#38”伝説の職員”:フラット型組織になれるか!?〜デイサービスの挑戦〜
皆さんの同僚や先輩や後輩、あるいは「実際に仕事をしたことはないけど、噂で・・」の中に、
【伝説】になっている方はいますか?
・営業成績が史上最高記録
・最年少マネージャー
・社長賞獲得の最多記録
など
上記は定量的な指標ばかりですが、
定量・定性にかかわらず様々な分野・側面で語り継がれている方はいると思います。
今回は、僕のチームで「伝説」になっている仲間を紹介しながら、「現在までのチームの変化」を紹介したいと思います。
=============
度が過ぎる(笑)愛情深さ
3年ほど前に入社し、1年半ほど前に退職(ご本人は今後復帰希望)されたスタッフがいます。
Mさん、30代女性、一児のママさん、パート勤務、徒歩通勤
このMさんが、僕のチームでは伝説のスタッフになっています。
伝説エピソード①
【形状記憶?ロボット?カミサマ?】
いつも笑顔なんです。
それが、本当にいつも笑顔なんです。
ずーっと笑顔なんです。
利用者さんの対応するときも、僕らとバックヤードで話すときも。
それだけだと、その辺にいそうですよね。
ただ、Mさんが違うのは、それだけじゃないんです。
ある日、外出の仕事中、道端で彼女に会いました。
僕は結構遠くから気づいていたんですが、彼女は気づいていない様子。
では、なぜ僕がそんな遠くから(多分150メートル以上離れていた)気づいたかというと、、、
「めちゃくちゃ笑顔だったから」
あの、いつもの、彼女の笑顔だったんです。
世知辛い世の中。巷には悲しいニュースが溢れている昨今。
道端にあんなに笑顔な人なんで見たことないです。
伝説エピソード②
【愛娘にも、仲間にも、”ゴミ”にも・・・】
これは、管理者「キヅカさん」から聞いたエピソードです。
娘さんにも決して甘やかすことなく、でもとても愛情深く接しているMさん。
もちろん、僕たち仲間にも、あふれんばかりの愛情を注いでくれています。
ある日、Mさんが施設内に完備されているスタッフ用のユニホームを持って、キヅカさんの元にやってきました。
M:「あのぉ、、このユニホームなんですけど、多分まだ着れるんですけど、その、穴とか、あって。。」
彼女が持っていたユニホームは、穴だらけ。それも色落ちは酷いし、とてもお客様の前で着れる代物ではない状態でした。
キヅカ:「ええ!?それは・・捨ててください(苦笑)捨てて大丈夫ですよ。。」
というか、キヅカさんはむしろ、”新しいものを買ってあげられていなくて申し訳ない”とすら思ったそうです。
M:「わかりました!」
そう言って、しばらく経ってから戻って来たMさん。
M:「捨ててきました!ハサミで切りながら、”今までありがとう!!”って言いながら捨ててきました。ありがとうございます。」
そう言って、次の業務に移ったMさん。
・・・女神だ。。
女神ですか?
女神の方ですか?
キヅカさんは、しばらくその場でボーッとしていたそうです。w
伝説エピソード③
【通りすがりの女神】
そんなMさんでしたが、妊娠を機に安定期に入るまで数ヶ月おやすみされていました。
Mさんがいなくても続いていく日常。
そんなある日、一人のスタッフが、「ユニホームのズボンがゆるゆるになってきました〜w」と言ってきました。
入浴介助用に使う、ジャージタイプの半ズボンです。
そのズボンが、紐がなくなっていて、ゆるゆる、見た目は綺麗なので捨てるのもなあ・・・
そんなことを考えていたとき、たまたまお店の外に出ていた僕のそばに見覚えのある顔が。
「三宅さん、お疲れ様です!」
Mさんだ!!
久しぶりに会えて嬉しい!
と思った瞬間・・・
「そういえば、ユニホームのズボン大丈夫ですか??」
ーよく覚えててくれましたね!それが、、ゆるゆるで〜w
「持ってきてもらってもいいですか??」
ー持ってくる?ここへ?いいですけど・・・
ズボンを見せる僕。
ーすごいでしょーw新しいの買おうかなあ〜
「もし一日待てるなら、これ全部直してきますよ??いいですか?」
ーえ、、でも、それは申し訳ないですよwおやすみ中だし、身体もあるし・・
「いえいえ、日中は暇だし、これくらいならそんな手間かからないですよ〜!」
えーっと。。w
四枚あるよ?w
そう言い残し、次の日。
「できましたよ〜!ほら!」
そこには、綺麗にゴムを通し、ほつれを直してあるズボンが!!!
・・女神だ
そうだ、
きっと、
女神だ。
============
ほんとは、エピソードを短めに書こうと思ったんですが、
溢れちゃいましたw
続きは次回必ず書きます!!
シニアの方々が、主体的に・楽しく生活し続けられるよう、頑張ります!少しでもご協力頂けると幸いです。