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人生をかけて紡がれた言葉をいただくという感覚#soar応援

こちらの記事には、ウェブメディアsoarの3周年に向けて、soarメンバーやsoarライター・編集者がsoarへの思いを綴ったコラムを掲載しています。

突然だけれど、私はすごく落ち込みやすい性格だ。1週間のうち5日くらいは何かに悩んでいるし、考え事を書きだしているノートは数か月で埋め尽くされてしまうこともある。

そんな私が、お守りのようにして見ているメディアがある。それがsoarだ。

soarは、病気や障害、家族問題など様々な要因からその可能性に蓋をされてしまいがちな方の「可能性が広がる瞬間」を捉え、伝えているメディアだ。

そこで紹介される方々は、歩んできた道のりも、経験したことももちろん私とは違うし、私とはくらべものにならないくらい辛い経験をされた方が多い。でも、その方々が人生の中で紡いでこられた言葉に、私はとても救われることが多い。

そして、ちょっと自分が嫌いになりそうなときに、心の中からその言葉を引っ張り出してきては、一呼吸置くようにしている。

たとえば。

双極性障害Ⅱ型という精神疾患をもつますぶちさんの記事からは「自分のことは好きじゃないけど、嫌いじゃない。それでいい」という考え方や「好きなことをして少しずつ、自分を嫌いになりにくくする実験をする」ことの大切さを教えてもらった。

咲セリさんの記事からは「どんな私も愛すること。誰かの役に立つためじゃなくて、自分のために」という言葉をもらい、誰かの役にたつこと、をいちばんに考えなくてもいいということを教えてもらった。

菊川恵さんの記事では「『生きづらさ』を悪者にするのではなく、自分の大切なアイデンティティとして光を当てられたら、きっと何か変わる」という言葉をもらい、そんな考え方もあるのか、と素敵な驚きをいただいた。

そしてsoarといえば…の「べてるの家」の記事では、「順調に問題だらけ」「自分の声を聞いて、“ちゃんと”自分助けをする」という言葉を知り、ミスをするたびに新鮮な気持ちで驚いて落ち込める私の大切なお守りになっている。

いろんな方が自分の人生をかけて紡いだ大切な、大切な言葉を、少しだけ分けていただくような感覚。それが私にとってsoarの記事を読むということだ。

もちろん私はその方々と同じ経験をしたわけではない。でもsoarでは、その方の経験だけではなく、人との出会いや出来事のなかでどのように考え方が変わっていき、そこで何を感じたのか、が丁寧に描かれている。

だからこそ

「背景は違うけれど、この感情や感覚は私も感じたことがあるかも」

という気づきにつながりやすいのかもしれない。

そんなふうに勝手ながら他の方が人生を通して見つけ出した言葉をいただき、ちょっとした気づきを積み重ねていくことで、自分にも、そしてほかの人にもちょっと優しくなれる気がしている。

そして、私自身もライターとして、自分の人生が変えた言葉をくれた人の元に取材にいき、記事にすることで、少しでも多くの人に言葉を届けられたらいいなと思っている。

そんなsoarは12月22日で3周年。おめでとうございます。そしてこれからもどうぞよろしくお願いします。

soarでは、2018年12月22日に迎えるメディアオープン3周年に向けて、みなさんの応援の声を集め、より多くの人にsoarのことを知ってもらえる「#soar応援」キャンペーンを実施中です!寄付での応援も募集しています。詳細はこちら

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