岡本実希

発達障害のお子さんが通う学習塾で働きながらライターをしています。子どもをまるごと、あり…

岡本実希

発達障害のお子さんが通う学習塾で働きながらライターをしています。子どもをまるごと、ありのまま肯定的に受け止められる親フェチ。http://un-control.com で「これまでの常識やルールにとらわれない教育のかたち」を紹介しています。ライティング編集のことにも興味があります

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記事一覧

親はもっと子どもの「好き嫌い」を信じてもいい~ゲーム好きな息子と一緒にホームスクールを選んだ、ただひとつの理由~

今回インタビューをさせていただいたのは、小学1年生のゆうと君とそのお母さんである枝里さん。 小学校1年生のゆうと君は、マインクラフトやゼルダの伝説が大好きな男の…

岡本実希
5年前
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人生をかけて紡がれた言葉をいただくという感覚#soar応援

こちらの記事には、ウェブメディアsoarの3周年に向けて、soarメンバーやsoarライター・編集者がsoarへの思いを綴ったコラムを掲載しています。 突然だけれど、私はすごく…

岡本実希
5年前
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デンマークの小学校で行われる超本格的な買い物ゲーム「遊ぶように学ぶ」を実現する授業設計のコツとは

授業に「遊び」を取り入れ、子どもたちが主体的に学ぶことを重視しているデンマークのビルンインターナショナルスクール。 前編ではクラス委員の仕事を行うと給料が発生し…

岡本実希
5年前
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教室を熱帯雨林に改造!?アートの力で個性を伸ばすクリエイティブ・アート・チャータースクール

「熱帯雨林をテーマにした学習では、段ボールや紙を使い、実際に教室を熱帯雨林のように改造しました。そのほかにも、頭蓋骨の形から熱帯雨林の生物の食べ物を予想したり、…

岡本実希
5年前
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クラス係の仕事をすると、給与がもらえる!?デンマークの小学校で行われる驚きの授業とは

――塾に通う高校生2年生に『勉強は好きですか』と聞いたんです。すると、84%もの生徒が『勉強が嫌いだ』と答えました。 これって、すごいことだと思いませんか? だって…

岡本実希
5年前
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2020年~センター試験であたらしく評価される「思考力」と「主体性」

今日も、un-controlの次の記事の取材にいってきました。 取材の最中にちょうど大学入試のはなしになったのですが、彼から、 「2020年から今の大学入試のセンター試験なく…

岡本実希
6年前
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教材はYoutube!?マレーシアのフリースクールで「好き」をつきつめる健太君の新しい学びのかたち

【言われたことを覚えるのではなく、好きなことをつきつめて学ぶしあわせ】 今回お話を伺ったのは、マレーシアのプログラミング・理数系のフリースクールで学ぶ健太君とそ…

岡本実希
6年前
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2018年。子どもが抑圧されず、ありのままで生きるために考えたいことリスト

2017年12月末に「子どもが抑圧されず、ありのままで生きる」ための学びや教育のかたちをとどけるサイトをはじめました。 年末にもある親御さんとお子さんにインタビューを…

岡本実希
6年前
9

プロフィールと今まで書いた記事

●自主制作サイト●un-control●執筆●【家族問題・虐待】・我が子を置き去りにして死亡させた母親…その彼女が見せた「母親らしさ」(Conobie) ・ ショルダーマンガ家・…

岡本実希
6年前
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最終的に人を動かすのは、その人が日々選択している言葉の連なりなんじゃないか

最近「他者の力を引き出すとは」ということが気になっていろいろ考えている。チームのみんなや接している子どもたちに、自分の考えを押し付けたくもないし、とはいえ、まっ…

岡本実希
6年前
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レッジョ・エミリアアプローチとモンテッソーリって何が違うんだろう

少し前、将棋の藤井聡太四段の連勝が話題となっていた。その時一緒に話題となっていたのが、藤井四段が受けていたという教育法「モンテッソーリ」。 天才児を育てた教育法…

岡本実希
6年前
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親はもっと子どもの「好き嫌い」を信じてもいい~ゲーム好きな息子と一緒にホームスクールを選んだ、ただひとつの理由~

親はもっと子どもの「好き嫌い」を信じてもいい~ゲーム好きな息子と一緒にホームスクールを選んだ、ただひとつの理由~

今回インタビューをさせていただいたのは、小学1年生のゆうと君とそのお母さんである枝里さん。

小学校1年生のゆうと君は、マインクラフトやゼルダの伝説が大好きな男の子。

現在は学校には行かず、好きな学びの場を自由に組み合わせるホームスクールで学んでいます。今は大好きなゲームの実況動画づくりにも挑戦中。

私がおふたりのことを知ったのは、枝里さんのツイッターがきっかけでした。

――漢字を読めるよう

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人生をかけて紡がれた言葉をいただくという感覚#soar応援

人生をかけて紡がれた言葉をいただくという感覚#soar応援

こちらの記事には、ウェブメディアsoarの3周年に向けて、soarメンバーやsoarライター・編集者がsoarへの思いを綴ったコラムを掲載しています。

突然だけれど、私はすごく落ち込みやすい性格だ。1週間のうち5日くらいは何かに悩んでいるし、考え事を書きだしているノートは数か月で埋め尽くされてしまうこともある。

そんな私が、お守りのようにして見ているメディアがある。それがsoarだ。

soa

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デンマークの小学校で行われる超本格的な買い物ゲーム「遊ぶように学ぶ」を実現する授業設計のコツとは

