Mio

旅の恥は書き捨て ◇鬱病レポ ◇片側顔面痙攣レポ ◇チョコレート嚢胞レポ ◇わたしの…

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旅の恥は書き捨て ◇鬱病レポ ◇片側顔面痙攣レポ ◇チョコレート嚢胞レポ ◇わたしの日常

マガジン

  • Letters

    エッセイ書いてます。 Letters to me, and you.

  • メンタルヘルス

    私の心の病の記録です。

  • チョコレート嚢胞の手術について

    2022年3月の健康診断で、チョコレート嚢胞とわかりました。 手術までの記録を残します。

  • 短歌はじめました

    短歌はじめました。たまに俳句も。

  • スイスジャーナル2020

    2020年9月末から3ヶ月のスイス滞在記です。はじめて住んでみたチューリッヒの街で見たもの、聞いたもの、食べた物の記録。

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わたしの履歴書

あえて自己紹介を書いてこなかった。noteヘッダーのプロフィールもこんなかんじで極めて簡素である。↓↓↓ 履歴書が大嫌いだからだ。そういった書式におさまりきれない自分がある、自分がいる。一言で言い表せない自分がいる。私が投稿していく作品を読んでもらって私を知ってもらいたい、あなたの読んだものが私だ、とばかりの心意気だ。私が20代まで役者を目指して頑張っていたことは、この自己顕示欲の強さから垣間見えるだろう。 デカいことをのたまったが、しかし私は直木賞作家でもインフルエンサ

    • 健康的で文化的な最低限度の生活

      2024年1月30日(火) 今日も今日とて下世話な日記を垂れ流していこうと思う。 今年は「時間を味方に」がモットーだ。年頭に立てたモットーなのだが1月も終わらないうちに挫折気味だ。時間を刻んでやるべきことをパシパシと進めていきたいのだが、最近また鬱が酷くて行動が遅い。頭の中ではやらなきゃやらなきゃと焦るのだが、身体に鉛を付けられているようなのだ。冬季鬱だろうか。 ひとまずそんな時は自分を責めずに、このモットーを忘れずにおくというだけでもよしとしよう。 2024年1月3

      • ふりかえらなければなかったことになる

        揺れる思い 若かった学生の頃、ああ今のこのいいバイブスを録音しておきたい、とか思ってた記憶がある。若い頃から私は気分が上下しやすかった。外的刺激にもろに反応してしまうタチだった。 「気持ちが揺らぎやすい」という表現があるが、厳密に言うと常に揺らいでいるのはこの世の現象のほうだ。この世の事象(自分をとりまく他人の感情、日常で起きる出来事の大小などなど)は常に揺れており、私の感受性はその揺れに敏感に反応する。事象に合わせて心のろうそくの灯は大きくなったり小さくなったり消えそう

        • 2023年をふりかえらない

          昨年末に書いていて投稿が間に合わなかった記事です。私みたいな、本来すごく恵まれている人間のちんけなエレジーなど、どうでも良くなるようなことばかりが世界中で起き続けていて、もうこんなnoteなんの意味があるのだろうという思いが絶えないのですが、書いたので一応投稿します。 2023年は、ふりかえりません。ふりかえりたくもないからです。 毎年恒例のように年末になるとその年を振り返る記事を書いてきたけれど、心の余裕があったんだなって思います(当時の私はそんなことないと言いそうだけ

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          3本
        • 結婚しにスイスまで行って独身で帰国した話
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        記事

          Middle Age Crisis_3

          相変わらず憂鬱な日々を過ごしている。 Middle Age Crisis_1を書いたときの壮絶な落ち込みよりは少し浮上したけれど、それは仕事がだんだん忙しくなったからというだけだ。忙しい間は、余計なことを考える時間を奪われる。 あの病的な落ち込みはやはり鬱の悪化だったと思う。ささいなことをきっかけに鬱の蓋をあけてのぞきこんでしまったら最後だ。 心療内科にはなんとなく行っていない。忙しいのもあるし、「勝手に薬やめちゃダメじゃないか」と言われるに決まってて気が重いし、前から

          Middle Age Crisis_3

          Middle Age Crisis_2

          辛さが止まらなくて、自分を慰める薬がわりにこれを書いている。心療内科に行かないとまずいかもしれない。涙が滲んでくるからいよいよまずい。 いっそ呼吸困難になるぐらいの号泣ができたら楽なのだけれど、私泣けないタチで。ふと心緩んだ時にじわっと涙が出る。決壊したら大号泣になりそうだ。泣くと怒られて育ったので、泣いてはいけないおまじないがかかっているみたいだ。それにもう大人だし、理由がないのに泣くのは難しい。それで、膿み出しができなくて朽ちていく精神を抱えて息をするのがとても辛い。

          Middle Age Crisis_2

          Middle Age Crisis

          最近これに悩まされている。底なし井戸に吸い込まれていくのを止められない。 最近じゃなくて本当はずっとで、いつからか覚えていないけれど、ただ臭いものに蓋をして、かりそめの、取ってつけたようなポジティブネスで覆い隠していただけで、その蓋を外的要因に強引にこじ開けられてしまってから、もうその場限りのガッツも前向きマインドも効力を失い、私は今、絶望という名の深い井戸に吸い込まれていっている。 外的要因とはこないだのロマンス詐欺だ。一週間騙されかけただけだが、あれがトリガーになって

