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【安藤忠雄建築①】おしゃれ過ぎるお寺・安過ぎ美術館・映え過ぎ図書館!

建築に関しては、ど素人の私。

そんなど素人でも「日本の建築家といえば?」と聞かれたら、まずお名前が出てくるのが、安藤忠雄さん、という方も多いのではないでしょうか?

もちろん、安藤さんは大阪出身で、建築物も大阪・兵庫に多いため、関西にいる私にとって、より身近なのかもしれません。

やっぱり安藤建築はすごいな~と思い、改めて何ヶ所かを巡って来ました!

安藤忠雄さんの建築といえば、キーワードはこれ!

🔷コンクリート打放し
🔷幾何学的な造形
🔷光
🔷余白


⭐おしゃれ過ぎるお寺「本福寺 水御堂」


インスタで見付けた淡路島の「本福寺 水御堂」。
調べてみると、まさかの安藤建築!

駐車場に到着して見えた外観は普通のお寺。

一気に安藤ワールドになるのは、この裏手にある丘に建てられた水御堂。
期待そのままのコンクリート打放し。
これだけを見ると誰もお寺だとは思わないですよね。

奥へ進むと楕円形の蓮池。
この下に本堂があるというユニークな構造。

池の真ん中を切り裂くように階段が。

降りてみると、グレーのコンクリート打放しとは打って変わって朱色の円形の本堂を囲む回廊。
これ、左から入って右へぐるっと周れるようになっていました。

通路を進むと見えて来たのが格子状の壁。
ここから光が差し込み、すごくステキ!
私を惹き付けたインスタの写真はまさにここで撮った写真。

私の友人は、LINEのアイコン写真をここで撮った写真に差し替えてました。
すると、「なにこれ?」「どこ!?」とご友人から沢山LINEが飛んできたそうですよ♪

夕方になると差し込む西日の線が床に映し出されるそう。
また行きたいな。

ここに祀られたご本尊は薬師如来像。
本堂は撮影禁止だったため、写真に収めることは出来ませんでしたが、あるブログでこんな文章を見付けました。

「大扉を開け放てば内部に光が立ち込め、本尊を朱に染め上げ極楽浄土が出現するという演出がなされている」

ほ~☆

⭐安過ぎる屋外美術館「京都府立陶板名画の庭」

入園料たったの100円!

「京都府立陶板名画の庭」は、安藤忠雄氏が設計した屋外美術館。

入る時にも、「え!?100円?」とびっくりしたけど、見終わった後も、
「安過ぎる~!」

世界で初めての屋外で鑑賞出来る絵画庭園で、丈夫な陶板画が8点展示されています。
だから屋外での展示が可能なんですね!

入り口のクロード・モネ作「睡蓮・朝」からスタート。

入り組むコンクリートの直線がダイナミック!

なんといっても圧巻なのは、超巨大なミケランジェロ作「最後の審判」。
でかい!

バチカンの礼拝堂にあるもののほぼ原寸大(14.3m×13.09m)だそうです。
2階から見ても1階から見てもでかい!

レオナルド・ダ・ヴィンチ作「最後の晩餐」こちらも原寸大(4.32m×8.86m)。

鳥羽僧正作 「鳥獣人物戯画」

スーラ作 「グランド・ジャット島の日曜日の午後」
ゴッホ作 「糸杉と星の道」
ルノアール作 「テラスにて」

陶板画の作品はもちろんですが、安藤忠雄建築が堪能出来る美術館がたったの100円!
必見です。

⭐映え過ぎる図書館「こども本の森 中之島」


大阪・中之島の川沿いに建つ「こども本の森 中之島」。

安藤忠雄氏が設計し、なんと大阪市に寄贈したという図書館!
寄贈!?
すご過ぎる!
運営費は地域の企業や個人の寄付金で賄われているとか。

曲線がエレガント!

川沿い、入り口横に鎮座する巨大な青りんごのオブジェ!

こちらも安藤さんのデザインで、
「挑戦心にあふれる青春のシンボルとして多くの人に触れてほしい」
「生涯いつまでも ”青春(=熟さず青いままのりんご)”の最中でいられる
大人になってほしい」
との願いが込められているそうです。

触れてみました!
「若さよ~、来い来い!」

予約制の人気の図書館。
その秘密は約2万冊という蔵書の数はもちろん、映え過ぎる図書館だから!

