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#39”伝説の職員”②:フラット型組織になれるか!?〜デイサービスの挑戦〜

記憶に残って離れない、伝説の職員さん。
前回のnoteでは、そんな仲間Mさんについての想いが溢れてしまい、肝心の書きたかったことが書けませんでした笑
不徳の致すところでございます。(思ってない)

さて、では今日は本題です。
Mさんが出産と育児のために退職されてからの2年間余り。
チームの変化や成長も含めて、どんな形だったのか、そして、そんなチームを考える上でMさんの存在はどう変化してきたのかを書きたいと思います。

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みんなで補い合う

Mさんが出勤されなくなってから、チームは一時的に【愛情欠乏症】のようになっていました。
無償の愛を途切れることなく、目の前の他者に提供し続ける。
そんなこと、並の人間には到底できません。

やはり、Mさんは凄かったんだなあ。

居なくなって、改めて知る凄さ。
レジェンド感。

それでも、残ったメンバーで必死に頑張りました。
Mさんほどは出来ないかもしれないけど、みんなで試行錯誤しながら、施設運営をしていました。


出会いと芽吹き

Mさんが居なくなって数ヶ月後、ある一人のスタッフとの出会いがありました。

以前のnoteにも幾度となく登場しているスタッフです。

彼女との出会いは、僕たちの運命を大きく変えました。

初対面は本社での面接でした。

大学を出てまだ1ヶ月の彼女。
目を輝かせながらも、介護現場の実情について深い理解を持っていました。
「私のやりたい介護が〇〇(前職)にはなかったんです。」
まだあどけなさの残る22歳の彼女の、その強い言葉は、介護・仕事への熱意と愛情に裏付けされたものでした。

彼女が入社してからのチームは、紆余曲折ありながらも、徐々に成長していきました。

それから半年後、彼女に引っ張られるように、彼女の友人が入社。
その後も、チームの考え方に共感してくれるようなメンバーが次々に入社してくれました。

子育てしながら働けるチームになり、
管理しなくても成長できるチームになりつつあり、

メンバーがお互いに助け合いながら、「楽しめる」チームになってきました。

伝説ではなく"仲間"であるという認識

今、Mさんについてよく考えることがあります。

確かに彼女は「伝説」になるようなメンバーだったかもしれません。
復帰してきてくれるのを心待ちにしています。

しかし、目の前にいるメンバーを見ると、
「あれ?Mさんと今いるメンバー、そんなに違うかなあ?」
と思います。

当時と環境や状況など、変わっていることも多くあります。

でもやっぱり、今のメンバーの姿を見ていると、あの時Mさんに感じたのと同じように、「すごいなあ」と思うのです。

みんな成長してくれて、みんな頑張ってくれて、みんなそれぞれに成長してくれました。
そんな姿を見ると、「Mさんは、”伝説”なんかじゃないかもしれない」と思えてきます。
決してMさんがすごくないって意味ではありません。
すごいのは変わりないんです。

今のメンバーもすごいんです。

2年もの月日と、全員の努力で、今、そう思えています。


もし、遠くない未来、Mさんが復帰してきてくれるとしたら。


今度は、「伝説」ではなく、「仲間」として受け入れられそうです。


それまで、もっともっと成長したい。
それまで、もっともっと幸せに働ける職場にしたい。


そう決意しました。



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