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偏読書評

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「偏食」ならぬ「偏読」気味の本好きによる、文芸やマンガ作品紹介。
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2020年7月の記事一覧

〈偏読書評〉 さまざまな感覚を通して、自分の“座標”に思いを馳せる絵本

〈偏読書評〉 さまざまな感覚を通して、自分の“座標”に思いを馳せる絵本

6月末に河出書房新社から刊行された絵本『ここは』。文を詩人の最果タヒさん、絵を及川賢治さん(100%ORANGE)と、人気のふたりによる絵本ということもあり、既にお手に取られている方も多いと思います。

自分はおふたりのサインが入ったサイン本がどうしても欲しくて、都心へと出かける用事があるまで入手するのを我慢していたため、最近になってやっと読むことができました。

「ここは、 おかあさんの ひざの

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(『Numero TOKYO』でのブックレビュー、今月は最果タヒさんと金原瑞人が共訳した『わたしの全てのわたしたち』、多和田葉子さんの『星に仄めかされて』、松田青子さんの『持続可能な魂の利用』をご紹介。お時間あるときに、ぜひ!📚)
https://numero.jp/book-news-20200716/

【お仕事】『話せばわかる! イヌごころ』(ポプラ社)

【お仕事】『話せばわかる! イヌごころ』(ポプラ社)

執筆のお手伝いをさせていただいた書籍『話せばわかる! イヌごころ』(ポプラ社)が発売されます。ネット書店では15日からの販売となりますが、書店では今日ぐらいから店頭に並び始めるようです。

ルビもしっかりとふってある児童向け書籍ですが、帝京科学大学でイヌやネコを中心に動物の個性や性格の生物学的基盤の研究をされている今野晃嗣さんにガッツリと監修いただき、大人でも学びの多い内容となっています。個人的に

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