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総括研修&活動報告会 レポート

2月と3月に地球緑化センターでインターンをしていた日本女子大学2年の田中藍さんに、3/11(木)の総括研修と3/13(土)の活動報告会を通じて参加した感想を書いてもらいました。ご覧ください。

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総括研修の2日間を通して、私が感じたことをまとめてみました。

3月11日は隊員の皆さんの個人発表を聞いたり、隊員の方々やゲストでいらっしゃった方と少しお話をさせていただきました。

私は、この「緑のふるさと協力隊」の活動を知ったとき、一番最初に思ったことは『参加している人はすごい』ということでした。若いときの1年というのは、とても内容の濃いものだと思いますし、その1年を、今まで馴染んできている環境や土地を離れて、しかも一人で農山村で生活するという決断は、私だったら絶対にできないと思いました。

しかし隊員の方々が顔を輝かせながら発表していたのを見て、私には計り知れないほどたくさんの経験をして吸収してきたんだ、と分かりました。私は、隊員の皆さんが派遣されるまえのことを知らないので、比較することはできなかったのですが、事前研修で講師をされた全国町村会の小野さんは『みんな、顔つきが変わった。たくましくなって、自信に満ちた顔をしている』と話されていて、参加前よりもたくさんのことを経験したんだということが伝わってきました。

私と年齢の近い隊員の方もいました。でも、同世代と思えないくらい頼りがいもあって、しっかりした人だという印象を受けました。私自身は、自分の意見をあまり持ってなかったり、持っていたとしてもちゃんと言うことが苦手だと思っています。でも隊員の方と話していると、皆さんちゃんと自分の意見や考えを持っていて、自分自身のこともよく理解されているのだと感じました。「緑のふるさと協力隊」は、自分の芯を作るきっかけにもなるのだと感じました。

また農山村の魅力について話す隊員の発表がありました。私は農山村で暮らした経験がなく、持っていたイメージは「穏やかな人が多そう」という感じでした。でも発表を聞いているうちに、個性的な人がたくさんいて、自分の芯をちゃんと持っている人が多いのかな、と感じるようになってきました。もちろん、実際に会ってみないとどんな人か、性格とかは分からないと思いますが、私も、そんな個性あふれる人方々に会ってみたいと思うようになりました。

隊員の皆さんの話は、どれも実体験に基づいたお話しで、その生の声を聞くことができて、とても貴重な機会でした。そして、いつの間にか私も農山村の暮らしに惹かれていっていることに気づきました。

私の地元は山口県山口市です。でも中心部からちょっと離れると、隊員の皆さんが目にした景色が広がっています。今まではあまり考えたこともなかったのですが、今度地元に帰ったときは、その地域の自然や環境、人に触れ、たくさんのことを吸収してみたい、と思いました。

13日(土)の活動報告会には、「緑のふるさと協力隊」のOBOGの方々がお手伝いに来ていました。それを知って、この「緑のふるさと協力隊」というプログラムは、何から何まで人との繋がりの上で成り立っているのだということを強く感じました。

これまでの私は、そこまで人との繋がりというものを意識してなく、出会いや別れを繰り返してきました。学校を卒業したあとも、友達に連絡しようと思っていても、何となく連絡しにくくなってしまって、そのままになったり、変に気を遣ってしまってそれっきりになってしまうとか。このままだと大人になって、その繋がりのことなど忘れてしまうのかもしれないと思いました。

しかし隊員の方々を聞いたり、OBOGの方との会話や、OBOGと地球緑化センターとの関わりを見ると、その繋がりは強いものだと感じました。繋がりは人を助けもするし、助けられもする、ということをこの研修を通して学びました。

考えてみると、あまり連絡の来ない友達から連絡が来たら、嬉しいと思う人の方が多いのかもしれません。だったら、これからは変に気を遣うことなく、もっと気軽に友達に声をかけたり、卒業してしまった先輩に久しぶりに連絡を取ってみたり、そうできる人になりたいと思いました。

1つの連絡から、何か変わるかもしれません。

緑のふるさと協力隊に参加された皆さんの話を聞いて、人との繋がり、関わり方をもっともっと大切にして過ごしていきたいと、今では思っています。

貴重な機会に参加させていただき、本当にありがとうございました。

            日本女子大学 人間社会学部 田中 藍
 
 

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