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#エッセイ

感触【詩〜エッセイ】

感触【詩〜エッセイ】

移りゆく季節を肌で感じながら

雨雲の切れ間から顔を出した
光のスポットライトを浴びる

幾度かの
わたしの「生きる」のスタートが
また始まる時が来ているようで

思いやりの交換と
思い 思われの循環は

乾き始めた細胞に
潤いをもたらす









隙間が埋まって

移りゆく心模様も肌で感じながら

「生きる」を
あなたと共に






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過去

過去

思い出はつくらず

思い出は残さず

思い出に囚われず

思いはいつも新しく今であれ

大安の雨

大安の雨

酷暑を祓う雨

久しぶりに地を潤す

雨音はたたき

残る暑さを流す

祓いの雨が音を流す

短編: 手を繋ぐ片想い

短編: 手を繋ぐ片想い

花火と手が繋がった瞬間、瑠美の心は高鳴った。
夜空に打ち上がる色とりどりの花火が、まるで瑠美の気持ちを映し出すかのように輝いている。

「一緒に見られて嬉しい」 
瑠美は言いたかったが、言葉を口の中で留める。
代わりに瑠美は歩夢の手を強く握りしめた。

歩夢はこちらを向き、優しく握り返してくれる。
言わなくても通じ合うものがあると感じた。

歩夢の温もりが、瑠美の心にじんわりと広がる。
しかし温も

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挑戦してみる

挑戦してみる

やれることすら
続けることは簡単じゃない

やりたいことを
始めることはもっと難しい

その一歩先にある気持ちが
行動を連れ出さないといけないこと

そして
そのための情熱を持つこと

そんなところが難しいんだと思う

その重さも慣性の法則みたいに
動き出した違う自分を

イメージしてみる…

イキヅラサ

イキヅラサ

どうしても
馴染めない空気があって

なるべく
その空気を吸わないように

生きていきたいんだけど

どこに行っても
そんな空気があるとこばかり

合わない空気は

苦しいし辛いし
息が出来なくなる

どうしたら
馴染めるようになるのか

まだ
わからないでいることを

ほんとは
誰かに気付いて欲しい…

花火の音

花火の音

どこかで打ち上がる花火の音

ちゃんと花火を見に行ったのは
いつだったか忘れてしまうほど…

人混みも蒸し暑さも

花火が咲き乱れることで
全部がワクワクした光景に変わる

いつか一緒に見に行った
あの夏の花火が一番好き

どこかで打ち上がる花火の音は

記憶の中の花火を揺らしてくれる…

記憶のシステム

記憶のシステム

そこにあったはずの
情景や時間や五感

記憶とは…

確実にあったその出来事を
とどめておくには

曖昧で儚い

それでも心から楽しいことや
大好きだったことは

いつしか無駄な記憶は枯れてしまい
花々しい美しさが段々と助長されて

記憶のフィクションになる

それも
幸せの欠片としては悪くない…

摂理

摂理

咲く花も散る花も
生命を全うすることは変わらない

咲くも散るも道理は一つ
自然のままにしたがう命でしかない

自らの命を信じ
宇宙の摂理のままに生きる

誠こそ摂理
自然の摂理こそ真理であろう

魂は誠の意思
誠こそ摂理の意思

縁も摂理の意思
愛は摂理の発動なのだ

意思は言霊に宿り
言霊が縁を結ぶ

扉は開き
起きてくる

悠然と必然と
自ら然りと進む道

偽り無きは成し遂げ
偽り有るは成就

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流れる

流れる

時の流れに心をまかせ
空の流れに心を委ねる

空を雲が流れ
鳥は大空を飛翔し

雲は空にただ浮かび
景色はすべて水の中

雲も鳥も争わず
流れる水は腐ることは無い

流れる水はあらそわず
流れる先を争いもしない

流れのままに後を求めず
振り返らず淡々と流れゆく

意図せず計らず
優劣もなく淡々と流れゆく

思いと生まれし
心配と弱気は恐れを創り

想いから生まれし
生きる力は優しさを創る

流れ

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大暑

大暑

蝉の声がにぎやかだ

空には夏の雲

気温は35℃

暑気が最も厳しい大暑を迎えた

暑さに音は無く

暑さに色も無く

暑さは氣

音も色もつけるのは気の持ちかた

おもしろい

しかし暑い

どうなっているのかな

今日もありがとう

孤独感…

孤独感…

寂しい…という気持ちは

人との繋がりなしでは
生きられないということ

人の温もりを求めたりすること

叶った時の幸福感と
失った時の喪失感は

元々同じところにある心で

きっとその駆け引きが
心の中に備わっている

それなのに
独りになることを選択して

息苦しくなる

ほんとは逃げたい…

雨

あめはふる

おとのひびきは

みなもおと

ひびくみなおと

わがこころおと

激しい雨の降る日は休みをほっする

遠い記憶の自然な慣わしなのだろう

身体も精神も自然に戻るのも一つの興かな

『とりにも種類があり』

『とりにも種類があり』

地を這うとり
海の上を軽やかに飛ぶとり
水の中に潜るとり
様々な
飛べないとり

飛べないとりにも
理由がある

進化の過程で
そうなったもの

環境変化に対応して
身についたもの

生きていく証なのか

生存競争に勝つため

なのだろうか

とりたちにも

其々言い分がある

無理して

飛べるようにならない

一生懸命努力して

水に潜れるように

なりたいとも思わない

それがいいのだろう

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