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リド君の5,000ルピア
数週間前。
娘の改名手続きが終わったので、小学校へ報告へ行ったときのこと。
学校移転時に植えた樹々が私の背丈を超えて、濃い緑の葉をつけていた。
少しかがんで一本の木の下をとおると、職員室のある校舎の前だ。
休み時間なのか、教室の前にも職員室の前にも児童たちがいて、ザワザワとほどよく騒がしかった。
校舎前のテラスで、近所の市場の裏に住むリド君(仮名)が「おばちゃーん」と高い声で駆け寄ってきた。
ジャックフルーツと恥じらい
数日前の朝、夫の友人で観光客のドライバーとして仕事をしているアグスがフラッと我が家へやってきた。
「ちょっと待ってね、夫は今シャワー浴びてるの」
夫に用事があるんだろうとそう声をかけると、彼は「ちがうちがう」と笑って、大きな袋を差し出した。サンタクロースが手にしている白い袋ほどの大きさだ。
「庭でとれたんだ、みんなで食べてよ」
袋を開けると大きなジャックフルーツが入っていた。
わ~、立派な