          Middle Age Crisis

          詐欺師との一週間

          ロマンス詐欺に引っかかりそうになったので、貴重な体験の一つとして手短に記録しておきます。 9月最初の土曜日は、大阪から会いに来てくれた友達と10年ぶりに会って話も弾んで、私はちょっと高揚していた。銀座で美味しいイタリアンを食べて、それが本当に美味しくて、二次会で入った夜中のカフェも楽しくて、うきうきしていた。銀座の街が私のテンションをちょっと浮ついたものにしたかもしれない。 夜中のカフェでかかっていた曲がどうにも胸に刺さるけれどタイトルを思い出せないので家に帰ってからGo

          詐欺師との一週間

          70代の両親と暮らす_2

          エンディングノートを渡した話 両親と暮らすようになって3年が経つ。2020年5月まで住んでいた東京下町のボロアパートをコロナを理由に引き払って、実家に戻って来た。あれから3年。 両親にエンディングノートを渡した。かねてよりきょうだいで話し合って、両親の頭がまだしっかりしているうちに、銀行口座や保険のこと、大事なものの保管場所、介護はどうされたいかなどの希望などを書き残してもらうことに決めた。エンディングノートといっても我々が受け継ぐ資産はないので、彼らの日常の営みを引き

          70代の両親と暮らす_2

          廃人day

          久々に書くと思ったらこのタイトル(笑) 最後の記事から三か月も空いちゃった。誰かから依頼があるわけでもないのでマイペースに書くだけだが、書くことに限らず何事も、時間が空いてしまうと次のステップが高くなるね。どうやって書いてたっけ?みたいな。何を、どうやって?この躊躇が邪魔して遠ざかっちゃうのよね。 なにごとも続けることが大事だっていつも思うし、それが何事においても課題。 今日はお題も決めずにつらつらと気楽に書いてみようかな。今日土曜日は、「廃人day」と決めて本当に廃人

          廃人day

          モコ

          この4月に愛犬を亡くした。15歳だった。3か月の闘病、というか事故の怪我から3か月体調が安定せず、結局怪我が原因で身体をいためて天国に逝ってしまった。 15歳と高齢だったけれど食いしん坊で心は3歳で、甘えん坊でわがままで無邪気で、何度もごはんをねだるモコを見ながらあと3年は生きるねこりゃと家族は笑っていた。 年末に事故があってから体調は一進一退で、あんなに食いしん坊だったモコは内臓すべてが事故でめちゃめちゃになってしまったせいで何も食べられなくなって、顔の骨も浮き出るほど

          バースデーシンドローム

          5月。爽やかな新緑。青い空。そんな12か月で一番綺麗な月に産んでもらっても、私にはやっかいな病気があって、誕生月になると心がドロドロ、モヤモヤしだす。 いい歳して誠に恥ずかしいのだが、誕生日を爽やかな気持ちで迎えることがめちゃめちゃ苦手だ。詳しくはこの「バースデークライシス」という記事に恨みたっぷりに書いてあるので、読んでみて欲しい。 誕生日がらみのサプライズはトラウマ級。サプライズってもんは熟練のプロによって考え抜かれたものしか受け入れられない。たいていのサプライズは杜

          バースデーシンドローム

          休んで気づいたこと

          お役立ち記事的な書きぶりになりそうですが、そうではありません。「仕事をしない一か月」という人生のブレイクタイムの間に気づいたことを、自分用のメモに書いておきます。 適応障害でぶっ倒れて、私は一か月の休みをもらいました。 仕事をしない、つまり一切の責任から一時的に逃れたことで、私はまた息をすることができるようになりました。これは比喩ではなく、私は過度のストレスで過呼吸を起こしていたので、まずは物理的に普通の息ができるようになってきました。 一日に12時間はデスクに張り付き

          休んで気づいたこと

          ついに壊れた話

          下書き保存、「2か月前」に残っていた記事がある。 書きしたためていたけれど、赤裸々すぎて公開するのをためらってお蔵入りになっていた記事だ。 今読み返してみて、これは記録に残しておこうと思い直し、少し加筆して整えたものが今回の記事だ。休職間もないころのヒリヒリした私の心が残っている。休職に入った1月後半の頃に、日記のようにちびちびと書いていた記事だ。自分の人生において、過労によって心身が壊れた記録として残しておくことにする。 こんなことになっても、まず何したいかって、書きた

          ついに壊れた話

          自己責任のしあわせ

          心身を壊して休職している。会社のパソコンをクローズして、10日になる。休職したての頃に書いた記事の下書きを読み返すと、赤裸々すぎてアップできないので、今ここに書き直している。 会社にとって私はただの駒だった。今回のことでそれが良くわかった。それは結局、自ら喜んで奴隷になってしまったからだった。恐怖を原動力に極限まで頑張ってしまった。こうなってしまったのも日本の恐るべき、人権無視の派遣法のせいでもあるが、それを今言っても仕方がない。この話題はまた別の機会に取っておくとして、と

          自己責任のしあわせ

          目にみえない世界のはなし

          やばい霊能者たち隠すまでもなく私は占いのたぐいが好きだ。といっても、誰に依頼するかにはかなり慎重で、胡散臭い自称「視える人」に払う金は一円たりともない。 占い師というよりも、私がよくお願いするのがいわゆる「視える人」、霊視ができる人。その霊能者が信用に足る人かどうかの判断方法は、その人のブログや、ウェブサイトでその人たちが発信している内容、考え方に共感できるかどうか。少しでも胡散臭さを感じたらそれは当たっている。自分のセンサーを信用している。 最近はだいぶ淘汰されてきたよ

          目にみえない世界のはなし