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北海道旅行

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2024年7月 北海道旅行についてのエッセイです。
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最北端。

最北端。

北海道の旅をしている。

昨日、私は日本の最北端にいた。

なんて、涼しい土地なんだろう。

気温はもちろんだが、

雰囲気が涼しい。

私を受け入れるのでも、
突き放すのでもない最北端の地は、
凛と澄み渡っていた。

水も冷たく、
魚も色があまりない。

それでも、
だからこそか、
命の強さを感じる。

去年の今頃は、
最南端へと行った。

あの地は暖かく、
魚の色も多い土地。

最北端と最南端

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利尻富士と礼文島によせて。

利尻富士と礼文島によせて。

今まで、色んな土地に旅に行きました。

でも、今回で、
礼文島が一番大好きな土地になりました。

青い海と山の緑。
そしてたくさんのお花。

優しい人たち。

礼文島は、
なんと2ヶ月ぶりくらいの晴れだったらしい。

私は、
自他共に認める晴れ女なので、

絶対晴れると思ってたけれど、

本当に素晴らしい壮大な景色を見せてくれた礼文島には感謝してもしきれない。

やっと晴れた、
礼文島に夏が来た。

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稚内から名寄への道。

稚内から名寄への道。

利尻、礼文の島旅を終えました。

稚内までフェリーで戻ると、
なんだか日常に戻ってきた感じがしました。

私たちにとって、
稚内も数日前まで知らない土地であったのに。

美味しい海鮮丼を食べ、
港の街が見える温泉に入りました。

そしていざ、
名寄へ行かん!

なよろ
だということを礼文島で知りました。

礼文島を去り、
どこへ行くのかと尋ねられたからです。

何度も確認しても未だに、
なより と

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ラベンダーのかほり。

ラベンダーのかほり。

さて、
富良野でのお話に入ります。

北海道の旅も折り返し地点を迎えました。

旭川、美瑛、富良野となります。

この地域は、
北海道の中では、
私にとって馴染みのある土地です。

おそらく、
初めて来たのは小学生の時でしょうか。

家族で来た覚えがある。

満開の花たちに出会う

なんだか思い出すのは、

おばあちゃんの顔。

おばあちゃんはお花が大好きで、

実家のすぐ近くの祖父母の家は、

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道中での出会い、士別。

道中での出会い、士別。

順番が前後しました。

名寄から旭川に向かう迄に、
士別を通りました。

元々、
北海道に詳しくないので、

士別に立ち寄ることも
考えていなかったのですが、

羊が見れる場所があるということで、
士別のサフォークランドに立ち寄りました。

本当に羊が放牧されていて、
とても感動しました。

昨年行った八重山諸島の黒島や
朝霧高原などで、

牛が放牧されているのを
見ることはありましたが、

羊の

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夜の小樽で。

夜の小樽で。

いくら楽しい旅でも、

疲れというものは蓄積します。

一人で夜、小樽を歩きました。

夜の運河、夜のジンギスカン。

一人はもちろん好きなんだけれど、
綺麗なもの、美味しいものに出会った時に、
もう一人では満足できません。

脳裏にはあなたがいて、

この綺麗な景色見せてあげたい。

こんなに美味しいもの食べてみてほしい。

一人でも、いつも心にはあなたがいる。

喧嘩したあの小樽の夜は、
寂し

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はるばる来たぜ函館。

はるばる来たぜ函館。

最終の地。

函館。

10日間の北海道旅行も、
終わりを迎えようとしています。

では、
小樽から函館へ参りましょうか。

朝の小樽は二人で歩きました。
素敵でした。

一番欲しかった
言葉をもらったりして、

それは、
まだみんなには秘密にするけれども。

いざ函館へ。

またまた長い道のりでした。

私は運転が出来ないので、
いつも助手席。

でも、
あなたの隣の助手席が
世界で一番好き。

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我ら最強のタッグ!?

我ら最強のタッグ!?

旅を終えて、
家につきました。

まずは、ありがとう。

その気持ちでいっぱい。

快く長期休みを取らせてくれた会社、

いつでもお家で待っててくれる家族、

かわいい我らのペットもね。

そして旅先で出会った人びと。

きっともう2度と会えないかもしれない。

そしてお互いに忘れていくかもしれない。

でも、旅人として
あなたたちに会ったことは、

私たちの人生の一部になっている。

それは紛れ

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