24.人に与える影響力(その3)

ある日、ジム全体でのイベントが開催されると言われた。

わかりやすく言うと、「before→after大会」。

もちろん参加する気など全くない私。でも、書類だけ出したいというトレーナーの言葉に渋々承諾。

まさかの書類審査通過。そして２次審査に進んだ。

２次審査は苦手なスピーチ。

スピーチの内容を考えるより、人前でしゃべるのがあり得ない。

文章は私の今の気持ちをそのまま書いたら良いということ。

いざ書き出すと、スラスラスラスラ書けること書けること。

読み返すと自分でも驚くぐらいトレーナーへの「感謝の気持ち」が書かれてあった。

今まで自分の人生を「憎み」、周りの人間を「恨む」生活を送り続けていた私が、まさか私に「感謝の気持ち」があったとは・・・

２次審査当日。今出せる力を思いっきり出した。人前で声が出せるか、、、

「出た出た！声！」というのが私の感想。

周りを見ると、審査員、係員、参加者が私のスピーチで泣いていた。

後日、スタッフ会議で私のスピーチが流れたらしく、泣いている人がたくさんいたと聞かされた。

そして、まさかの本選出場。約3000人の応募の中から20名に選ばれた。

東京の某大ホール。またまた苦手なスピーチ。

入賞は出来なかったが、私の変化に驚くスタッフ達。

 私の日々の頑張りが、私の担当トレーナーだけではなく、店舗スタッフに大きな影響を与え士気を上げていたらしい。

それだけではなく、本選出場した私のスピーチでたくさんのスタッフの士気も上げていたらしい。

 私の頑張りが、周りの人に影響するんだと初めて知った。

 

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