました

            Webマガジン『Garden Story』の連載記事の最新版が掲載されました。 今回はフランスの文豪モーパッサンに捧げられたバラについて綴ったものです。代表作『女の一生』を改めて読み直しての感想を交えて、作家の人生の断片にふれてみました。

            掲載報告~ダイアナ元妃に捧げられた2つのバラの名前。

            Web マガジン『Garden Story』の連載記事『バラの名前物語』。最新版は、英国のダイアナ元妃に捧げられた2つのバラ『プリンセス・オブ・ウェールズ」「ダイアナ・プリンセス・オブ・ウェールズ』について綴りました。没後25年を経た現在でも、人々の記憶の中に鮮やかに生きるひとりの女性と、気品あふれるバラについてです。

            掲載報告 ~古代エジプトの王妃の名前を冠した、ミステリアスなバラについて書きました。

            Webマガジン『Garden Story』の連載記事「バラの名前物語」。今回は神秘的な胸像で知られる、古代エジプトの王妃ネフェルティティに捧げられたバラについて綴りました。謎多き王妃の人物像の断片を辿ることは、3000年の彼方への歴史旅。バラの名前が時空を超えた物語に誘います。

            掲載報告:『星の王子さま』の作者の名前のバラがあります!

            Web マガジン『Garden Story』の連載記事「バラの名前物語」。今回は『星の王子さま』の作者、サン=テグジュペリに捧げられたバラについて綴りました。『星の王子さま』は子どもの頃に読んだ、ファンタジックな物語ですが、今読み返すとさまざまな言葉の隠喩に気づかされ、新たな発見があります。

            わが家の河津桜が咲きました。春を告げる早咲きの桜について。

            毎年この季節になると、南伊豆のそこかしこから桜便りが届きます。日当たりのよい場所では、1月末から咲き始め、今がまさに最盛期。河津川両岸の桜並木をはじめとして、各地で開花しています。わが家のバルコニーの河津桜も、東に面した場所は2月初旬、北に面したバルコニーでは2月下旬が花の季節。まだまだ寒さが続く日々ですが、春の到来が近いことを告げてくれます。 河津桜については折に触れ綴っていますが、最初に我が家に苗木がやって来たのは20数年前のこと。伊豆の知人から譲られた苗木でしたが、大

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            ニキ・ド・サンファルの映画制作をめぐって、今思うこと。

            「ナナ」シリーズなど、カラフルでエスプリあふれる女性像で知られる、フランス系アメリカ人の造形作家ニキ・ド・サンファル(1930-2002)。   私がニキと初めて会ったのは1981年、パリ郊外の彼女の自宅を訪ねた時だった。かつて宿屋だったという石造りの家の扉が開くと、にこやかに微笑むアーティスト本人が立っていた。ダイナミックな作品とは対照的に、繊細な感じの神秘的な雰囲気さえ漂わせた人だ。1枚の肖像を撮影する予定で会いに行ったが、その自由な発想と遊び心にすっかり魅せられ、以来1

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            東京国立近代美術館での展示ご報告

            12月6日より、東京国立近代美術館のコレクション展にて、私の作品14点が展示されています。(2023年2月5日まで)「 女性アーティストの肖像」シリーズから、オノヨーコ、マリソル、ニキ・ド・サンファル、ルイーズ・ネヴェルスン、アリス・ニール、ルイーズ・ブルジョア、草間弥生、ルシンダ・チャイルド、シンディ・シャーマン、合田佐和子、メレット・オッペンハイム、平沢淑子、ヘレン・フランケンサラー、ブリジット・ライレイ(展示順)の肖像作品です。 オノヨーコの肖像だけは1970年代の撮

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