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【5分で知る不登校】子どもが不登校を選択できない理由

はじめに

今回は、clubhouseの『明るい不登校』で
6000人を越える方々と話す中で知ることとなった、
すごく『大切な事実』で『切実な問題』に切り込んでいます。
そのために、テーマとしても非常に重たく、
メッセージとしても強いものとなっています。
是非、深く深く深呼吸をしたうえで、
でも、最後まで読んでいただけると嬉しい
です。


不登校を選べない子どもたち

今回は、不登校を選べない●●●●子どもたちのお話です。
選べないのは子どもたちですが、その理由は別にあります。

親御さんたちの状況や思想、お子さんの住んでいる地域性や、
お子さん自身の受けてきた教育によるものがほとんどです。

そして、実はここに僕が手放しで不登校を勧めない●●●●●●●●●●●●理由があります。

親の理由により選択できない

DV

DVにはいろいろな種類がありますが、
身体的暴力、精神的・心理的暴力、 性的暴力、経済的暴力、(社会的隔離)
などが不登校に関係するものです。

親から虐待を受けている場合、
お子さんは学校に居場所がなくても学校に逃げざるを得ません


経済的理由

家庭の経済的理由で、学校に行かざるを得ない状況。
経済がひっ迫しているなら、学校に行かないのでは?と思われがちですが、
給食を食べないと食事ができないご家庭も実際にあります。

電気を使えないから、夏は涼しい学校へ、冬はあったかい学校へ。
そういうお子さんが、学校で生活しづらい環境に置かれたら、
その時の孤独感や孤立感、疎外感は想像を超えると思います。


親や家族の思考

『義務教育』は学校に行かないといけないという勘違い、
学校に行かないことによりなぜか生まれる『親の不安』、
近所や親族からの目が気になる『大人の世間体』など、
親御さんの思考を子どもたちが空気を読んでくれている場合もあります。

固定観念・暗黙の了解・同調圧力・家庭内カースト制度

そういったものによって、不登校を選択できないお子さんは
誰にも相談することができないばかりか、
家族間での信頼が損なわれていく哀しみを背負っているのです。


周りの環境によって選択できない

同調圧力

地方に特に強い力。
周りの子どもたちは行っているのだから、1人だけ行かないのはおかしい。
『親が悪い』『子どもがかわいそう』『社会に出られない』
などという、地域全体で圧力をかけられる場合があります。
最終兵器は『みんな我慢してるんだから』


監視社会

都心にも地方にもある、ある意味差別的な監視社会。
子どもが昼間出歩いていることを『不審』と捉えて、
警察や大人たちからの視線を感じたり、声掛けをされる。
監視を逃れるために、登校している自分を演じるお子さんもいます。

監視社会と地域の安全性は紐づいているので一概には言えないですが、
少なくとも不登校のお子さんが傷つく一面も持ち合わせています。


比較社会

「〇〇ちゃんは毎日ちゃんと行ってるんだから」
「☓☓君の家の方が大変なのに」
「△△さんの家は、学校に行くのが楽しそうだよ」

そんな、比較をされるような日常が苦しみを生み出す場合もあります。
悩みや苦しみってその本人にとっては本当に苦しいもので、
他者と比較されて解決されるものではないですよね。

大人はそれを知っているのに、子どもに同じことをしてしまう。


自分自身によって選択できない

刷り込まれた常識

親や学校、地域の環境やメディアの情報などによって、
・学校に行くのが義務
・点数を取らないとその先にあるのは『不安』と『絶望』
・同じことができないのは『ダメ』な事
ということを刷り込まれて、
それ以外の選択をする『自由』が奪われている場合があります。

思考の自由を奪う行為。
僕はこれを『洗脳』だと認識しています。


家族への引け目

少なからず、家族への負い目から不登校を選択できない場合もあります。
「両親が言ってることは正しい」
「親・兄弟に迷惑をかけたくない」
そんな『家族を守りたい』という気持ちから不登校を選択しない
苦しみを打ち明けない場合もとても多いのが現状です。

不登校に悩むお子さんが家族のことを考えている、
そんな声を当事者から聴くことがあります。

僕が手放しで不登校を勧められない理由

ここまでのまとめ

ここまでのお話をいったんまとめると、
お子さんが不登校を選べない理由には
①親の理由
┗DV 経済的理由 親や家族の思考
②環境の理由
┗同調圧力 監視社会 比較社会
③当事者の理由
┗刷り込まれた常識 家族への引け目
などがあります。

これらの理由はほぼ、『大人が創り出している』状況なのです。


不登校を勧められない理由

子どもたちが不登校を選択できたとしても、
親や環境、何より本人の気持ちが不登校を受け入れないと
不登校の当事者に待ち受けるのは苦悩です。

子どもに『安全』な居場所があり
子どもが『安心』していられる地域で
不登校を選択したことに『自信』を持てる社会であること。

それを考えられる大人がいて、親がいる状況でない限り、
不登校を勧めるのはこれからも難しい。

教育とは?学校とは?子どもの将来とは?自分(親)の人生とは?
そんな当たり前のことを考えられる社会であってほしいし、
それを考えられる教育であってほしいし、
それを考えている親であってほしい。

そうでなければ、子どもたちは不登校を選択することすらできない、
僕はそう考えています。


さいごに

こちらの記事でも伝えていますが、
現在の状況を作っているのは、今の親世代の人たちが原因なのではなく、
さらに言えば『人』が原因ではないです。

もっと上の世代、戦争の時代に生まれた『教育』や『慣習』が、
時代は変化しているにもかかわらず変わってこなかった。
その変わらずにここまで来たという、『歴史』に問題があります。

それらは、多くの人の『無意識』の部分に根を張っていて、
まるで怨念やのろいの様に後世に受け継がれていきます。

そして、一番大切な事なのですが、
その呪いは、親御さんによって断ち切ることができます。
これは、僕が父親として息子の不登校の選択と向き合っている経験から、断言することができます。

もし、お子さんの不登校を受け入れられない、
もしくは、そういったお友達がいるという方がいらっしゃったら、
不登校のカウンセリングも行っていますので、☟の『ミライラボ』のリンクからぜひ一度お話しに来てみてください。

『ミライラボ』ってナニ?
と興味を持って下さった方、こちらの記事もよろしくおねがいします♪
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