女だけど母親的な女性に性的に甘えたいという感情。

最近とても調子が悪い。ずっと憂鬱で何をしても気分が良くならない。悲しいし寂しい。世界にひとりぼっちみたいな感じがする。何をするのも億劫で、だるくて、唯一できることとして、YouTubeばかり観ている。

子供が親から引き離されたみたいな、迷子になったみたいな、ひどく心細い感じがする。嫌なことしか思い出せない。存在しているだけで苦しい。何を見ても聞いても痛い。辛い。全部暗い。希望が持てない。

心の痛みや寂しさを紛らわせたくて、一日中想像の中の人に甘えてばかりいた。大丈夫だよ、よしよしってしてほしい。なでなでされたい。もう大人なのに、よくそんなことばかり考えてしまう。幼児退行したい、それを母親的な存在に受け止めてもらいたいみたいな願望がすごくある。

永田カビさんの「さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ」という漫画を読んだことがあるけど、あの中で書かれていた気持ちが私にはすごくわかる。(エロい内容ではなく、心の中に満たされていない子供を抱えた人の精神的な辛さが克明に描かれた本なので、読んだことない人は是非手に取ってみて欲しい)

私はあの漫画を初めて読んだ時、雷に打たれたような気持ちになった。だって、今までずっと私の中に存在していたのに、気付けなかった感覚を言語化してくれたから。

分かる！！と感じたのは、母親を求めるような気持ちと性的な欲求の違いが分からないというような部分だ。

私は実の母親に対してはそういう気持ちを抱くことは一切ないが、漫画の中で描かれていたように、母の概念、受容してくれる存在、「母親的なものを与えてくれる、母親よりも若い女性」を求めてしまうところがある。

私は同性愛者というわけではない。(過去に同性を好きになったこともないわけではないので、この辺はややこしいが)女性に恋愛的なものを求めているのではなく、あくまでも欲しいのは母親的存在なんだと思う。しかし、そこになぜか性的な要素が含まれてしまう。

私には父親がいないので、父親的存在についてはうまく思い浮かべることができない。異性を好きになったことはあるが、男性というものをあまり甘えられる対象として認識できない。(この辺も過去に例外がないわけではなかった気がするが、割愛する)

死にたいくらい辛くなると、寂しさと性(女性に抱き締められたい、優しくされたい)を求めるような気持ちが混ざり合ってよく分からないことになる。

私の胸の真ん中に空いたブラックホールみたいなもんのすごい虚無、物心ついてから感じてる、この世にたった一人みたいな孤独感を埋めるには、もうママ(のような存在)にエロい感じでめっちゃ可愛がられてよしよしなでなでいい子いい子されてギューって抱き締められることくらいしかどうにもなんないなあ、救われんなあ、という感じがあった。

誰か誰か助けて抱っこしてなでなでしてああああああ！！！！！！！みたいな(今でもよくこうなる)

こういう発作みたいなのどうしてるんですかみなさん。普通はないもんですか。だとしたらつらい。抱っこしてくれる人がいたら治るのかな。でも誰でもいいわけでもないみたいだから困る。あぁあ。

私は人と関わることがうまくできた試しがあんまりないし、距離を縮めるのも苦手で、接触も苦手で、でも抱き締めてほしくて、誰かにそばにいて欲しくて。誰も私のことなんか見えない、どうせいつも離れていく、愛してくれないって気持ちがあって。

正直、深夜に寂しすぎて、甘えたすぎてどうにもならず、死にそうになって眠れずにレズ風俗のサイトを眺めていたことがある。大人になってから母親のように甘やかしてくれる人なんて、結局そういうお店のお姉さんくらいしかいないんじゃないだろうか。

過去、そうやってレズ風俗のサイトを眺めていて、この人なら……と思えるような人がいた。お姉さんごとに自己紹介や考え方などを書く欄があったんだけど、とても知的で綺麗な文章を書く人だったから。(私は文章から人に惹かれることが多い)

でも当時私は今より引きこもりで、今より遠出が怖くて、今より人間が怖かった。それにお金もなかった(それは今もだが)だから諦めるしかなかった。

それから時が経って、探してみたけどその人を見付けることはもうできなかった。

私はあの頃よりも外に出られるようになって、あの頃より人への怖さもマシになったが、かといって胸に空いた孤独と虚無感のブラックホールは塞がらないままだし、宇宙の中にひとりぼっちのままだった。

それは環境のせいもあったとは思うが、私の思考回路のせいもあるのだろう。今はまだ、どうにかできるとは思えない。

いつか私があの漫画のようなレポートを書く日が来るのか、あるいはどっかで愛を見付けて心満たされる日が来るのか、それとも達観して苦しさを感じなくなる日が来るのか、どうにもならずにただ地獄の中で生き続けるのか、それは分からない。

ただ究極を言えば、本当は相手が男でも女でも、人間でもそうでなくても、恋愛感情でもそれ以外のものでもなんでもいい。心底愛し愛されたい。満たされたい。守られたい。心に空いた穴で息ができない。むかーーーしからずっとそんなことを思い続けている気がする。