見出し画像

いま、大学生になるキミに、瑞野が伝えたいことをお話しします。

こんにちは。もう3月になりましたね。
現役芸大生の瑞野蒼人です。

私のSNSのタイムラインにここ数日「卒業式行ってきました~!」という報告がたくさん流れてきてました。そうか、高校や中学はもう卒業式の時期ですね。うちの大学はもうちょっと先、3月の中旬ぐらいに卒業式があるので、あ~高校生も卒業するんだから、もう私らも大学卒業じゃ~ん、なんてな感傷的な気持ちになっていました。

そんな私も、昨日大学から今年の成績と卒業判定の結果が通知されまして、無事に卒業できることとなりました。卒業制作展で学長賞まで貰っておきながら卒業できませんでした~なんてほんと洒落になりませんからね。内心ほっとしました。まあそう言いつつ、実は卒業のために必要な単位数は3年次で満たしていたので、あとはゼミや卒業制作などの今年必修となる授業をしっかりやっていれば問題ありませんでした(じゃあ何で心配してたんだよ)

しかし、その一方「大学生になってからずっとコロナで何もできていない」「就職活動でアピールできるほど大学が充実していない」という声もちらほら散見されて、これから大学に進む人にとってはかなり不安な出だしになっているかと思います。そこで、そんな「今大学生になることに不安を抱えている人」に対して、私がコロナと上手く付き合いながら大学生活で得たことをお話させていただきたいと思います。


瑞野は大学3年生の時にコロナウイルスの流行が始まり、大学生活の後半2年間をパンデミックの中で生きることになりました。芸術大学というのは、大学に足を運んで実際に機材を触ったり自分の身体で覚える授業というのが肝になっていますから、そういった授業にこの2年参加できなかったことは大きな損失だったな~と正直思います。芸大も授業料は決して安くはないですから、それに見合う学習体験ができたか?と言われたらイエスとは言い切れません。

ただ、その一方新しいことにも常に取り組んできた1年でした。学外のラジオ局で番組を作るプロジェクトに参加したり、リモートでインカレサークルで活動したり、noteに本腰を入れ出したのもコロナ後からでした。そしてもちろん、アルバイトなど生活の根幹を担うことにも積極的に取り組んでました。今卒業間近になって振り返ってみると、何ならコロナになってからの方が大学生活大忙しだったような気がします。

「サークルに入れない」「友達ができない」と悲観的になる学生さんも多いでしょうが、そんなことはありません。視点さえ変えればどんなことだってできます。だから、これから大学生になるみなさんには、何も遠慮せず自分のやりたいこと、叶えたいことを貪欲に叶えていってほしいです。幸い、これからはもっとコロナと社会が上手く付き合えるようになって、まあすべてが元通りにはならないでしょうが、コロナ後に出来た新しい常識の中で色々な規制も緩和されていくはずです。


そしてもし、今何もやりたいと思えることが無い人は、「いろいろなものを自分で見に行く癖」を付けてほしいです。見る者は何でもいいです。絵でも、絵画でも、漫画でもアニメでも映画でも。海外の素晴らしい景色でもいいでしょう。そうやって、何か一つ「大学生になってからこれを沢山見ました!」と言えるものを作ってみてください。私も、コロナが始まってから沢山映画を見るようになりました。本も沢山読みました。絵画も見に行きました。行ける範囲、出来る範囲で、感動する体験をいくつも積み重ねました。

それはなぜかと言うと、就活の際に活きるからです。

お分かりの通り、就活では必ず何か自己PRを求められます。あるいは、履歴書にツッコミが入れられます。その際多くの人は「会社に好印象を持ってもらわなきゃ」とか「業界のことを意識してるように見られなきゃ」と、無理やりPRポイントを作ろうとしますがそんな必要はありません。面接官も人間です。少なくとも、私が受験した数十の企業で私のアピールポイントや趣味嗜好を完全否定した面接官は一人としていません。なので、あなたの好きをもっともっと極めるために、この4年間を使ってみてください。そうすれば、少なくとも卒業するとき「無駄な4年間だったな」と思うことは無いはずです。


ということで、私がこれから大学生になる皆さんに伝えたいことを長々お話してみました。もちろん、全員が全員こんなにいろいろな物事に対して能動的に動いていける訳はないと思っています。「私には無理だよ・・・」と内心思っている人もいるかと思います。

でも、大学は「人生の夏休み」なんです。

社会人として外に出て行く前のウォーミングアップとして、そして何か新しいことに挑戦するための最後のまとまった時間として、大学生活の4年間は余りあるほど長いのです。だから、宿題を最後まで溜めておいて「なんで最初から計画的にやっておけばよかったんだろう」と泣くような思いをしないでほしいです。最初っからパワー全開で、あなたのやりたいようにやってみてください。きっと、その経験は無駄になりませんから。

改めましてみなさん、ご卒業おめでとうございます。
そして自分自身にも、ご卒業おめでとうございます。



おしまい。



こちらの記事もおすすめ。⇩


この記事が参加している募集

新生活をたのしく