吹き抜けには立体迷路のような階段や渡り廊下があり、3フロアの壁一面が本棚で、圧巻の風景!

図書館といっても本を借りて帰ることは出来ず、館内と、中之島公園内に限って読書可能。

「ぐりとぐら」懐かしい!

大階段をそのまま椅子として座って読書することも出来ます。
子どもさんが夢中になって本を読んでいる姿、いいですね~。

様々なジャンルの本が12のテーマに分けて展示されています。

本棚は5段目より上の本は落ちないように固定されていて、一面、本の表紙が見えるように置かれています。

カラフルな表紙がまさに最高の壁紙。
子どもに「本を読みなさい」というだけでなく、手に取りたくなる、読みたくなる環境っていいですね~。

「三匹のやぎのがらがらどん」、子供の頃、読んでた~!

安藤建築らしいコンクリート打ちっぱなしの円筒形の部屋では、人気の絵本を表現する映像が投影されていました。

混雑時はお子さん連れの方優先、当日、キャンセルがあれば入れることもあるそうですが、私が行った時も入れずに諦めて帰った方もいらしたので、予約マスト。

⭐もったいなさ過ぎる「司馬遼太郎記念館」


2023年は司馬遼太郎生誕100周年の年。

正直、司馬遼太郎さんの作品で知っている本は「竜馬がゆく」「坂の上の雲」、映画化された「峠」くらいでしょうか。

大阪の安藤建築を調べていると、大阪の東大阪市の「司馬遼太郎記念館」もそうなんだ!と知って行って来ました。

司馬遼太郎さんのご自宅と隣接地に建つ安藤忠雄さん設計のコンクリート打放しの建物で構成されています。

ご自宅の庭園は、司馬遼太郎さんが好きだったという雑木林の雰囲気。

小径をくねくねと周って行くと、窓越しに司馬遼太郎さんの書斎を見ることが出来ました。
ここで執筆をされてたんですね。

洋風のお庭があると思っていたら、開館当初はなかった新しい庭で、安藤忠雄さんの設計で2010年春に完成したもの。

庭園もエントランスも、ゆるやかな曲線を描く構造。
周囲をぐるっと周る回廊の雰囲気は安藤さんらしいですね!

司馬遼太郎記念館のHPには、【記念館について】の表記があります。

この記念館は「見る」、というより「感じる」「考える」記念館という位置づけです。
その代表が、安藤さん設計の新設部分に展開する、高さ11メートル3層吹き抜けの大書架です。
約2万冊の蔵書の世界が広がり、まさに、司馬遼太郎の精神を感じることのできる空間です。

司馬遼太郎記念館

そう!
地下1階、地上2階。
3フロアが吹き抜けになった本棚が素晴らしかったんです!

事前にもインスタを見ると、この本棚の写真を投稿している人もいて、楽しみにしていたのに・・・

なんと、撮影不可。
「えええ~!?」

タイトルが「もったいなさ過ぎる司馬遼太郎記念館」である理由はここ。

安藤忠雄建築で、こんなに素晴らしく、目を惹くものが撮影不可だなんて!
「もったいない~!」
現地で感じてくださいってことなんでしょうか。
パンフレットに載っていた写真がこちら(右)。

先述の「子ども本の森 中之島」。
最初に私を惹き付けたのは、
✅安藤忠雄建築
✅本棚の迫力、美しさ
です。

私にはここに連れて行って絵本を読ませる幼い子供はいないけど、実際に行ってみて、ここにお子さん連れて来たらめちゃくちゃ楽しめるよね!なんて思い、インスタにも投稿もしたし、お子さんがいらっしゃる友人にも沢山話をしました。

「大阪市に住んでるけど、知らなかった!今度行ってみます。」
という方も。

どんな理由から撮影不可なのかは知りませんが、司馬遼太郎記念館の本棚もオープンになるといいですね!

他にも本棚に感激して訪れたのがこの2つ。

「角川武蔵野ミュージアム」(埼玉県所沢市)

「枚方T-SITE」(蔦屋)大阪府枚方(ひらかた)市。

アンテナを張っていると、ここも安藤建築!ここもそうなんだ!と、どんどん出てくる出てくる!

安藤さん、すごい仕事量ですね!

次週は【安藤忠雄建築②】を書こうと思います。

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