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【5分で知る不登校】その不安、古くないですか?

今回は、現在いきしぶりのお子さんのいる、
元不登校のお母さんとのお話での氣づきのお話です。

元経験者の不登校への想い

僕には、不登校の経験はありません。
と、言おうと思って氣づいたのですが、僕も1年間不登校でした。

そして、それを忘れるくらい『不登校』は僕の人生に何の影響もありませんでしたので、この話は別でまとめます。

それはさておき、そのお母さんは、ご自身が不登校であったことは公言されているのですが、
お話を聞いている限りでは、あまり良い思い出ではなかったようです。

そのためか、お子さんのいきしぶりに対して、
「そうならない様に気を付けていたのですが、私と同じ道を歩みそう…」
という内容の発言をされていました。


個人的には衝撃的な発言

発言から思うこと

詳しくはお話を聞いていないので詳細な事実はわからないのですが、
先の発言は僕には衝撃的な違和感のあるお話でした。

一つには、無理やり学校に行っているお子さんの気持ちが伝わっているのか、という疑問。
お子さんは今まさに学校に苦しみを覚えていて、
お母さんに助けを求めている状態だと思うのです。

二つには、ご自身の時にはそれをどう思っていたのか、という疑問。
ご自身の時には、学校に行けるようにしてほしかったのかもしれません。
『行きたいのに行けない』という苦しみもとてもつらいものですから。

三つには、『不登校≒よくない』の認識があること。
お子さんに学校に行くようにしているということは、
学校に行くことが善』という考えが大元にあると思われました。

最後に、お子さんを変えようとばかりすること。
学校に行かないと不幸になると決めつけて、不登校で苦しむお子さんに責任を負わせるのは酷だと思うのです。


その発言に至った理由と違和感

この、一つ目から三つ目までの理由は分かります。
僕自身、『学校は行くべきところ』という洗脳教育と同調圧力の中で育ってきて、ここを跳ね返すのはキッカケと適応力が必要でしたので。

ただ、最後の部分は絶対的に違うと思うのです。

自分の子どもであっても、人を変えることは困難な事です。
困難という以前に、必要がないですし、お門違いです。
たとえ、子どもが親の言うことに従ってくれたとしても、
子どもには『親が理解してくれなかった記憶』が、一生禍根として残ります。

僕が感じた違和感は
なぜお子さんの将来は幸せではないと決めつけるのか?
ということでした。

学校に行かないと居場所がないのでしょうか?
今までもこれからもそうなのでしょうか?
不登校で幸せな人は特別なのでしょうか?
そして、『学校に行けば』皆幸せなのでしょうか?

僕は、親や大人が持つこれらの古い思い込みが、
不登校のお子さんを追い詰めていると思うのです。

この『古い思い込み』を前提から変えてくれるキーワードこそが
これからの社会を支える『Z世代』です。

これからの不登校と社会

Z世代が創り出すもの

世代で明確に区切ることも、個性をカテゴライズすることもできない。
が、これからの時代を作るのは現在10代~25歳前後のZ世代。
現在不登校を選択している僕の息子は、
さらにその先のα(アルファ)世代となります。

このZ世代の特徴として

1:マスメディアを離れて、SNSによる情報収集
┗芸能人や著名人よりもYoutuberの影響を受ける世代
2:社会問題への関心が高い
┗3.11やリーマンショックなどの経験の影響が大きい
3:ブランドに対するこだわりがあまりない
┗肩書やブランドよりも、本質にこだわりをもつ

このようなことが挙げられます。

さらには現実世界と仮想現実世界の両方で時間を過ごすのが当然の世代。
映画『サマーウォーズ』のあの世界観をそのまま取り込むのもZ世代からになるでしょう。

学校という『ブランド』にもこだわりがない人が社会を創る時代に、
現在、社会問題とされている『不登校』。
(『社会問題』という言葉には納得できませんが)

僕たち古い世代の情報や知識や苦悩を共有することで、
若い世代の『柔軟』な思考が不登校にも明るい社会を作り出してくれる。

現実世界では『不登校の壁』を打ちこわし、
仮想現実世界には『不登校』なんて概念がなくなる、
僕はそんな風に考えています。


Z世代と創り出すもの

大きな流れとして今あるのは
『個性を認め合い、多様性に富む社会に向かう』
『現実だけでなく、仮想現実の世界にも活躍の場が向く』

この流れが創り出すであろう今後を、現実世界と仮想現実世界でいうと

【現実世界】
紙面上、表面上のものによる差別・区別のない社会
┗本質およびポテンシャルが問われるという意味ではシビア
※ただ、差別・区別をする人たちも存在はできる社会

【仮想現実世界】
肉体的、精神的ハンディキャップの垣根を越えた社会
┗『人とは』という部分が問われるという意味ではシビア
※誰でもなりたい自分を演じることができる社会

不登校だけでなく、ひきこもり、
ギフテッドと言われる特性のある人々や、
肉体的ハンディキャップを持つ人まで、
多くの人たちが活躍できる場が仮想現実世界では創られています。

今、僕たちがすべきことは、苦しむ人に我慢させることではなく
その苦しみに向き合い、寄り添い、僕たち自身が学ぶこと。
そして、その学びをZ世代に届くようSNSで『発信』すること。

その『発信』が『柔軟』な世代に届くことで、
新しい社会が開かれていくのだと思います。


賞味期限の切れた『不安』

不登校の経験を持つお母さんがお子さんに引き継ぐもの。
それは、1900年代にはお子さんの将来を不幸にしてしまう、
『不安』に繋がるものだったかもしれません。

しかしながら、それは『賞味期限の切れた不安』で、
『時代遅れの不安』です。

世代が変わり、それに伴って社会が変わっている中で、
変わっていないのは親を始めとする大人の時代の常識です。

これからは多様化に富んだ時代となり、
不登校のお子さんだけでなく、
多くの人に居場所がある社会に進んでいきます。

これからは、居場所に関する不安は置いておいて、
次のステップに進んで良いと思います。

お子さんの居場所がどんな場所になるのか、
お子さんがどんなことをしたいと思うか。
今がどんな状況であれ、夢を語れる時代になっているのです。

そして、ここまで読んでくださったあなたが、
もし、将来を憂いてしまっているのであれば、
限りある大切な時間を将来を築くための時間に向けてもらえれば良いと思います。


もし、不登校で悩み、壁にぶつかって苦しいという方がいらっしゃったら、不登校のカウンセリングも行っていますので、☟の『ミライラボ』のリンクからぜひ一度お話しに来てみてください。

『ミライラボ』ってナニ?
と興味を持って下さった方、こちらの記事もよろしくおねがいします♪
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