デンマークの小学校で行われる超本格的な買い物ゲーム「遊ぶように学ぶ」を実現する授業設計のコツとは

授業に「遊び」を取り入れ、子どもたちが主体的に学ぶことを重視しているデンマークのビルンインターナショナルスクール。

前編ではクラス委員の仕事を行うと給料が発生したり、その給料から税金を支払ったり、クラスのなかで品物の売買が行われたり…と、遊びながらもまさに「社会」を経験できる授業の様子を紹介した。

後編では「買いたいものがあるのにお金が足りない!」「お金がなくて税金が払えない…」といった問題に

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教室を熱帯雨林に改造!?アートの力で個性を伸ばすクリエイティブ・アート・チャータースクール

教室を熱帯雨林に改造!?アートの力で個性を伸ばすクリエイティブ・アート・チャータースクール

「熱帯雨林をテーマにした学習では、段ボールや紙を使い、実際に教室を熱帯雨林のように改造しました。そのほかにも、頭蓋骨の形から熱帯雨林の生物の食べ物を予想したり、熱帯雨林に関する本を読んで調査したりする方法などをプロジェクトのなかで学んでいきます」

聞くだけでワクワクするようなプログラムを行うのは、サンフランシスコにあるクリエイティブ・アート・チャーター・スクールだ。1994年に芸術を中心に据えた

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クラス係の仕事をすると、給与がもらえる!?デンマークの小学校で行われる驚きの授業とは

クラス係の仕事をすると、給与がもらえる!?デンマークの小学校で行われる驚きの授業とは

――塾に通う高校生2年生に『勉強は好きですか』と聞いたんです。すると、84%もの生徒が『勉強が嫌いだ』と答えました。

これって、すごいことだと思いませんか?

だって11年間ほぼ毎日勉強して、最終的に80%以上の人が勉強が嫌いになるということなんですから。

これは「ビリギャル」の著者である坪田信貴先生のあるインタビューのなかでのコメントだ。あなたは勉強が好きな20%、嫌いな80%、どちらに入る

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2020年~センター試験であたらしく評価される「思考力」と「主体性」

2020年~センター試験であたらしく評価される「思考力」と「主体性」

今日も、un-controlの次の記事の取材にいってきました。

取材の最中にちょうど大学入試のはなしになったのですが、彼から、

「2020年から今の大学入試のセンター試験なくなるんですよ!」

という話を聞き、びっくり。

そういえば以前に「センター試験変わるらしい」という噂を聞いたものの、教育業界にいながら不勉強で恥ずかしながら詳しい改革内容を知らず…(;´・ω・)

とはいえ、「自由な教育

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教材はYoutube!?マレーシアのフリースクールで「好き」をつきつめる健太君の新しい学びのかたち

教材はYoutube!?マレーシアのフリースクールで「好き」をつきつめる健太君の新しい学びのかたち

【言われたことを覚えるのではなく、好きなことをつきつめて学ぶしあわせ】

今回お話を伺ったのは、マレーシアのプログラミング・理数系のフリースクールで学ぶ健太君とそのお母さん響子さん。

きっかけは、響子さんこんなブログを拝見したことでした。

「今回の転校は息子の強い希望で決めました。そのためか、毎日遅くまで残って勉強したがり、土日も来ています。

1日10時間は勉強してるんじゃないかな。あまりに

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2018年。子どもが抑圧されず、ありのままで生きるために考えたいことリスト

2018年。子どもが抑圧されず、ありのままで生きるために考えたいことリスト

2017年12月末に「子どもが抑圧されず、ありのままで生きる」ための学びや教育のかたちをとどけるサイトをはじめました。

年末にもある親御さんとお子さんにインタビューをさせていただいたのですが、ほんとおおおに素敵で。まだそのときの興奮冷めやらない。ほ~、こういう時間が、わたしのしあわせ。

またそれは、別途お知らせさせていただくとして。

その前後に、自分ってどんなこと気になってるんだろう、という

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プロフィールと今まで書いた記事

プロフィールと今まで書いた記事

●自主制作サイト●un-control●執筆●【家族問題・虐待】・我が子を置き去りにして死亡させた母親…その彼女が見せた「母親らしさ」(Conobie)

・ ショルダーマンガ家・ヤマダカナンさんインタビュー(ウートピ)
「母になるのがおそろしい」母を嫌いな私が、母になるまで

・親子の関係性が不安なとき、誰に頼ったらいい?”最良の家族のかたち”を見つける「家族再統合」に取り組むチャイルドリソース

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最終的に人を動かすのは、その人が日々選択している言葉の連なりなんじゃないか

最終的に人を動かすのは、その人が日々選択している言葉の連なりなんじゃないか

最近「他者の力を引き出すとは」ということが気になっていろいろ考えている。チームのみんなや接している子どもたちに、自分の考えを押し付けたくもないし、とはいえ、まったく干渉しない、というのも違うなと思う。

今とは違う、もっともっといい方法があるんじゃないかなあ。

そんなとき、「ああ、これは」という本に出会い、すぐに買ってしまった。

力を引き出すのがうまいとか、あの人といると伸びると言わせる人たち

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レッジョ・エミリアアプローチとモンテッソーリって何が違うんだろう

レッジョ・エミリアアプローチとモンテッソーリって何が違うんだろう

少し前、将棋の藤井聡太四段の連勝が話題となっていた。その時一緒に話題となっていたのが、藤井四段が受けていたという教育法「モンテッソーリ」。

天才児を育てた教育法として…というよりは、あそこまで好きなものに打ち込む才能を邪魔しない、つぶさない教育法ってどんなものなんだろう…と少し気になっていた。

最近、目にとまった本を少しずつ読み進めていくと、レッジョ・エミリアアプローチに、モンテッソーリ、サド

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